【食育・ワジック教室】秋コース第6回を開催致しました
2023年11月26日
《秋コースの締めくくりは鶏づくし御膳》
急に寒波がやってきた今日、暖かい鶏の水炊き風スープを作りました。
まずは昆布のいい匂いを嗅ぎながら、昆布を拭いて土鍋に入れ、出汁を取ります。その間に具材を切っていきます。
秋コースの締めくくりの今回は、白菜とネギの切り方は、好きな形・大きさに切っていいよと、子どもたちにお任せ。ネギを綺麗な輪切りにして並べる子、白菜をザクザクと切っていく子、思い思いに切りました。
出汁が取れたらお味見して、骨つきのまま大きめにぶつ切りにした鶏肉をつかんで鍋に入れます。みんな生の肉に怯むこともなく、そっと鍋に入れる事ができました。
これは羽根のところかな、脚のところかなと形を見ながら想像を膨らませます。
《成長を実感! 聞く力》
次はメイン料理の鶏つくね串の準備です。それぞれのボールに鶏の挽肉を入れてこねていきます。ベトベトの鶏挽肉は両手でこねると作業ができなくなってしまいます。これまでにも同じような「こねる」作業をした経験があるからか、最初に利き手でこねる、反対の手はボールを押さえるというルールを伝えることで、机を汚すこともなく上手にこねる事ができました。できたタネは、フライパンに一掴みずつ落として、長四角のつくねになるように形を整えて並べます。きれいに並んだつくねは、お日様みたい、ホイールみたいと、一仕事終えて満足そうでした。
《成長を実感! 見る力》
さて次は、ナスのお料理です。ナスは輪切りに、「押して 引いて ストン」と声をかけながら包丁を上手に使って切ります。切ったナスは並べてスプーンのお尻でくるくると油をぬったら、グリルで焼きます。焼き上がると、胡麻を擦って作るいつもの胡麻和えの和え衣をナスの上にのせていただくことにしました。
自分で切るためには、まずしっかりと見るというのが浸透してきたのを感じました。一回のお手本だけで、同じように切れる様子から、どこを注目して見ればよいのかが分かるようになっていると成長を実感しました。
《みんなの大好物》
仕上げに鰹節ものせようと、鰹節を削ります。順番に削っては、引き出しを開けてどんな風に削れたか確かめると同時に、みんなの手が伸びて口に頬張っての繰り返し。美味しくてお味見が止まりません。胡麻和えの和え衣に鰹節、やっぱり日本の味はみんなが大好きなようです。
《会話の弾む楽しい食卓》
全てが出来上がるとテーブルセッティングをして食べる準備をします。鶏のイラストに色を塗って、それぞれのランチョンマットも作りました。土鍋で作った暖かいスープは、紅葉の蒔絵の塗りのお椀でいただきます。絵がちゃんと合うように、スープの湯気を閉じ込めて蓋をしました。焼き上がったつくねは串に刺します。串を刺す向き、刺した串を置く向きなど学びながらお膳を仕上げます。
お腹ぺこぺこでここまで頑張ってきた子どもたち、いただきますと同時に美味しそうに食べすすめます。スープの鶏も上手に骨を出しながら食べることができ、骨の形を見て「トリケラトプスみたい」「こっちはティラノ」と楽しそうです。今日もみんなが完食。和食の優しいお味を美味しそうに食べる姿に、こちらも嬉しくなりました。
《アルバム》
2023.11.25の写真はこちらです。子ども達の楽しみながらも真剣な様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室20231125「さあにぎやかにいただく御膳~秋~」
閲覧期限:2023年12月2日