【ワジック教室】春コース第1回は「ひなちらし」を作りました!

2024年3月3日

2024年の春コースが始まりました。
第1回目は雛祭り前日ということもあり、色鮮やかな雛ちらしを作りました。

普段はすでにお料理をされているものを目にする機会の方が多い子どもたちにとって、元となる食材には不思議なものが沢山あります。まずは乾物類。ワジック教室では、和食を作るので馴染みのある食材ですが、初めて目にする子には「これが食べ物?」とどうやって食べられるようになるのか想像がつかないものばかりです。今回は、干し椎茸と干瓢、お出汁をとるのに昆布も使いました。
初めての子たちは、干し椎茸は「石みたい」「軽い」、干瓢は「長すぎ」「縄跳びみたい」と水で戻す前と後の姿に実際に触れて様々な感想がとびだしました。一方で、昆布は毎回登場するので、「早くお出汁を取ろう」と当たり前のようにお水をいれたお鍋に入れていました。

次に今回はいつもと少し違う卵を使いました。見た目はいつもと同じ卵なので、子ども達はいつものようにボウルに割ってみます。すると「わ!2個出てきた!」と驚きの声があがりました。今回の卵は双子の卵で1個の卵の中に黄身が2つ入っていたのです。それぞれ割ってみると、2つの黄身がくっついて雪だるまのようになっていたり、2つの黄身の間にカラザがあってニコニコ顔のように見えたり、片方だけ割れてしまって宇宙人みたいだったりと大盛り上がりでした。「ここからは双子のひよこがうまれるの?」など不思議な卵を前に疑問がどんどん湧いてきました。

さっそくちらし寿司を彩りよくするための具材を準備していきます。
お料理をし始めると、同時に沢山の作業が行われます。今回は子ども達に「飾りつけに使う部品だから途中も美味しそうにしてね」と伝えました。例えば、切ったものをバットに入れておく時も、ただ山積みにするよりも、並べていれていったほうが美味しそうかな?など。どこまで伝わるかなと思っていたら、子ども達の作業がどんどん丁寧になって、「出来たよ!」と見せてくれた食材が整然と並んでいたのには驚かされました。
双子の卵は、まん丸お月様のような薄焼き卵に変身。さらにそれを細く切って錦糸卵にしました。黄身が2つあるといつもよりも黄色が濃いことも発見しました。

具材がそろったので、いよいよ雛ちらしを完成させていきます。
今回は扇の型ですし飯を抜くのに挑戦しました。ササの葉を敷いた上に型を置いて、すし飯をこんもり盛ったら、上からぎゅっと押します。そのあとはそーっと型を持ち上げて、きれいな扇型のすし飯が登場しました。微妙な力加減が必要でしたが、しっかり扇の形になっていました。
その上に飾り付けをしていきます。飾りつけは子ども達にお任せです。大好きな具材をたっぷりのせたり、全部の具材を端からきれいに並べていたりとそれぞれの性格がよく表れた雛ちらしが完成しました。

雛ちらしと一緒に蛤のお吸い物と菱餅をイメージしたデザートも作りました。
蛤はお出汁に入れてぱかっと貝が開く瞬間に興味津々。生きていないと開かないんだよというと、「生きてるからまた閉じちゃうの?」などまた新しい疑問がいっぱい。食事中も蛤のことで会話が盛り上がっていました。

デザートは桜とミルク、抹茶の三色ムースを作りました。これを担当したのは3歳の男の子。一つ一つ丁寧にスプーンですくっては、器の隅にまでちゃんと入るようにと工夫していて、ただ作業をするのではなく、色々考えているんだなぁと感心しました。ムースはとろとろしているから、少しゆするとさらに平らになることを発見すると、気に入って綺麗に三色を重ねてとっても美味しそうなデザートに仕上がりました!

机の上も、桃の花やお雛様のお盆とコースターを並べて、雛祭りの御膳が完成しました!
今日は雛祭り当日、それぞれのお家でも楽しい雛祭りを!

2024.3.2の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240302_ワジック教室春⓵「ひなちらし」
閲覧期限:2024年3月9日

磯邊季里 @ 2024年03月03日 11:37 コメント: (0)

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