<こひつじかい>スキーキャンプ ロングステイ5日目

2020年4月3日

《春スキーの試練》
これまで本当にいいタイミングで雪が降り、春スキーであることを感じさせないゲレンデでスキーを楽しんできましたが
やはり妙高にも確実に春が訪れています。
昨日とは雪質が異なり、年長さんの詩に出てきた「べた雪」のところが増えてきました。こうなると緩やかな傾斜では全然スキーが滑ってくれません。
なので一生懸命足を交互にあげて、腕も振ってどうにか進んでいきます。板の扱いに慣れてくると片方の板に体重をのせてスケーティングが出来るようになってきました。
ただ斜面を滑り降りてこれるだけでなく、こうした技術の習得も「スキーができる」といえる大切な部分です。
もちろんブーツと板を履く、脱ぐことも全員が自分で出来るようになりましたし、リフトの乗り降りもスムーズになっています。
どれもこれも時間に余裕があるからこそ、こちらも手を貸さず見守ることが出来ます。

《雪山の学校》
今日は午前中でスキーを切り上げ、午後はお勉強の時間に。気がつけば学校がお休みになってから1か月が経とうとしています。
学校生活のリズムがすっかり抜けてしまった子ども達に思い出してもらうためにも45分を一区切りに様々なことに取り組むことにしました。
お父様お母様から届いた果物の写生会をしたあとで、各自春休みの宿題、前学年の復習などをします。
自分だけで集中して勉強できるかと言えば、まだまだなのですが、それ以上に何人もの子が出来なかったことがあります。
「トイレ行ってきていいー?」と席を立つ小学生が続出。本当に行きたいというよりは問題が分からなかったりすると集中力も切れ、ちょっと逃げたくなるという方が本当のところのようです。
4月1日、新学年のスタートに今一度気を引き締め、子どもたち自身が自覚を持てるような環境づくりを心がけなければと感じました。

《餃子パーティー》
夕飯はみんなで餃子パーティーです!
厨房に入り、餡づくりからせっせと始めます。餃子を包むときには大騒ぎ、やったことがある子が初めての子に教えてあげるのはスキーのときと一緒ですが
なかなかユニークな餃子に仕上がったものがいくつかあり、笑いが絶えません。それでもだんだんと手慣れてきて美味しそうな餃子になり、一安心しました。
餡がなくなると今度はチーズを入れたい!とチーズ入り揚げ餃子も作りました。
次々と届く玉手箱に入っていたフキノトウとタラの芽もてんぷらにして早速いただきました。
フキノトウは雪がとけた宿舎の周りにも次々と顔をだしているので、それも採ってきました。身近な自然の命をいただいていると東北キャンプのときを思い出します。
とても贅沢な夕食になりました!

磯邊季里 @ 2020年04月03日 14:12 コメント: (0)

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