<子育てセミナー>想像力を育てる

2018年9月21日

9月10日(月)玉川テラスで行われた子育てセミナーは「想像力を育てる〜正解を求めない親の姿勢こそが鍵!〜」がテーマでした。
「想像力を育てる」とはよく言いますが、一体「想像力」とは何でしょうか? 例えば、「アメ」という単語一つとっても「雨」や「飴」など人によって解釈は様々。(話は逸れますが、標準語のアクセントが失われつつある昨今。是非丁寧で正しい言葉でお子様へ語りかけて下さい。)同じように「想像」という言葉だけを聞くと「創造」を思い浮かべる方もいれば何か空想的なイメージを持つ方もいるでしょう。今回は、色々なことを好奇心旺盛に考えられる、見たことものないものを形として表せる、そんな能力を子供たちが身に付けられるようになる方法についてお話しします。

「学習の本質は、正解をすることではなく、出来ないことを出来るようにしていくその過程にある」

受験など決まったゴールがあると、目に見える成果を追い求めがちですが、MITのピーター・センゲ教授は正解することよりも、チェレンジすることにこそ意味があると言っています。幼児期には特に、集団生活を送るための準備、そして失敗を乗り越える力を育むことが重要です。親が手取り足取り子どもに教えるのではなく、自分で考えること、体験すること、そして失敗することによる学びは絶大です。何事も難しく考えすぎずに、昔ながらの知恵を見直し、子どもが主体的に何かに取り組み、ワクワクした気持ちになるような環境を与えましょう。

想像力を鍛えるために必要な3つのポイント。

想像することは人特有の行動で、想像力豊かに過ごすことは、その人の人生を実り多いものにします。とはいえ、なかなか想像力が湧かずに困っている人が多いことも事実です。想像力を鍛えるために必要なことは、
1. アウトプット
2. 自然の中での遊び
3. 反復学習(インプット)
この3つです。まず大事なのは、自分の内側にあるものをアウトプットすること。そして自然の中で五感を磨くこと、そして何度も一つのことを繰り返し出来ないことを出来るようにすること。読書や観賞によって得た知識を、いかに活かすかは、自分の引き出しをきちんと整理出来ているかにも関係します。

夢を叶える魔法の言葉「もし……」

「もし」という副詞使って文章を作らなければならないとしたら、どんな文章になりますか?「もし地震が起きたら、逃げ遅れるかもしれない」「もし試験に落ちたらどうしよう」etc. 「もし」を使うとネガティブなイメージを思い浮かべてしまう人もいるかもしれません。しかし、ここでポジティブな方向に発想を転換させることが重要です。「もし地震が起きても、逃げられる」「もし試験があっても、十分準備したから大丈夫」。このようにプラスに考えることで、膨らんできた幻想や想像を感じているときの高揚感&興奮を出来るだけ持続させましょう。そうすれば、夢がまた一歩近づくと思います。

これから訪れる変化の時代には、想像力は、必須です。子ども時代に日々の学びをとおして、養うことで、力強く、そして楽しく人生を生き抜ける人材育ててほしいなと思います。

磯邊季里 @ 2018年09月21日 17:36 コメント: (0)

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