<こひつじかい>田植え遠足

2015年6月16日 / 未分類

6月7日に田植え遠足に行ってきました。梅雨時分なのでお天気が心配でしたが、青空の広がる絶好の遠足日和でした。朝8時に田園調布駅に集合し、お見送りに来てくださったお父様やお母様にご挨拶をしていざ出発です。今回は電車とバスを乗り継いで目的地に向かいます。電車の中では一般のお客さんもいる中、年長さんが年下の子ども達の様子をしっかりと見ていました。電車を乗ること1時間程で海老名駅に到着です。そこからバスに約30分乗り、城山公園まで行きました。城山公園からは歩いて田んぼへと向かいます。歩きながら「田んぼにはカエルがいるのかな」、「田植えをしたらどれくらいで収穫するのかな」など子ども達はとてもワクワクした様子でした。

田んぼに到着するとサンダルに履き替え、ズボンをまくり上げ準備をします。準備が終わるとスタッフの方が田んぼに肥料をまいているのを子ども達は興味深く眺めていました。するとスタッフの方が「お米のご飯」と説明してくださり、子ども達は少し混乱した様子でした。肥料をまき終えるといざ田植えが始まります。一人一人に苗が手渡され、田んぼに入っていきます。苗を両手で大切に持ちながら、泥に足が取られないように進んでいきます。みんなで列を作り、苗を2~3本ずつ植えて、一歩下がってまた植えることの繰り返しです。最初は泥に足を取られて転んでしまったり、足が抜けなくなってしまいます。それでも子ども達は笑顔で作業を進めていきます。徐々に慣れてスムーズに苗を植えられるようになり、あっという間に田んぼ一面に植え終わりました。中には、最初に配られた苗を植え終わり追加でもらう子どももいました。等間隔できれいに苗が植えられている田んぼを見ると、達成感がありました。
その後田んぼの近くの湧水で泥を落として、お天気が良かったこともあり、そのまま城山公園で遊びました。たくさんお仕事をしても疲れ知らずの子ども達は、元気いっぱいに体を動かします。普段はあまり見ないような長い滑り台や広い公園内での鬼ごっこなど、楽しく遊べました。身体を動かしお腹がすいたところでお昼ご飯です。お母様が作ってくださったお弁当をおいしくいただきました。

お弁当を食べ終わると田植えの様子をお絵描きをします。楽しく田植えをする様子や、青空、太陽など、それぞれ上手に仕上げました。お絵描きをした後は田んぼの近くの沼へカエルを探しに行きました。カエルを見つけると、ピョンピョン跳ねるカエルも上手に捕まえ虫かごの中に入れてあげました。

田植えをしたり遊んだり、お絵描き、カエル探しなど、自然の中で体を動かしとても充実した一日になりました。一生懸命植えた苗が、収穫の時期にどうなっているのかが楽しみです。日本人の主食である「お米」がどのように作られ、毎日の食卓に並ぶようになるのかを、体験とともに学ぶことができました。さらに、秋に収穫するお米は、小学校受験を控えた年長さんの心身を支える「元気玉」になります。青空の下、みんなで元気に植えた稲が元気に育ち豊かに実ってほしい、そう願っています。

<バンコク>かけっこ教室 第2部

2015年6月12日 / 未分類

5月30日(土)シリキットコンベンションセンターの隣りにあるべンジャキティ公園に朝8時半に集合しました。「かけっこがぐんぐんはやくなるIN BANGKOK!!」第1部で、姿勢・歩き方・走り方の意識を変え、正しい動きを身に付けることを学んでいただいきました。今日はいよいよ実践編です。

朝の公園は、自転車、ランニング、トレーニングをしている人で賑わっています。今日も朝からとても強い日差しではありますが、木々もあり、木陰はとても気持ちが良いです。
それなのに、子どもの姿はまるで見えません。
朝は起きるまでは眠たいですが、朝早く起きて公園まで来ると、とても元気になります。
そして土曜日の朝なので、道もすいすいです。準備をしていると、子ども達の元気な声が聞こえてきました。今日のクラスは親子で参加するもので、子ども達と一緒に汗を流していただくように計画をしました。日本でも土曜日の朝は、年長さんや小学生達は7時から公園で体操をします。お稽古場に集合し、公園までマラソンで行きます。最初は眠い目をこすりながら来る子も、ひとたび走ればスイッチが入り、今ではかなり速く走ることができます。特に寒い冬の朝、真っ暗で空気がとても冷たい中、頑張って練習したので、春になり気候の良い朝になったら、体が軽やかになります。

