<こひつじかい>みかん狩り遠足

2017年12月11日

雨が続き稲刈り遠足が中止になったため、約3ヶ月ぶりに行われた遠足。雲一つない冬晴れの中、コートを羽織ってくる子供達が集まります。

今日は、新1年生の好物で10月、11月毎日食べていた果物『みかん』を好きなだけもりもり食べられるみかん狩り遠足です。

子供達は「何個食べられるかな」「今日のデザートはみかんを沢山食べるぞ」と大盛り上がり。

そして、いつもは田園調布駅から電車で移動することが多いですが、今日は大型バスを貸し切ってみかん農園に向かうことにも大盛り上がりです。

お父様お母様にお別れのハグをして、大きなバスに乗り込み出発しました。

バスの中ではお友達とお話ししたり手遊びをしたりしていました。今回初めて遠足に参加したれんちゃん、ゆうまくん、りんかちゃんもすぐににみんなと仲良く過ごしていました。

高速に乗り、しばらくすると辺りの景色も都会の町並みから少しずつ山や畑が増えていきます。

徐々に大きく富士山が見えてくると、子供達は「富士山だ!」と美しい笠雲がかかった富士山を眺めていました。

田園調布を出発してから約1時間、みかん農園のある大磯に到着しました。ガタガタの坂道を登っていき、ようやく農園に到着です。今日の気温は10度前後だったにも関わらず、子供達は半袖で急な農園の傾斜を元気よく上がって行きました。

荷物を置いてまず農家のおじさんにご挨拶。おじさんはみかんの収穫するにあたって、花梗(ヘタ)は他のみかんが傷ついたり、袋が破れないように短く切ること、オレンジ色が濃いみかんが甘いということを教えてくださいました。そしてみかんの採り方と一緒に長芋の葉っぱや泥棒草(センダングサ)という種子がとげとげとしていて、それが衣服に引っかかることで種子を色々なところに運ぶみかんの山に生えていた植物についても教えてくださいました。

みかんの山の中にあるビニールハウスに移動して、みかん狩り用のハサミとみかんを入れる袋をいただいてみかん狩り開始です。今日も小学生、新1年生と新年長さんと小さい子達でペアを作って行動しました。新年長さん、新年中さん、れんちゃん、りんかちゃんもお兄さんお姉さんに手伝ってもらいながら沢山みかんを採り、お家では食べることのないような量のみかんを「美味しい!」とパクパク食べていました。

みかん狩りの後はお絵かきタイムです。毎日お絵かきをしていた新1年生は紙に余白をほぼ残さずとても上手な絵を描いていました。さすがです。小さい子たちも新1年生に感化されて一生懸命絵を描いていました。絵を描いたらあっという間にランチタイム。自分たちの採った何十個ものみかんが入った袋をそれぞれ抱えて、落とさないように気を付けながら一生懸命坂を登ってお昼ご飯を食べる場所まで持って行きました。沢山動いた子供達はお昼ご飯もパパッとたいらげてデザートとしてそこら中になっているみかんを沢山食べていました。

食後は富士山探しです。みかんの山を下っていくと正面に富士山、左手に金時山、他にも秦野や箱根が一望できる場所に到着しました。金時山は富士山の隣の小さな山で金太郎が住んでいるということを学んだ後、子供達はその絶佳な風景を紙いっぱいに描いていました。

絵を描き終えると再びみかんの山に戻り、子供達はみかんを食べたり、みかん屋さんを開いたりしました。また、去年子供達がイノシシ公園と名付けた、みかんの山の奥に沢山の木が転がっていて夜になるとイノシシが通ることがあるという場所で、大工さん顔負けで秘密基地を作って遊んだりと目一杯遊んでいました。沢山遊んでいるうちにあっという間に帰る時間です。子供達は帰るまえに、入院中のいつも笑顔で優しいたいせいお兄さんに早く元気になってほしいと、みかん狩りでの楽しかったことやたいせいお兄さんの似顔絵を描いたお手紙を心を込めて描きました。

お手紙を書き終えた子供達は、みかん農園のおじさんにご挨拶をしてバスに乗り込みました。1日遊びまわった子供達、バスの中ではおやつタイムが始まりました。おうちから持ってきたおやつをお友達と交換しながら食べ、お話ししているうちにあっという間に田園調布についてしまいました。

田園調布に着くと、子供達は先生とご挨拶して、自分で撮った何十個ものみかんをお父様お母様に自慢して、一生懸命持って帰りました。

残暑が厳しかった9月以来の遠足はお天気にも恵まれ、沢山のみかんを食べて、沢山遊ぶことができました。

また新1年生がこの数ヶ月間でたくましくなったことがうかがえる遠足でもありました。

これから4月まで、新1年生として気を抜かずにもっともっと成長していってほしいです。

磯邊季里 @ 2017年12月11日 13:41 コメント: (0)

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