<こひつじかい>スキーキャンプ ロングステイ12日目

2020年4月11日

《最終日》
4月8日 ロングステイ最終日
手入れをしていただいた自前のスキー靴や、スキー板がケースに入りおいてある玄関を最後の朝の散歩に子ども達は飛び出していきました。山を見ながら深呼吸をしたり、ランニングをしたり元気な声も響いています。段ボールの中も、洗濯もすませたものが、きれいに詰められました。しばらくは思いっきり外で過ごせないかもしれないことを、日々のニュースで感じているので、帰りの準備をすませると外遊びを始めました。安心して遊べる場所があることは、どんなにうれしいことでしょう。そして、厨房のお掃除をしているときに伺った使い終わった油が石鹸になること、それをロッジラーのお母さんが作っていることを思い出し、ロッジラーへお買い物へ。
お母さんが一人一人にきれいなリボンがけのラップをした石鹸を用意してくださっていました。使い終わった油は捨ててしまうものですが、この石鹸でシンクや、油汚れの部分を磨くとピカピカになるそうで、帰宅後のお手伝いの大切なアイテムになりました。こんなところでリメークできる知恵をいただきました。ひと遊びした後は、泥だらけになった洋服を最後にお洗濯。その間は、窓の外に広がった山並みを見ながら、課題に取り組みます。
そうこうしているうちに、4台の車が並んでロッジめがけてやってきました。今回は、お父さま、お母さま方が妙高まで迎車を出してくださいました。子ども達が、楽しみながらも、懸命に過ごしてきた様子を見ていただき、手作り特製のランチをご一緒しました。大きなお鍋の数々をモリモリ食べる、食後はてきぱき片づけをする様子をみて、成長を感じてくださったことでしょう。大変お世話になった校長先生やうっきーに皆が思い出を描いた絵とビリーブの歌をお礼に歌う姿をみて、、きっと月日が流れ、この仲間とあったときに、仲間同士で大切に作った思い出を思い出話として話せる宝を、玉手箱にしまってほしいと思いました。
山々を後に、分散して帰路に着きました。途中の休憩でも、皆が仲良く別れがたい様子をお迎えに来てくださった保護者の皆様にお見せできたことは、ほんの少しの瞬間ですが、ご両親もほっとされたことだと思います。この日は、スーパームーン。今までの景色とは別に、ビルの合間から、大きなきれいな月を見ました。

20周年という節目のスキーキャンプ。25日に出発したときには、想像もしていませんでしたが、気が付けば本物のロングステイになっていました。
たくさんの方々の支えで、皆が無事に過ごすことが出来ました。
貸し切り状態のスキー場で、雪のコンディションもよく、お天気にも恵まれたこの環境の中で、今年の参加の子ども達皆が、一回り成長し、そしてスキーの技術面では想像を遥かに超えて上達しました。
初めてスキーをはいた子ども達も、2日目にはリフトに搭乗。3歳だって、お兄さま、お姉さまに負けないくらいたくさん練習を積みました。こんなに頑張れたことは、当たり前ではありません。たくさんの条件がそろったからこそ実現出来ました。
その中の一番大切な条件は、子ども達の前向きながんばり、「やりたい!滑りたい!」そして何よりも「スキーが大好き!」という気持ちでしょう。この気持ちが持てたからこそとこと滑ることを楽しめました。

生活面でも、キンダーさんが、トイレの使い方のお手本になってくれたり、スリッパを並べる、皆でお洗濯ものをたたむなどなど、一丸となって過ごしました。お部屋や段ボールの整理整頓もリーダーの大学生たちが、子ども達が寝静まった後も、丁寧に整えていました。お手伝いのお姉さまは年長さんの時から参加してくださっています。自分たちも体験したからこそ、指示のままに動くのではなくとてもスムーズに動き、楽しいキャンプができたこと、振り返るとたくさんの感謝しかありません。

世界が一日も早く落ち着いて安心して過ごせる毎日になるためにも、ピンチをチャンスに!かえられることを、シンプルに日本人としての素晴らしい忘れかけていたことを思い出しながら、丁寧に前に進んで行きたいと思います。

妙高では、セキュアベースを作ることが出来ました。ご自宅で過ごす時間がふえているいま、安心できるセキュアベースを整えてみてください。

磯邊季里 @ 2020年04月11日 21:54 コメント: (0)

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