お父様もお母様も子どもに負けないくらい元気いっぱいに集まってきました。募集人数よりもはるかにたくさんの方々の参加です。今回のバンコクのイベントで最後のイベント、今までに様々なイベントに参加してくださった方も来てくださいました。まずはみんなで体操をしました。最初は泣いている小さなお友達も、お母様と離れて小高い山まで走ったり転がったりしているうちに、お兄様方に負けないくらい元気に手を振り足をあげ、動き始めました。ウォーミングアップも十分にしました。さすがタイ、みんなの顔は真っ赤になり、たらたら良い汗をかいています。

水分補給をしっかりしてから、今度は走り方の形を覚えるために、ラダーを使ってチームに分かれての練習です。まずはひよこ歩き、4つのラダーを丁寧に歩いていきます。お父様、お母様より小さな子ども達の方が簡単にできます。ひよこになった気分で、膝に手を当て体を丸めて歩く姿勢は、なかなか難しいです。4つしかないのに、3つ目4つ目になると体が起きてしまいます。

次は、ゴリラ歩きです。先程のひよこ歩きに手をつけます。これまた簡単そうですが、ロボットのように手足が一緒に動いてしまったり、思い通りに動きません。第1部の時に基本の走り方を学びましたが、実際にやってみると頭で分かっていても上手くできないものです。子ども達に教えてあげる側のお母様方も、いざ一緒にやってみると難しいことを実感されたようでした。でも、やっていくうちに体でコツを覚えていきます。そして、何よりもお子様と一緒に無心になってやっていただけたことがすばらしく、笑い声もどんどん公園に響いていきます。
子ども達は、ケンケン、ケンパー、グーパーの練習を石畳でやっていきます。なんとなくは出来ていますが、いざ手をまっすぐに伸ばしたり、ゆっくりとしたリズムでやろうとすると、そう簡単には出来ないことを知りました。

列にきちんとならぶこと、お兄様やお姉様が小さい子ども達を導いて、自然にリーダーになっていきます。
今度は公園の芝生の上に寝っ転がりました。木々の間から見える空、体をクールダウンすることもなかなか新鮮です。深呼吸をしたり、目を瞑ってみたり、伸びをしたり、芝生の匂いを感じながら五感磨きです。
「オオトカゲが来た!」の掛け声で小山のふもとまで駆け逃げます。かけっこの実践です。
みんな先ほど身に付けたフォームで必死に上ります。2歳のお友達も負けてはいません。
その後は、公園の花壇の縁を平均台にしたり、池の周りのマラソンロードを指示に従って進んでいきます。ゆっくり花を見たり、匂いを嗅いだり。公園での体操は、いろいろな発見がたくさんできます。池の真ん中には噴水もあり、この暑さなのでみんな「泳ぎたい!飛び込んだらトカゲと泳げるかな!」などなど、体を動かしながらもたくさんの楽しい会話が聞こえてきました。
池の半分くらいまで、サーキットをしました。その間、お父様、お母様方は木の木陰で金子先生とトレーニングを積みます。いつもはお忙しいお父様方も、普段は子育てで自分の身体を動かすことは後回しになってしまうお母様方も、たくさんたくさん体を使っていただきました。

サーキットの最後は競争です。女の子、男の子、小学生と分かれて走ります。2回戦をした後の最後は、お父様方の待っている所まで、長い距離を最後まで全力で走ります。驚いたことに、途中で歩いてしまう子も、あきらめてしまう子も誰もいませんでした。思いっきり走り、必死の顔でゴールができました。
汗を拭き水分補給をした後は、お父様チーム、お母様チーム、男の子チーム、女の子チームに分かれてリレーをしました。一生懸命練習した後、どのチームも気合が入っています。全員が必死になってバトンを渡します。いつもは子ども達のことを心配そうに見ているお母様も今回は自分達が必死に走られていました。最初は泣いていた小さなお友達も、ママから離れられなかったお友達も、バトンをしっかりとお友達に渡します。優勝はママチーム!お母様方は雄姿を子ども達に見ていただいて嬉しそうでしたし、子ども達もニコニコして「ママは凄いんだ!」と再確認していました。男の子チーム、お父様チームも接戦でしたが、一緒になってとても良い汗をかいたリレーでした。

