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秋コース最終回は、ゴマ鯖をさばいていただきました。そのほかにこれまで扱った食材を散りばめ、秋らしい彩りの御膳が出来上がりました。

献立

◯新米ピカピカ羽釜ご飯
◯ごま鯖の竜田揚げ
◯小松菜の胡麻和え
◯冬瓜と華エビの煮物
◯くるくるだし巻き玉子のお椀
◯ジャガイモだんご
◯小かぶのあっさり漬け
◯飾り人参〜紅葉〜
◯旬の果物　洋梨

《下準備をササっと》

まず早く来た子から順番に、人参をもみじの型で抜く作業と、新米を炊く準備をしていきます。生の人参は固くて力が要りますが、小さな子も上手に｢サクッ｣という音をさせて抜くことができました。

全員揃ったら、最初はお絵描きです。大きな冬瓜の断面を紙の上に置き、周りをなぞって形を写し取りました。紙からはみ出しそうなくらい大きな丸の中に、色や種をじっくり観察しながら絵を描いていきます。丁寧に描けるようになっている子が沢山いて、みんな上手にかけました。

《香りと音で部屋もにぎやかに》

絵を描き終えたら、今日は人数が多かったのでみんなで分担しながら進めていきます。かつお節でお出汁を取った子たちからは｢良い匂い！｣｢美味しそうな匂いがする｣という声が聞こえました。じゃがいもを潰す作業では、｢トン、トン、とリズムよく叩いてね｣と伝えると、どの子も力いっぱい潰してくれました。じゃがいもは、潰れたら片栗粉や調味料、ひき肉を加えてよく混ぜます。
次は、じゃがいも団子を作っていきます。潰して味付けしたじゃがいもを、一人ずつ丸めてお団子にしました。その様子がおにぎりみたいだね、と言っている子もいました。出来上がったものを見ると、丸くするのがとても上手な団子名人が沢山いて驚きました。最後にこぼれた分をみんなでお味見したら、｢美味しい！｣と嬉しそうでした。

《どんな魚？》

今度はゴマ鯖の登場です。まず最初に鯖をしっかり見て観察してから描いていきます。子どもたちの前で捌いていき、視覚だけでなく｢耳をすませてね｣と伝えて、骨がカリカリいう音なども聞いてもらいました。丸ごと一尾の魚を捌くところを初めて見た子もいたと思いますが、子どもたちは興味深そうに見ていました。骨抜きからは子ども達にバトンタッチしました。指でどこに骨があるかを見つけたら、つまんでスーッと引き抜きます。「長いのが抜けた！」と楽しみながら一本残らず抜くことができました。捌かれた鯖を、今度は一口サイズに切っていきます。小さな子たちは大人と一緒に、最年長のお兄さんがいるチームは2人だけで切ってくれました。身が崩れやすく切るのが難しかったですが、どうしたら綺麗に切れるのか考えながら切ることができました。

《御膳を仕上げていきます》

だんだん仕上げに入っていきます。さっき切った鯖は、すりおろした生姜と醤油で味を付けます。生姜をすりおろしたときには、｢いい香り｣と言う声もありました。揚げるときには片栗粉をつけて竜田揚げにします。片栗粉はとろとろにするだけじゃなく、サクサクにすることも出来るの！？と使い方で様々な姿になることも発見しました。
だし巻き玉子にする溶き卵に味付けをして混ぜたり、茹でた冬瓜にひたひたになるまでお出汁を入れたりしたら、一度ここでご本の時間です。
｢お腹が空いてきちゃった｣という声がたくさん聞こえてきたところで、いよいよお食事の時間です。席に着いたら、手を合わせて｢いただきます！｣揚げたての鯖や、ピカピカの新米をみんな美味しそうに食べていました。今日はやることが沢山あったので、大人数でもそれぞれがたくさん働いてくれて、良い秋コースの締めくくりとなりました。

《アルバム》

2025.11.30の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251115「秋のお野菜御膳～丸ごと美味しくいただこう～」

《最高の遠足日和》

今日は朝からよく晴れ、みかん狩り日和の日でした。田園調布駅に集合し、バスで大磯みどり園まで向かいます。向かっている最中、富士山を見るたびにとても嬉しそうにしている姿が印象的でした。
今年のみかん狩りは今日が最終日だから、お山のみかんを全部取っていってもいいよ！というみかん園の方からの伝言を子ども達に伝えると一段と気合が入ったようでした。

《早速みかん狩り》

大磯みどり園に着くとビニール袋をいただき、早速みかん狩りが始まります。みかん狩りははさみでみかんの枝を切って木から切り離した後、ヘタまでの枝をギリギリまで切ります。それは、枝が袋や他のみかんを傷つけないようにするためであると教えていただきました。また、緑のものはまだ酸っぱいので綺麗なオレンジ色のものを探して食べてねとも教えていただきました。みんな思い思い、自分の食べたいみかんを見つけては取ったり食べたりしていきます。ビニール袋がいっぱいになったら自分の持ってきた袋に入れに行くという行動を何度も繰り返しました。家族にお土産を持って帰れることを嬉しそうにしていました。また、気をつけていないといっぱい取ってもみかんが袋から落ち、ころころ転がってしまいます。みかんを取ることにも、取ったみかんにも気を遣いながらたくさん取りました。

