<こひつじかい> ハロウィンパーティー

2016年11月11日 / 未分類

10月30日(日)にハロウィンパーティーをしました。集合時間が近づいてくると、プリンセスや妖精、忍者や戦隊のヒーローなどに仮装した子ども達が元気に集まってきました。キンダークラスから年長クラス・そして小学生までの子ども達が約30人、ひとりひとりが工夫を凝らした仮装をして集まると、それだけで本当に楽しそうな雰囲気になるものです。お母様と「今年はどんな仮装にしようか?」と相談しながら準備してくださったのかもしれません。

 パーティーをより楽しい時間にするために、ゲームや工作をいくつもしました。ゲームと言っても特別な道具はいりません。じゃんけんゲームです!お部屋のなかのなるべく外側にテープを貼って線路のようにします。二人一組で手をつなぎ、テープを踏まないように注意しながら、向こうからやってくるペアとじゃんけんをし、負けたら列の一番後ろにまわります。合言葉は「どーんじゃんけんぽん!」、年長さんに一人とても強い男の子がいて、どんどん勝ち進みました。シンプルなゲームですが盛り上がります。するとつい、テープを踏んではいけないというルールをすっかり忘れてしまう子どもも出てくるものです。
 二つ目のゲームは、2人や3人のペア、グループを作って季節の歌を歌いながら歩き、指示に合わせて止まるというものでした。このように文字で書いてしまうと何ということもないようですが、「指示に合わせて止まる」というところがポイントです。いつどんな指示が出るかわからないドキドキ感もあり、子ども達はとても楽しそうでした。みんながいるから、みんなで一緒にやるからこその楽しさ。子ども達がたくさん体験できるように意識しています。

 工作は、まず白い紙に書かれた線の通りにはさみで切り、そこに目を貼ってモールやストローで細工をしたおばけをつくりました。キンダーの子ども達も上手にはさみで切っていきます。多少脱線してしまってもそこはご愛敬、自分で作りあげる!という気持ちは、小さな頃から育むものです。いつものように、この作業も縦割りのチームのなかでおこなわれていて、年長さんが小さな子たちをフォローする場面が見受けられました。
 次の工作はチームプレーです。大きくて丸みを帯びたペットボトルに、複数枚のオレンジ色の短冊や黒いモールに付けたコウモリなどの飾りを使って、ジャック・オ・ランタンを作ります。どのチームが手早く、素敵に作れるでしょうか?ゴミを散らかさないように、出来上がったときにチームのみんながきちんとそろって座っていられるか?など、判定のポイントはいろいろありました。
 もう一種類、おばけを作りました。オレンジや紫のスズランテープを切ったものを、山のように子ども達の前に用意しました。子ども達はそこから一人20本取り、その20本のテープでおばけをつくります。一本で19本を束にした真ん中をしっかりと結び、テープを裂いて目を付けるとおばけのできあがり!簡単なようですが、ここでもしっかりと結ぶ、細かく裂くなどのポイントが盛り込まれているのです。先ほどまで作ったそれぞれのおばけたちをみんなともだちがふえたかのように大切に話しかけていました。これもみんなでお部屋の飾りつけにしました。お昼にはお部屋はすっかりハロウインの国にでもご招待を受けたかのように楽しくなりました。

そろそろお昼ご飯の時間になりました。みんなでお母様が作ってくださったお弁当をいただきます!ハロウィンにちなみ、かぼちゃを使ったおかずをたくさん目にしました。子ども達がおいしそうにお弁当を食べている様子を見ていると、ぱくぱく食べ、早く食べ終わる子どももいれば、なんだかずいぶんマイペースに食べている子どももいます。いちばん小さな2歳のけんちゃんを、小学生のお姉さんがまるでお母様のようにお世話していた様子もとても印象に残っています。このお姉さんの他にも、小学生や中学生のお兄さんお姉さん、いつも遠足のときなどにお世話になっている大学生のお兄さんお姉さんなど、たくさんの方が、パーティーがより楽しいものになるように参加してくださっています。