普段はなかなか一緒になって思いっきり汗をかくこともないと思うので、今回は素敵な笑顔がいっぱい見られて、公園中が太陽に負けないくらいの明るい場所になっていました。
子ども達は、クールダウンにバランスなどもしました、簡単なかかしも、姿勢を考えてやってみると、ぐらぐらします。こんな遊びを通しても、体の軸をしっかりと正しい姿勢に保っているかを確認していただけます。
何はともあれ、とても良い汗をかけた週末の朝。走る楽しさを感じていただけたようで、幸せです!
「オリンピック選手になりたい人!」公園に「は~い!」という大きな声がこだましました。金子先生と私の心にはこの声が染み込み、またこの楽しい会をタイの自然を感じながらやりたいと思っています。
継続は力なり!夢に向かって少しずつ続けることで、きっといつかたくさんのチャンスに遭遇できると思います。これからもたくさんの小さな元気なチャレンジャーを応援したいと思います。

<バンコク>食育&Cooking イベント

2015年6月8日 / 未分類

5月29日、YUMMY COOKING STUDIOで大岩弓子先生とご一緒にクッキング&食育セミナーを開催いたしました。今回は長年にわたって沢山の親子に親しまれている「はらぺこあおむし」を取り上げました。絵本の世界に飛び込み、ご自身があおむしになっていただいた気分で「はらぺこあおむし」を食材で作りあげる。童心になって時間を過ごしていただきたい!そして、お子様との時間を楽しんでいただけるようなアイデアを知っていただきたく企画いたしました。

扉を開けるとそこは絵本の世界です。テーブルの上にはカップケーキやお菓子、果物など絵本のセッティングが施されています。思わず「かわいい!楽しい!」と言いたくなってしまいます。弓子先生にご説明していただいて、改めて「はらぺこあおむし」の絵本をお母様方にも読んでいただいてのスタートです。

あおむしが月曜日から食べたものを作っていきます。お子様も一緒に作っていけるように、今回の「ルークチュップ」はタイのさつまいもとかぼちゃで作ります。まるで粘土細工のように、いちご、プラム、オレンジ等々をお二人一組で作っていきます。簡単な果物のように思いますが、形を作るのはそう簡単にいきません。お母様方の表情は真剣そのものです。竹串、楊枝を使ってくぼみをつけたり、いびつに作ってみたり、ひと工夫です。小さいお子様方はその横で、あおむしをいろいろな色のパターンブロックで作り上げていきます。こちらもブロックで音遊びを楽しんだり、廃品工作で作ったキッチンセットで楽しみます。

形ができたら少し冷蔵庫で冷やします。同じ食材でも使う環境によって勝手が違ってくることを知りました。やはり暑い国のタイでは、ちょっとした工夫が必要ですね。せっかくの海外での生活、その国ならではのこともお料理に加えて覚えていくと、その風土なども学べるような気がしました。
果物が出来上がったら、今度はフードカラーで色付けをします。凹凸などうまく色が付かない部分は、筆を使って細部まで色を付けます。この作業はきっとお子様方も楽しく出来るとお母様方が話しておられました。失敗したって、上手な形ができなくたって、子どもと一緒に過ごし出来上がったものは、愛情のエッセンスも加わり、最高に美味しく感じられると思います。外で思いっきり遊んだ後に、クールダウンで一緒にランチを作ってみるのもいいでしょう。
乾いたら、「アガーアガー粉」でコーティングしてつやを付けます。つやつやになった果物、本当に美味しそうで、絵本の絵そのものに仕上がりました。ちょっとしたひと手間で、とてもとてもかわいい果物が絵本から飛び出してきたようにテーブルに並びました。