《富士山がくっきり》

みかん狩りを夢中でやったら、みんなお腹が空きました。荷物を置いたところに戻り、みんなで円になってお昼ご飯を食べます。みんなで、一斉に「いただきます」をして、もりもり食べ始めます。みかん狩りで体を動かしてお腹が空いていたため、みんな夢中に美味しくお弁当を食べました。食べ終わった人から下にある金柑の木から金柑を取りました。生で食べてみたい！とみんな興味津々にたくさん取りました。
今日は天気が良く、富士山がとても綺麗に見えたため、よく見える広場に移動し、富士山の絵を描きました。

《山の探険隊》

絵を描き終えると、探検に出かけます！森の中へみんなで探検に行きました。足場が悪く、木がたくさん生えていて、中腰になったり潜ったりおっきい木を乗り越えたりアスレチックのようにみんな楽しみました。
最後に、広場で鬼ごっこをみんなで2回戦して、バスに乗り込み帰ります！
バスの中ではしおりの表紙にオレンジ色の丸いをみかんに見立て、緑色のマスキングテープとビニールテープで葉っぱに見立て、今日みかん狩りしたみかんの木をつくってしおりを完成させました。
バスで田園調布駅に到着し、公園で遊びました！天気にも恵まれ、富士山もとても綺麗に見え、みかんもたくさんなっていたためたくさんみかんを収穫でき、みんな楽しそうな1日でした。

《アルバム》

2025.11.30の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251130_みかん狩り遠足

秋コース5回目は、形に特徴のあるお野菜が沢山集まったので秋のお野菜御膳でお野菜を丸ごと美味しくいただきました。

献立

◯羽釜ご飯
◯冬瓜の味噌汁
◯冬瓜と鶏肉のとろとろ煮
◯バターナッツかぼちゃの胡麻和え
◯蓮根のきんぴら
◯サラダ大根と紅葉にんじん
◯旬の果物「柿」

《お野菜観察》

使う野菜は、大きな冬瓜、紫色のサラダ大根、金時人参、バターナッツかぼちゃ、れんこんです。色や形が特徴的なものばかりだったので、まず最初に子供たちに絵を描いてもらうところから始めました。初めて見る野菜たちにみんな興味をもち、｢次はあれを描きたい！｣と言いながら上手に絵に描くことができていました。はじめは自分の好きな色を使って、自由に表現する子もいましたが、そっくりに描けることの楽しさにも気がつくと「この色が似てる！」「形はこうかな」と目の前のお野菜をよく見ながら描く子たちが出てきました。

《お野菜を全部切ろう》

秋野菜は硬いものが多く、切るたびに新しい発見がありました。れんこんを切ると穴がいくつも並んでいたり、サラダ大根は中が白く、きれいな模様が浮かび上がったりしていて子どもたちはその形や色を手にとって見ていました。さらに、紅葉型や銀杏型の型抜きを使って、紅葉にんじんを紅葉に、バターナッツかぼちゃを銀杏の形にくり抜いていきます。もくもくと集中して作業をする様子が見受けられました。

《味付けをお任せ！》

今回は味覚の回なので、調味料を入れるのは全て子ども達にお任せしました。まずはれんこんのきんぴらを味付けします。お砂糖を小さじ○杯入れてね、その次にお酒とお醤油を大さじ○杯お願いします。ということだけお伝えすると、子ども同士で交互に入れようと相談したり、周りの子が数を数えたりと協力している様子をみることが出来ました。最後の微調整も子供達が味見をして味の加減を決めました。

続けて冬瓜の味付けや、サラダ大根の塩加減、胡麻和えの和え衣も味付けをしていきました。自分の手で切って、くり抜いて、味を決めることで、野菜が料理に変わっていく過程に自然と親しみが生まれたようでした。

《沢山のお野菜をいただきました》

絵本を読み終えたら、ご飯を食べる準備です。みんなが「お腹すいたー」と言いながら準備を始めました。まずは、テーブルクロスを敷いておぼん、お箸置き、お箸などを順番に並べます。そして、ご飯は左手前、お味噌汁は右手前とみんなで並べました。すべてを配膳し終わり、手を洗い、食べる準備は完了です。みんなで一緒に手を合わせていただきます。食べ始めると、蓮根や大根を食べるシャキシャキという音や、「蓮根おかわり！」という声がたくさん聞こえてきました。素材の味や出汁の味を感じながら美味しくいただけました。

《アルバム》

2025.11.15の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251115「秋のお野菜御膳～丸ごと美味しくいただこう～」