【食育・ワジック教室】春コース第3回は「たけのこ御膳」

2024年4月7日

春ワジック第3回。まずは春の山菜の観察から始まります。福岡県の糸島というところから、春がぎゅっと詰まった宝箱が届きました!ふき、わらび、岩ぜんまいなど、それぞれどんな形をしてるかな、何ににてるかなと見て触りながら考えました。「ぜんまいを二つ合わせるとメガネみたい!」「魔法の杖かもー」と想像力豊かな子どもの発言がたくさん聞こえてきます。お弁当箱の歌に出てくる「筋のとおったふーき♪」と名前は知っていても見たことがなかったふきも知ることができました。

 次はお米の下準備。まず2合量ります。お米はさらさらと音がなりながら羽釜の中に吸い込まれていきます。そこに水をいれるとお水を吸ったお米は白くなって、触ると気持ちがいいみたいです。こういったお米が変化していく様子もこどもたちは楽しみます。

 次は今回のワジックメインのたけのこの調理です。生のたけのこに比べ、米糠で一緒に茹でておいたたけのこは柔らかくなっていました。
色変わってるかな?米糠はどろどろしてるー、けど手つるつるになるかもね!と不思議そうにしていました。煮たたけのこを少し味見してみると「甘くて美味しい!おかわりできる?」と新鮮なたけのこの甘さに驚きます。
 この茹でた筍の皮を剥いてよく見るたけのこの姿に変身させます。たけのこのとんがりのところを覚えて…そこを目印に皮を切ります。最初は硬い筍の皮を切るのが大変そうでしたがギコギコとコツを掴んで自分だけの力で切っていました。たけのこの皮は何枚むけばいいんだろう!雪だるまみたい!と言いながら小さなかわいいたけのこを作ります。

 そのたけのこを下準備した羽釜のお米の上にのせて火にかけます。時間が経つと炊いていたごはんがぐつぐつと音をたてはじめました。釜の周りについた水滴は熱さで動いていて、踊ってる!くるくる回ってるみたい。と楽しそうにしていました。最後にお米はぱちぱちと言っているのが聞こえたらみんなで10秒数えて…たけのこごはんの完成!

 最初に観察したふきとつわはまず板摺します。ふきに塩をかけて、ぐりぐりぐりと手で転がします。板摺の音はどんな音?ボールが転がってるみたいな音。ゴロゴロっていってると耳できいた音を上手に言葉で表現していました。板摺を終えたふきは筋をとります。ふーっ、すーっと筋はするするっととれていきます。つわの方がふきよりむくのが難しいことを比較して発見しました。

 みんなでテーブルの準備や盛り付けをして準備満タン。今回の献立はたけのこご飯、人参と新玉葱ののお味噌汁、山菜、鶏肉の照り焼き串、わかめとたけのこの若竹煮、菜の花のおひたしです。食材の種類が豊富なうえ、初めて挑戦する食べ物も多かったのですが、自分たちで作ったからか臆することなく食べていました。その中でふきを口に入れるとみんな顔を歪めます。春の山菜は苦いことを食べて知りました。何でも「美味しい」だけでなく、自分の舌で沢山の味を感じて表現していってほしいと思います。
大好評のたけのこご飯はほとんどみんなおかわりし羽釜は空っぽに!
最後は大きな声でご馳走様でした!と元気に今回のワジックを終えました。

2024.4.6の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240406_ワジック教室春③「たけのこ御膳」
閲覧期限:2024年4月13日

磯邊季里 @ 2024年04月07日 10:04 コメント: (0)

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