<番外編>斑尾キャンプ体験レポート 1日目

2020年8月31日

今年も全日程を無事に終えた斑尾キャンプに、2日間ゲストを迎えました。
せっかくなのでお子さま達も一緒に、我々の仲間に入っていただきました。
普段とは異なる視点からのみる「斑尾キャンプ」を番外編としてお届けいたします!

1.夏合宿とは

毎年夏休みに、K&R ACADEMYが開催する夏合宿に参加してきました。
なんとこの合宿は1週間近く行われ、希望する場合は数週間も続くにもかかわらず、親が付いてこないのです。
参加している子どもは3歳から幼稚園が大半ですが、小学生の子も。

そんな子ども達が親元を離れ、夏の山で何をしているのか、子ども達を連れて1泊2日で体験に参加しました!

2.驚き①:人見知りの子どもが自然に溶け込めた!

今回の合宿には、3日目から参加させていただきました。3日目、4日目の2日間を体験させていただく形です。
すでに2日が経過しており、お友達グループができていたら入りづらいだろうなあ、と不安な気持ちで合宿の場所であるホテルに到着。
そして、ホテルの広場に出て合流してみると、、、

普通は突然の参加者がどんな子なのか、じろじろ見ますよね。仲間にするかどうか、品定めをするような感覚。見られる方も緊張して、普段の自分を出せずにおろおろする、そんなパターンを学校や公園などで何度も見てきました。

ところが!

みんな、いい意味で、突然の参加者を気にしない。旧知のお友達がやってきた、という雰囲気で「一緒に虫取りに行こう」「こっちに遊ぶ場所があるよ」とみんなの遊び場を代わる代わる教えてあっという間に溶け込んでしまいました。
じっくり様子を見ていると、年齢も離れている21人のグループなのに、小さいグループにまとまらず、年上の子が年下の子の面倒を見る感じでみんな一緒に遊んでいる。
年上の子が虫を捕まえて見せてあげたり、捕まえ方を教えてあげたり。
「だるまさんが転んだ」の遊びをみんなで楽しんでいる。

それを見て、こんな絵を思い出しました。
左側がEquality=平等、右側がEquity=公正。「同じ」ということでも、捉え方によって全く違う結果になるという絵です。

例えば、高齢者のための運転アシストや自動運転、医師が少ない過疎地域のための遠隔医療、外国語の自動翻訳技術、世の中をよくするために世界のトップ企業はEquityを重視しています。この絵で言うと、小さい子どもが登っている足場を作るような仕事。

Equalityの世界で他者に抜きん出るために自分だけの力を磨く教育で育った世代の私からすると、Equityの世界観を子どもの頃から自然と身につけて大人になっていくK&Rの子ども達が羨ましく思えました。

3.驚き②:よく遊ぶ!

普通はどんな遊びも、疲れた子どもがどんどん脱落していって、自然と屋内にこもりがちです。私が子どもだった30年近く前は一日中、外で遊んでいることが多かったのですが、今はみんなゲーム機を持っていて、数十分遊んで疲れたら室内でゲームという遊び方に変わってしまいました。

ところが、、、

K&Rの子ども達は外で数時間遊びまわり、走り回ります!
鬼ごっこをしたり、虫を追いかけたり、川遊びをしたり、
見ていると、本当にすごいスタミナです。しかもなんと、朝から山道を3km走り、ラジオ体操までしてそれなのですよ。

うちの子ども達がついていけるか心配だったのですが、それも杞憂。楽しそうにずっと遊んでいるのです。子どもを見守っている自分が疲れたから、楽をしたいからゲームに誘導している自分に気づかされました。
「疲れただろうからおうちに帰ろう」「暑いから家でゲームしたら」というのは大人が楽をしたいための言い訳。
大人が思っている以上に子どもがタフで元気です。

4.驚き③:よく食べる!
1日が終わり、いよいよ晩ご飯。今夜はバーベキューです。
大人は数人、子どもが大半なのに、運ばれてきたのは大人の人数分ぐらいの肉と野菜、焼きそば、焼きおにぎり。
3歳や年少さんもいるのにいくらなんでも多すぎるだろう、半分ぐらい残るだろうなあと思いながら肉を焼いていました。

ところが、、、

みんなもりもり食べる。硬い肉だって、しっかり噛んで食べてしまいます。お口が小さいから時間がかかるのはしょうがない、でも、食卓から離れることなく、1時間か1時間半で大人が食べる分量のバーベキューを完食。

これまでの常識が覆されました。子どもは少食だから、子どもは食卓で30分も食べ続けられない、子どもは硬いものは苦手。そんなのは全部、大人の勝手な思い込みです。
運動してお腹が空いたから食べる、美味しいから食べる、みんなと食べると楽しいから食べる、そうしたことでびっくりするぐらい食べるようになります。
うちの子も普段は肉を数枚しか食べないのに、今回は何回もお替りしていました。

5.1日の終わりは花火からのお風呂で爆睡
1日の終わりに花火をしました。そして今夜はスタージェンムーン。素晴らしい満月に照らされながら、みんな花火の火を付け合い、年齢関係なく楽しみました。

そしてお風呂。さっと入って、さっと着替えたら、寝室へ直行。
うちの子どもも初めての子ども達と一緒なのに、もはやなんの違和感もなく、みんなの寝室へ。
寝具に潜り込んだらあっという間に寝てしまいました。
これだけ一日遊んだら、寝かしつけなんていらないですね。

6.初日を終えて
今回は大人の目線から子ども達の様子にフォーカスをあてて、体験をまとめてみました。しかし、本当にすごいのは、この環境を用意されたK&R
の皆様。ホテル側とも長年の信頼関係があり、専用の部屋やグランドがあり、のびのびと過ごせる環境を培ってこられました。
だから、コロナという特殊な事情の傘下であっても、ホテル側の全面的な協力があり、こうして開催できるのだと思います。
また、磯邊さんやスタッフの皆様が、子ども達が楽しく過ごせるように着替えを準備をしたり、工作のお手伝いをしたり、短い睡眠時間で頑張っておられます。
こうした貴重な場に参加できたことを本当に嬉しく思いました。
2日目は工作や運動会があるそうです。改めて体験について書きたいと思います。

磯邊季里 @ 2020年08月31日 12:26 コメント: (0)

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