<バンコク> パターンブロッククラス

2017年6月5日

5月20日(土)Little peaにてパターンブロッククラスを開催しました。年齢によって午前と午後にわかれましたが、今回のテーマはいずれも「桃太郎」にしました。日本人の子ども達はもちろん、タイ人の子どもの参加も見え始めました。リピーターのタイ人の子どもは、日本の昔話にもふれて、知らない文化を自然に身体で感じてくれていました。小さいときだからこそ、国などの境にとらわれず受け止めてくれることは素敵なことだと思いました。

 パターンブロックに慣れている子もいれば、不慣れな子もいます。一番大きな黄色のブロックをカスタネットのように使ったリズム遊びは、どんな子どもにも難なくできる導入にはぴったりの遊びです。

 一般的にパターンブロックは、パターンの上にブロックを置くことから展開させていくものですが、もっともっと楽しく遊び、遊びながらの学びに広げてほしいので、工作の要素も合わせてクラスを進めています。
 テーマにした桃太郎にはどんな登場人物がいるでしょう?特徴的な小道具は何でしょう?そんなことも考えながら、塗り絵や折り紙を活用します。塗り絵でのぼりを作ったり、折り紙で犬や猿、桃太郎を作りました。鬼や鬼ヶ島ももちろん作りましたよ!赤や青などのカラフルなブロックを使った見立て遊びに、より想像力を育むチャンスが広がりました。

 バンコクという環境ならではの問題を、毎度意識してクラスを進めています。それは、子どもが大人に手厚くサポートされることが常となっているために、子どもの手先の発達や、自分一人で作り上げるという経験がそがれるという問題です。このクラスでは大人が手をかさずに、子どもに自分でやってごらんと促すよう意識しました。慣れていない子どもが戸惑う様子も見受けられましたが、自分で完成させた作品を大事そうに嬉しそうに持って帰る姿が何よりも印象的でした。ただ一回のクラスでできることはささやかなことですが、このささやかなことを少しずつ積み重ねていくことがとても大切で、大きな力につながると考えています。

 ぜひ身近にパターンブロックを置いて、日頃から自由にたくさん遊んでほしいと思います。慣れれば慣れるほど、パターンブロックの世界は深まっていくのですから。

磯邊季里 @ 2017年06月05日 18:58 コメント: (0)

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