<こひつじかい>スキーキャンプ ロングステイ11日目

2020年4月11日

《規則正しい生活その2》
4月7日
朝日が山並みからのぼりはじめるころ、妙高でも小鳥のさえずりが聞こえました。そして、窓の外にはたくさんのフキノトウが花を咲かせています。毎日同じ景色をみていると、様々なちょっとした変化に気が付きます。
今日一日をどんな一日にするか、大まかなスケジュールを立てておくことで、過ごし方がかわります。旅行にいったり、学校があったりするときは、必然的にタイムスケジュールを立てますが、よほどの予定が入らないとお休みの日は、なんとなく時間がながれてしまいます。勿論、ゆっくり流れていく時間も貴重ですが、ただ、だらだら過ごしてしまうことは、なんだかもったいない気がします。
毎日のルーテインを済ませた子ども達に、今日やりたいことを大まかに伝えました。いもり池へハイキング・お昼はお弁当・12時半に出発・18時に夕食
さあ、これを組み入れてスケジュールを子ども達が決めます。朝ご飯を作りながら、夜ご飯の準備、やらなくてはいけない課題もどこで時間を作るか、考えます。
「早起きは、三文の得」の言葉どおり、8時の朝食までに済ませられることが随分たくさんになってきました。年長さんも、自分で課題を取り組めるように小学生が教えてあげたり、お手本を見せることで少しずつ何をしたらよいかが分かってきました。
午前中の間に、お弁当を作ったり、夜のデザートのアイスクリームをつくったり、昨日とは違うプリンに挑戦したり、やり始めたことに夢中になって取り組んでいる姿があちらこちらで見られました。
こんな様子を見ていると、規則正しい生活が、身についているとお得時間が多くあることに気づきます。学校生活でも、お得をたくさん身に付けている子どもは、いろいろな場面で余裕ができるので、更に楽しみを得たり、知識を吸収したりしながら過ごすことができるでしょう。

ここでもう一つ大切な事は、規則正しい食生活です。しっかりと3食をいただくこと、バランスのよい食事をとることです。これが当たり前に身についていれば、心身ともに丈夫になるでしょう。そして 思いっきり身体も動かさなければバランスのよい成長に結びつかないでしょう。外にいけないから身体が動かせないのではなく、昔から行われているラジオ体操をすることだけでも、身体を動かすことができるでしょう。今、たくさんの規制がかかり、今までの当たり前に出来ていたことが出来なくなり、不便を感じるからこそ、たくさんの知恵を使って生活を整えてみてはどうでしょうか?体力、気力があれば、どんなこともやってみようという気持ちになります。規則正しい生活をしていれば、本当にやりたいことができます。是非子ども達にも、自分たちでスケジュールを決めて、自分で責任を持つ習慣をこの時期に付けられるようにしてほしいと思います。

このキャンプで、知らない言葉をたくさん発見しました。厨房の中、お掃除の道具 初めて見るものも山ほどありました。スキーに関わるものだって、こんなに長い間スキー場で過ごしたから、見て聞いて覚えました。年齢を重ねるから、言葉が増えるのではなく、たくさんの体験や経験をすれば、どんなに幼くてもたくさんの語彙が増えていきます。体験があるから、ただ言葉を知っているのではなく、映像や様子が加わってより鮮明になります。大人の物差しで、計るのではなく、幼少期には、たくさんの五感を磨く体験をしてみてはどうでしょうか。

磯邊季里 @ 2020年04月11日 21:23 コメント: (0)

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