【ワジック教室・食育】夏コース最終回

2026年8月30日

夏コースの最終回を迎えました。最後はこれまでに扱ってきたものや子ども達が気に入っていたものを献立に取り入れながら、夏らしい賑やかな御膳を作ります。

献立
◯鶏そぼろと卵の二色丼
◯お豆腐丸ごとお味噌汁
◯ひじきの煮物
◯干瓢と胡瓜の和え物
◯ピーマンの胡麻和え
◯カリカリごまめ
◯もずく酢
◯じゃがいものひんやり煮物
◯旬の果物味くらべ「梨」

今日もはじまりはお米を研ぐこととお出汁をとることから始まります。お米を丁寧に洗って、水を計量するというのを早く準備ができた子があっという間に済ませてくれます。お出汁は昆布とかつおぶしの合わせ出汁。「どっちを先に入れるでしょう?」「これの名前はなんだった?」と確認しながら昆布をお鍋の中へ入れました。「昆布は何の仲間?」と聞くと「わかめ!海苔!」とすぐに答えが返ってきました。今日は海藻の仲間が他にも登場します。
まず一つ目はもずく。知らないかなと思っていたら「あ、知ってる!」「もずく好き!」という子がちらほらいて、驚きました。大きなボウルにもずくを入れて、塩抜きをするために沢山のお水に浸けます。「お水が茶色くなった!」「もずくが増えた!」など感じた変化が次々言葉になって出てきます。
続いて二つ目はひじき。やわらかくてヌルヌルだったもずくとは打って変わってパリパリです。細くてながいひじきを折らないようにやさしくボウルに移し、戻すために沢山のお水に浸けます。「今度は水が黒くなるかな?」「まだ柔らかくない」と二つの違いを見つける子もいます。

海藻の仲間たちの準備が整ったので、次は野菜の仲間の登場です。
胡瓜、干瓢、人参、ピーマン、おくらを細かく切っていきます。胡瓜は半月の薄切り、人参は短冊切りから細切り、ピーマンは千切り、おくらは輪切りと切った後の形は様々です。「トンネルみたい、ひもみたい、星みたい」と言いながら、とても丁寧に切っていきます。
とても順調なので、その勢いで竹輪やハムも切っていくことに。竹輪はドーナツみたいに、ハムは道みたいにと自分なりに出来上がりをイメージをしているからか、切り終わった食材がどれも揃っていて驚きました。

順番に切る作業を進めている一方で、卵を溶く、お出汁を使うお料理ごとに分ける、お味噌汁を作る、切れた食材を炒めるなどやることがいっぱいです。大きなボウルに卵を割って溶き卵を作ります。はじめの頃は「卵を割るよ」というと取り合いになっていたのですが、今日はすんなり。「じゃあ、ぼくが混ぜる」などすぐに別の作業を思いついて行動する様子に成長を感じます。
落ち着いて作業が出来るようになってきたので、フライパンや鍋の中をしっかり見ながら炒める姿も様になってきました。鶏そぼろは束ね箸にしてグルグル。「全部くっついちゃう」と心配しながら炒め続けると急に水分が出てきてパラパラになるから不思議です。ひじきの煮物は、細かく切った鶏の皮をカリカリになるまで炒めるところからはじめます。ぶにょぶにょだった皮から油が出てきて、パチパチはねる音がします。「茶色くなってきた」「もうカリカリになった」と声がかかったところで人参を追加し、さらに炒めていきます。

もずくとひじきのボウルをのぞくと、ひじきがとてつもなく増えています。もう柔らかくなったのでざるにあげると美味しそうな長ーいひじきになっていました。まずはこの状態でお味見です。味があんまりしないという子もいれば美味しいという子もいました。これもフライパンに追加して炒めていきます。

お部屋の中にいい香りが広がってきて、お腹がすくのでここからさらにスピードアップして味付けにはいります。溶き卵の味付け、擂った胡麻を和え衣にする、もずく用の三杯酢をつくる、干瓢の和え物の味を決める、お味噌汁の味を決めると盛りだくさんです。卵はふんわりなるようにお出汁の他に牛乳もいれました。みんなが大好きな胡麻和えの和え衣はお味見でなくならないように遠くに避難しておきます。三杯酢は「まだすっぱい」と酸っぱい顔になりながら、お砂糖を追加し丁度よい味にしていきます。お味噌汁に関しては、すっかり子ども達にお任せできるようになりました。最初はどんな味になるかよりも調味料をいれたい!気持ちが勝って入れすぎになりそうでストップをかけることがありましたが、今ではみんなで相談しながら丁度良いところで「できあがり」を決められるようになりました。

干瓢と胡瓜の和え物は、どんな味にしようか決めるためにそれぞれの素材を合わせた状態で一度味見をしてみました。すると、意外にも「もうこれで美味しい!」とみんなの感想が一致し、余分な味を加えることなく完成になりました。

全部のおかずが揃ったので、配膳に移ります。お盆のどこに何を置くかも確認しながら、一つ一つ並べていきます。小鉢や小皿が沢山並び、お盆の上がにぎやかになってきました。二色丼とお味噌汁を置いて完成です!みんなで声を揃えて「いただきます!」予想していた以上にどのおかずにも手が伸びて、「ドーナツ竹輪みつけた」「このひじき長ーい!」など楽しみながら、まさに賑やかな食卓となりました。締めくくりは「梨の味くらべ」です。豊水、長十郎、二十世紀、凜夏という4種類の梨を順番に食べてみます。比べてみると同じ梨でも色も大きさも随分ちがうのが分かります。一つ目を食べ、二つ目を食べると「味がちがーう」「こっちが甘い」「しゃきしゃき」と味の違いを感じることができました。三つ目、四つ目も食べすすめ、自分の好みの梨を教えてくれました。これからも沢山の味に出会って、食を楽しめたらいいなと感じた夏コースの最終回でした。

食後のシール貼りで「今日、何を食べたかな?」と食事を振り返ります。
少しずつ食べ物と何の仲間かを結びつけてイメージすることができるようになってきました。
自分から進んでシールを貼れる子も増えてきて「食べる」とは別の視点からも食べ物への興味・関心がさらに深まったように感じました。

2026.8.29の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室20260829「さぁにぎやかにいただく御膳~夏~」

磯邊季里 @ 2026年08月30日 07:50 コメント: (0)

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