 お昼ごはんが終わったら、仮装の身なりを整えて、外へ出かけました。少し寒い日でしたが、子ども達は元気いっぱいに仮装行列を楽しみました。
 パーティー会場に戻ると、お菓子を配る準備ができていました。子ども達はそれが気になりつつも、まずは絵本の時間を楽しみます。お姉さんがハロウィンにちなんだお話を読んでくださいました。普段から絵本を読んでいただくことに慣れ親しんでいる子ども達は静かにお話の世界を楽しんでいました。
 さあ、いよいよお菓子をもらう時間です!みんなお行儀よく並んで、順番に様々なお菓子をいただきます。素敵なパッケージの飲み物、お友達がお母様と焼いてきてくださったクッキーなどもありました。お迎えにきてくださったお父様お母様に、うれしそうにお菓子やこの日の作品を見せている子ども達でした。

 この数年で、ハロウィンを楽しむ様子がずいぶん変化してきているように感じます。まだ小さなうちは理解することが難しいのかもしれませんが、この行事の本来の意味を分かったうえで楽しんでいってほしいなあと思っています。
小学校を受験する子ども達にとっては、毎年この時期はいよいよ本番のお試験、という時期になります。だからこそ、思いっきり楽しい時間を過ごしてほしい。そう願い、開催したパーティーでした。

<こひつじかい>稲刈り遠足

2016年10月16日 / 未分類

10月10日(月)に稲刈り遠足に行ってきました。当初の予定では9日(日)に行くことになっていましたが、悪天候のため順延しました。その甲斐あって、暑すぎず寒すぎずちょうど良いお天気で稲刈りにはぴったりでした。朝8時に田園調布駅に集合し、電車とバスを乗り継いで田んぼを目指します。年長さんが、年少さんやキンダーの子どもたちとペアを組んで、しっかりお兄さんお姉さんとして面倒を見てくれていました。電車やバスの中では、田植え遠足で植えた稲を収穫するため、田植え遠足に参加していた子どもたちは、「大きくなっているかな」「カエルを捕まえたいな」と楽しみにしていました。また幼稚園で行われた運動会のそれぞれの活躍のお話でも盛り上がりました。年長さんはリレーのアンカーをつとめた子が多く、大活躍した様子が伝わってきました。

 田んぼに着くと稲が立派に育っていました。穂先にはしっかりとお米が実っていて、子どもたちは何粒付いているか数えたりしていました。また稲わらが天日干しされていて、それがテントのように見えた子どもたちは「稲のお家だー!」と大はしゃぎでした。
いよいよ稲刈りのスタートです。一人一人に鎌が渡され、振り分けられた列の前に立ち、稲刈りのやり方をスタッフの方から教えていただきました。鎌のどこで切るのか、どこがギザギザになっているのかを教えていただき、子どもたちは少々緊張しながら鎌を持っていました。

 稲刈りの作業に取り掛かります。片手で稲を束にして掴み、鎌で根元を刈っていきます。最初は根元を切れず、苦戦している子どもが多かったのですが、どのようにすれば鎌をうまく使って作業できるのかを考えながら刈っていました。手を切らないように、束にして持つ手を上の方にするとよいということに気づいた子は、それを隣の列の子に伝えていました。うまく刈れた子どもたちは「なかなか良い稲だ!」と大満足でした。年長さんは特に上手に速く刈ることができ、自分の範囲以外もお手伝いをしていました。刈っていくと蜘蛛やカエル、キリギリスやバッタが出てきました。それらを捕まえつつ、無我夢中で作業をしているうちにあっという間に刈り終えてしまいました。

刈り終えると、年長さんを中心に稲を紐で固結びするお仕事もしました。足で稲を挟み二重に紐を巻いてから固結びをすることは大変難しい作業でしたが、子どもたちは習得がはやく、たくさんの稲の束を作っていました。その姿は、まるでほうきにまたがった魔法使いの子どもたちが沢山いるようでした。また、田んぼに散らばっている一本一本の稲も大事にしっかりと拾い集め、拾い集めた稲でも束を作りました。散らばっているお米をそのままにせず、拾い集める作業から、お米を大切にしたいという気持ちが伝わってきました。そしてお米は神様からの恵みであることを実感した子どもたちは、お米の束をたくさん運びながら、踏まないようにそーっと歩いていました。

