<こひつじかい>スキーキャンプ4日目

2021年3月29日

《最後の1日のはじまり》
あっという間に最終日。子どもたちの朝はお布団の片付けから。ラジオ体操の前に4日間の感謝をこめてお部屋を綺麗にします。毎日続けたラジオ体操も今日は1番上手に大きく体を動かして体操することができました。

朝食を食べて最後のスキーです。今日は頂上へ行くリフトが止まってしまうほどか風がビュービューと強く吹いていましたが、リフトが揺れても「ブランコみたい」と全く天気など気にせず楽しく滑ることができました。

《第2のホーム「ロッヂ・ラー」》
スキーの後は雨がひどくなったため、外での運動会の代わりにみんなで大きな円を作ってカルタ大会をしたり、ロッヂラーの方へ感謝の気持ちを込めて大きな紙に折り紙で作った雪の結晶や桜の花びらをつけ、自分たちの好きなものの絵や、感謝の言葉を書いたプレゼントを用意して過ごしました。上級生が中心となって休憩時間などを利用して少しずつ準備していたものを全員で仕上げました。「4日間ありがとうございました。」だけでなく、「また来年くるね!」とご挨拶をし、自分たちが過ごした世界の山の名前がついたマイルームタグの前で「ヤッホー!」といいながらにこにこ笑顔でルームメイトと写真を撮ると、名残惜しそうにロッヂをあとにしました。

《代々伝わるもの》
今や恒例になっているロッヂへの御礼、もともと小学生たちが「ありがとうを伝えたい」と持ってきている限られた材料を使ってアイディアを出し合い作ったのが始まりでした。
その後、「去年も作ったよね、今年はどうしようか」と何回も参加している子たちを中心に子ども達だけで作り上げるようになりました。
幼稚園生のころは訳も分からずお兄さんお姉さんに言われるがままだった子が、小学生になると立派なリーダーとなって下の子たちを引っ張ってくれます。

今回はスタッフとして参加してくれた大学生も全員卒業生でした。
休憩時間は休んでいていいよと言っても、気がつくと子ども達と一緒になって遊んでくれます。
ただただ優しいだけでなく、礼儀やマナーには誰よりも厳しく、我々が言うより先に子ども達に声がかかります。
こんなに自らよく動く学生なかなかいないと褒められていました。彼ら曰く「気がついちゃうんだよね」とのこと。これはお金では買えない、こひつじかいを支えてくれている大切なものだと本当にありがたく感じました。それと同時に、今は何を言っても何度言っても響いていなさそうな子ども達にもきっと少ながらず伝わっていることがあると信じて、時間がかかっても付き合うことが出来ます。
こちらが作ったルールではなく、子ども達によって代々伝わるこの大家族のような温かな空気感こそ「こひつじかい」の代名詞だと感じた4日間でした。

様々な面で心配もある中、子ども達を送り出してくださった保護者の皆様、ロッヂ・ラー、妙プロの皆様、引率してくださったスタッフの皆様に心から感謝いたします。

《アルバム》
スキーキャンプの写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R ski camp 2021 アルバム
閲覧期限:4月4日

磯邊季里 @ 2021年03月29日 05:35 コメント: (0)

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