<こひつじかい>大蛇祭り遠足

2017年9月15日

残暑が続き、朝から暑い田園調布駅に子供達が徐々に集まってきます。今日は大蛇祭り。青と白の和柄の手ぬぐいを首に巻いて準備万端です。

いつもは集合場所の目の前の田園調布駅から電車に乗りますが、今日は歩いて向かいます。目的地は奥沢神社。奥沢に近づくと提灯や太鼓などがあり、徐々にお祭りの雰囲気が濃くなっていきます。道中には早起きのお豆腐屋さんや小さな稲荷神社があり、立ち寄りながら奥沢神社に向かいました。

奥沢神社に行く途中で、お祭りで担がれるお神輿を発見しました。お祭りが始まるのを待っているかのように静かに置かれた大小さまざまのお神輿を、今がチャンスとばかりに、しおりを広げて絵描きました。子供達は、細かい装飾部分まできちんと観察して丁寧に描いていました。先ほど立ち寄ったお豆腐屋さんの朝一番、出来たてのお豆腐を一口ずつお味見しました。一つ一つ丁寧に作られたお豆腐は、お豆腐そのものの味がとっても濃厚で、何もつけずに美味しくいただきました。再度奥沢神社に向かいます。奥沢の細い道を逸れないようにペアでしっかりと手を繋いで進み、やっとの事で奥沢神社に着きリュックを下ろすと、子供達は一息つく間も無く境内の上に横たわっている大蛇を見つけて、「大蛇だ!」と喜んで見ていました。

神楽殿ではお囃子が演奏されており、子供達はお囃子の風流な演奏に耳をすませながら大蛇や狛犬の絵も描きました。狛犬は、先日まりなお姉さんが沖縄のお土産にと広尾教室に持ってきてくださったお手製のシーサーと同じ阿吽の形になっていると発見し、子供達は大盛り上がり。それぞれ夢中になって、見事に描き上げていました。絵が描き終わると、横たわって眠っていた大蛇がいよいよ目を覚ます時がきました。ゆっくりと動き始めた大蛇は、子供達の前を過ぎ、奥沢の町へ繰り出していきました。子ども達も後を追うように、大蛇が勢い良く練り歩くすぐ後ろからついていきます。法被を着た男の人達が大きな掛け声を挙げながら動かす大蛇は、命が吹き込まれたかのように生き生きと動いていて迫力満点でした。

練り歩きの後は、お祭りのボール投げや輪投げ、ダーツ、段ボール迷路などのゲームに参加しました。子供達は成功するまで何度も繰り返しゲームに挑戦したり、ダンボールの迷路をグルグル回って楽しみました。ほかのお友達も沢山参加しているお祭り、列にきちんと並んだり、ゲームのルールをしっかり聞いて守ることも、みんなが楽しむためにはとても大切なことです。
秋とは思えない炎暑の中、沢山遊んで汗だくになったので、お弁当の前にちょっとクールダウン、みんなで冷たいかき氷を頬張りました。

食べ終わると、たくさん歩いてまだまだ腹ペコな子供達の待ちに待ったお昼ご飯の時間です。奥沢駅の車両基地のお隣でみんなで円になってお昼ご飯をいただきました。子供達の食べるスピードも以前に比べ早くなり、皆あっという間に完食です。年中さんは、お稽古でおいなりさんを工作で作ったり、歩いているときに本物のお稲荷さんを見たこともあり、お弁当の他に、おいなりさんも食べました。食後は、いつもはゆっくり眺められない電車を、じっくり観察しながら描きました。車両に番号が付いていることを見つけたり、タイヤの数を数えてそっくりに描いている子もいました。

そうこうしていると、奥沢神社の境内で準備が進められていた屋台がいよいよ始まりました。子供達が一番楽しみにしていたお祭り巡りの時間です。子供達は、個々に持ってきた500円が入ったお財布を握りしめて、3つのグループに分かれてお祭り巡りをしました。屋台に行く前から、自分のお小遣いを握った子供達はウキウキワクワク。屋台に着くと子供達は目を輝かせて、どれで遊ぼうか考えていました。遊びたいものが決まると、年少さん、年中さんたちも屋台の方に「いくらですか?」「100円何枚でできますか?」など伺って、自分の持っているお金とにらめっこしながら、くじ引きをしたり、あんず飴やかき氷を食べたり、とても楽しんでいました。

お祭り巡りが終わると、あっという間に帰る時間です。お祭りのゲームやくじ引きで当たった景品を抱えて、満面の笑みでお父様お母様の待つ、田園調布駅に戻ってきました。

お天気にも恵まれ、素敵な1日になりました。

磯邊季里 @ 2017年09月15日 12:05 コメント: (0)

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