いよいよ待ちに待ったお弁当タイムです。お母様が作ってくださったお弁当をいただきました。お弁当の中におにぎりが入っている子どもたちは「おにぎりになる前のお米だったんだなー」と、自分たちが刈った稲を見て話していました。全身を使ってたくさん働いたため、あっという間にお弁当を食べ終えてしまいました。

食べ終えると、稲刈りの様子や稲の天日干しの絵をお絵描きしました。竹を使って天日干しをしている様子を見て、「竹って色々なものに使えるんだね。流しそうめんとか!!」と子どもたちの中で盛り上がっていました。様々な経験を積んでいるからこその発見だと思います。落ちていたお米の一粒を拾い、じっくり観察している子もいて、実際に皮をめくってみると白米が出てきたので、子どもたちは大喜びでした。

 お絵描きを終えるとスタッフの方がお餅つきの体験をさせてくださいました。順番に一人一人が大きくて重い杵を持ち、もち米をついていきました。その後自分たちでついた出来たてのお餅を、餡子やきな粉でいただきました。お餅も美味しく、また子どもたちはお腹が空いていたため、お餅によく手が伸びます。年長さんは年中さん、年少さんに「お餅は落ち着いてよく噛まないと詰まってしまうよ」と教えてくれていました。お弁当をたくさん食べたのにも関わらず、1人6個も7個もお餅を食べ、子どもたちの食欲に驚かされました。
お餅を食べ終えたら田んぼでリレーをしました。年長さんたちはみんな足が速く、リレーはとても盛り上がりました。足の速い年長さんに混じって年中さんも年少さんも頑張って走っていました。

一通り田んぼで遊び終えると、お世話になったスタッフの方々にお礼とごあいさつをして公園へ向かいました。子どもたちはとてもたくさんのお仕事をした後でも、底なしの体力で、公園でも思いっきり遊ぶことができます。長い滑り台や、ジャングルジムなど様々な遊具で遊んでいました。遊んでいる中で、登れない子を助けたり、一緒に遊ぼうと声をかけあったり、お互いを思いやる心が子どもたちにはあるなと感じました。

たくさん体を動かし遊んだ後、バスや電車を乗り継ぎ田園調布駅を目指しました。田園調布駅に着くと帰りのごあいさつをして、お迎えに来て下さったお父様やお母様のもとに捕まえたカエルとともに帰りました。
 気持ちの良い土の上、田んぼの上で走ったり、お弁当を食べたりすることは普段の生活ではなかなか経験できないことだと思います。実際に炊飯して食べられる状態になるまでにはまだひと手間があり、その部分は農家の方がお世話をしてくださいます。丁度11月ごろに新米として送ってくださるお米を、私たちは「元気玉」(小さなボール状の握り飯)にしていただきます。子どもたちは元気玉が大好きで、たくさん食べて力をつけ、そしてみんなで田植えから稲刈りまで携わったこともあり、心の栄養につながる、そんな元気玉なのです。今年も植物の成長、そして食べられるお米になるまでのつながりを感じることができた遠足になったと思います。これからお米を食べるときに子どもたちがこの遠足の経験を思い出してくれたら幸いです。

<稲刈り遠足>順延のお知らせ

2016年10月8日 / 未分類

稲刈り遠足にご参加の皆様

こんばんは。
明日開催を予定しておりました、稲刈り遠足は悪天候のため10月10日(月)に順延とすることに決定いたしました。
明後日はお天気も回復しそうですので、子どもたちと青空の下、大きく立派に育ったお米を収穫できるのを楽しみにしております。
決定が遅くなりまして申し訳ございません。ご確認をお願いいたします。

また、当日は長袖長ズボンでお越しください。(着替えは半そで半ズボンでも構いません。)

磯邊季里

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