<こひつじかい>第5回 super long ride 2019

2019年4月7日

第5回目となるロングライドは広尾からスカイツリーを目指し、ゴールは芝公園と約35㎞の道のりにチャレンジしました。

今回は初めての公道での走行となり車の通行量も多く常に危険がある中、安全に走行できるための交通ルールや集団走行のマナーなどをみんなで学びます。
朝6時の広尾公園に続々と自転車とともに子ども達が集まってきます。

5~6人で1チーム作り6つの班に分けてチームごとに集団でスタートし第1チェックポイントの東京タワーを目指して走りました。
自転車に慣れている小学生高学年組はスムーズに走り出しあっという間に見えなくなってしまい、他のチームも続々とスタートしていきました。

1月に七福神巡りをしながら歩いたのと同じ道を、今日は自転車で駆け抜けます。
朝早く出発したので、比較的道も走りやすく、あっという間に東京タワーまで到着しました。

東京タワーの前まで登る坂道はとても急で年長さんたちもなかなか進めず一苦労。
まだまだ漕ぐ力がない中でも必死に上っている姿がとても印象的で下るときはブレーキをかけつつ怖がりながらも軽快に降りることが出来ました。
前回まではブレーキもまだまだ慣れておらず足で止まってしまっていた子たちもしっかりブレーキを覚え回を重ねるごとに成長がみられました。

東京タワーを出て次は日比谷公園へ、頭も体もすっかり目覚めてきたのか、どのチームも順調にみんな纏まって各リーダーの前を追いかけます。
各チェックポイントでは必ず全員集合し、次への道のりを再確認してからスタートです。こういう点も、サイクリングロードだけを走っているときには
あまり考えることのない学びのポイントです。皇居の周りも、まだ人がまばらなので通ることが出来ました。新元号の発表もあり、ニュースでも目にする機会が増えた皇居を見ながら「ここに天皇陛下は住んでるんだよ」などと会話をすることで、幼稚園生でも世の中の話題に興味を持つきっかけになります。
東京駅も通過し、最終チェックポイントへ向かいます。
チェックポイントでの束の間の時間も、子ども達が遊ぶのには十分なようで、出発の声がかかるまで思い切り遊びました。

スカイツリーまではあと一息。建物の間からスカイツリーが顔をのぞかせる回数が増えてきました。
みんなスカイツリーが見えてくると「すごい!」「大きい!」と驚きながらキラキラした目で眺めていました。

最後の角を曲がり、スカイツリーに到着しました。近くのサイクリングロードで自転車練習をしていたいそべっちチームとも合流し、
みんなでお絵かきや写真撮影をしました。それぞれ見上げたスカイツリーの迫力ある印象が前面に表れていてとてもよく描けていました。

中には「太陽よりもスカイツリーの方が高くよく見ている」と発見しながら描いている子たちもいました。

全員で記念撮影をし、またチームに分かれて芝公園に向けて出発します。スカイツリーから隅田川を通り、来た道を戻り始めると、街に大きな変化がありました。それは人の多さです。行きのように歩道をスイスイとはいきません。特に築地や水天宮、銀座を通るときは、自転車を一度おりて進むこともありました。「日本人より外国人の方が多いね」と気がつくと「Excuse me」と声をかけて通り抜けていたり、子ども達の柔軟さに感心しました。

先頭グループは、芝公園に到着後、愛宕神社の出世の階段に挑戦!普段はおしゃべりの彼らが、さすがに言葉少なになりながらも11往復やり遂げました。
そうこうしていると最終グループの年長さん達も姿を見せました。公園では伴走車として参加してくださっているママとお手伝いにきてくれた卒業生たちが
美味しいパンやチキンなどピクニックの準備をしてくれています。その時間で今度は東京タワーの絵を描きます。

みんなでモリモリ食べた後は、疲れた様子もなく公園内で遊びます。リレーの選手決めが近い子、マラソン大会を控えている子たちは翔太お兄さんとランニングの練習をしたり、今日で自転車に乗れるようになった子は得意げに何周も走ってみせてくれました。急斜面での氷おになど、普段の遠足のときのように思いっきり遊ぶ様子に、ママたちはびっくりしていました。

最後に、今日お誕生日のパパをはじめ、4月生まれが沢山だったのでみんなでお祝い!
子ども達がこっそり準備し、歌とともにケーキをプレゼントしました。

ただスピードを出して走るだけではいけない公道でロングライドを通して、今回も沢山の学びがある1日でした。

磯邊季里 @ 2019年04月07日 23:44 コメント: (0)

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