次はいよいよあおむし作りです。まずは顔から作ります。真っ赤に熟したトマトに目を付け、角を唐辛子で付けます。これまたタイらしいですね。身体の部分は、ノリの代わりに2種類のレタスをしいて、酢飯をのせます。子どもが大好きな酢飯を作り、中にはローストした玉ねぎ、卵、ツナ等々を色よく並べ、巻き簾で巻いていきます。とてもリアルです。中に入れる具材をお子様とご一緒に考えたり、タイ風にしてみたりしても楽しそうです。机の上にはたくさんのあおむしロール寿司ができあがりました。それぞれの顔は全く違い、どことなく愛嬌のあるものばかり。お子様が見たらきっと大喜びでしょう。ワクワクしながら子ども達と一緒にクッキングするときっと会話も弾み、楽しい食卓を演出することができると思います。
「子どもが喜びそう!お弁当に入れたらびっくりするかしら!」お母様方同志とても楽しそうにお話をされながらのクッキング、いつもは時間に追われたり、義務的なこともあるでしょうが、ちょっとしたことで楽しみがプラスされることも感じていただけたのではないでしょうか?

クッキングが終わり楽しく盛り付けされた食卓で、ランチタイムです。今回はお食事をしなが「食育」のお話をさせていただきました。
海外で生活をされていると、こんなに便利なバンコクでも戸惑うことがたくさんあることでしょう。毎日のお食事作りで、お母様方はお子様のために頭を抱えることも少なくないかもしれません。そんな中での確認!「これで良かったんだ!」ということが少しでも見つかればよいと願いお話をさせていただきました。現代社会の食生活は、本当にいろいろです。「これでなければいけない!」ということも決してありません。とはいえ、日本人として生まれ日本人であるので、是非日本文化を踏まえ、食事のマナーも小さい時期に教えてあげてほしいと思います。そして体を作るため、集中力が貯えられるためにも、規則正しい食生活を心掛けていただきたく、簡単なお話をしました。ワンプレートのお食事も便利ですが、たまには日本の配膳もしてみては?と提案をしたり、本日のおいもはタイのサツマイモを使いましたが、同じお野菜だけれどタイのお野菜と日本のお野菜を比べてみたら?お野菜を通じて、タイのことを覚えたら?身近でできることはたくさんあります。特にバンコクにいると日本と変わらない食品が手に入ります。スーパーで買えば、これまた日本と変わりません。でも時には、タイの台所である市場をのぞいてみたり、屋台の様子をながめてみたりすることで、食を通じた楽しみが増えると思います。

いろいろお話をしたいとレジュメを作り、いかにお伝えするかを考えてのクラスでしたが、お母様方が真剣にお話に耳を傾けてくださり、質問もしてくださり、座談会のような形で、お母様方の意見交換の場にもなれたように感じました。たくさんの日本人の方が在住されているバンコクですが、なかなかこのような時間は少ないようで、そのような機会をご一緒出来うれしく思いました。レジュメのお話は半分くらいしかできませんでしたが、次回までの宿題です。これはどんなことなのかな?と、もしお考えいただいたら幸いです。次に繋げることができたとも思います。
生きていくのに「食べること!」は切り離すことができません。やはり小さい頃に食をしっかり身に付けていけば、楽しみも加わり、子ども達はたくましく成長していくと思います。
是非、お母様方も一つご自分のタイ料理を覚えてください。辛い物だけがタイ料理ではないですし、子ども達が好物になりそうなものもたくさんあります。またそんなヒントもお伝えしたいなと思いながら、今朝大好物のマンゴーのデザートを作りました。そして、暑い日本にもピッタリになりそうなレモングラスのアイスティーを冷やしました。
弓子先生には素敵なスタジオでの会をお手伝いいただきました。今回は一人のママのお声掛けがきっかけとなったクラスでした。素敵なお母様方との出会いに、私もとても素敵な時間をバンコクで過ごすことができました。集客もいろいろな方法がある今、私はこのようなほんのりとした温かさのあるクラスが今後もできたらよいと思っています。
是非、次回も子育て、食のこと、クッキングなど共感いただける方とたくさんご縁をいただければと思います。

2015年6月6日
K&R ACADEMY 磯邊 季里

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