2020年1月27日

2020年最初の子育てセミナーを行いました。
世の中では、インフルエンザや新型肺炎の流行など心配なニュースが毎日飛び交っているので、お子様たちの体調・幼稚園の休園等で来られない方がいるのではという心配をよそに今回も多くの方がご参加くださいました。ちょうどセミナーの中でも「健康でいること」の大切さをお伝えしましたが、今日ご参加くださった皆様はしっかりと実践されていることを嬉しく感じました。

本日のテーマは「子どもの脳は9歳までが勝負！」です。
実はこのテーマを決めたのは、約一年前。そこから一年の間に、世の中はますます変わってきました。そこで始まる前の時間に「9歳までと書いてあるものの、さらに細かく言えば5歳までなのよ」といったお話をしました。参加者の中には「えっ、もう家の子は間に合わない？」と困惑の表情が浮かんだ方もいらっしゃいました。しかし、これは決して「もう手遅れです。」ということではありません。ただそれだけ世の中が目まぐるしく変化していること、時代の流れは速いことを今一度頭の片隅に置いておいてほしいという想いからお伝えいたしました。

誰もが持っている「脳」、頭が良い悪いと話題にすることはあっても、発達の時期や仕組みなどにまで注目して子育てをされているご家庭は少ないかもしれません。
脳科学者ではないですから、知らなくたって困りませんが、誰もが持っている「脳」のこと、聞いたことがあるのとないのとではふとした時に差が生まれてくるのです。そこで本日は、あまり聞き馴染みのない言葉もあえて積極的に盛り込みながらお話しを進めていきました。

成長していくにつれて、自然と外との繋がりは増え、物や情報に溢れることはなかなか避けられません。だからこそ、9歳までは出来るだけシンプルに、外からの刺激ではなく、ご家族の愛情や子どもたち自身が持つ感情など内側からの刺激に溢れる時間を過ごすことがとても大切なことなのです。セミナー後に皆様からいただいたご感想に「子どもに向き合う」という表現が多くみられました。一日に一度だけでも、是非この言葉を思い出して、9歳までの日常を丁寧に丁寧に積み重ねてみてください。そんな幼少期を過ごした子ども達はきっと人生100年時代を興味の翼を目一杯広げ、毎日ワクワク・ドキドキして過ごせることでしょう。