<こひつじかい>斑尾キャンプ 年長特訓2日目

2017年8月13日 / 未分類

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いつもなら、5時過ぎになるとニコニコ顔と、賑やかな笑い声の朝の大広間ですが、1人寂しそうにスタンバイしていたのはりみちゃんお姉さん。リーダーとしての自覚でしょう。年長さんのスタートが快適にできるように、色々と準備をしてくれていましたが、結局、起床時間には起きてこられず、起こしに行く大役を待ちぼうけのりみちゃんがかってくれました。2日目6:40起床。寝ぼけ眼をこすりながら、霧の高原で朝の体操。
元気に走り回っていると、目も覚め、霧も晴れて青空が見えてきました。美味しい空気を体で感じることができる朝の体操は、1日のスタートには欠かせません。
エンジンを早くかけられるようにするのも、この年長さん特訓の一つの目的。

たくさん並べられた地元の食材のビュッフェにも、少々尻込みがち。彩りよくまずは、好きなものをたくさん食べられるようにした朝ごはんの後は、昨日の日記。毎日やることは自ら時間を見つけやれなくてはいけません。
そして、このキャンプのテーマの森の虫たちのパーティ。虫の王様、そして広尾のお教室で大切に育ててきた、カブトムシの絵の模写をします。みんなお手本をしっかり見て、大きく描けるようになりました。今回は都会育ちのカブトムシ25匹も、斑尾キャンプに参加。一年生が去年の秋に建てたマンションごと斑尾高原に引っ越しをしました。小さな卵から、もりもり美味しい土を食べ、丁寧にお部屋のお掃除などお世話を欠かさずしたカブトムシたち。皆の愛情をもらい、それはそれは、ツヤもよし、立派に育ちました。この一年間小さな命を小学生も皆で大切にして、育てました。

体も動かし、思いっきりあそばなくてはいけません。牛乳パックで遊び道具のフリスビーを作ります。指示を聞き、フリスビーを作り上げると、カラフルな色に塗り、模様を描き、早速外に遊びにいきます。
上手に投げられるよう、試行錯誤しながらフリスビーを何度も飛ばし、緑の中を元気に走り回ります。
そしてまた虫の絵の模写。
今度はうちわや扇子に、自分の好きな虫をどんどん描いていきます。お手本をしっかり見て描けるようになっていたので、それぞれ素敵なうちわができました。
そして、紙皿をベースに、帽子も作りました。カラフルな蝶々がたくさんとまった、素敵な帽子をかぶり、昨日作った妖精を手に、晴れた中庭の緑の中で撮影タイムになりました。妖精も緑に映えてとても可愛く、妖精を手にした子どもたちも本当に可愛くて、本物の妖精がやってきたようでした。一歩お庭に出れば、走りたくなっちゃうようになりました。環境が整えれば、誰だって、無邪気な子供に変身。

お部屋に戻ってからは、ペーパーに取り組みます。よく聞いて、よく見て、そしてよく考えて。その後はパターンブロック。はらぺこあおむしの歌をうたいながら、緑のシートの上に、いろいろな虫をパターンブロックで作っていきました。腹ペコあおむしも、皆のカブトムシと同じで、ちっぽけな卵から始まります。お気に入りで、いつも口ずさむようになりました。
夕食の後、汗を流しに温泉へ。その隙間に今日の日記を描き、あっという間に眠りにつきました。でも時刻は、8時です。
素敵な夢がみられますように。いよいよ明日は、年長さんが、みんなをお迎えします。

<こひつじかい>斑尾キャンプ 年長特訓1日目

2017年8月10日 / 未分類

朝 6:00過ぎの東京駅。みんなを今日から始まるキャンプをゆっくりお出迎えするためにリミちゃんと二人で到着すると、銀の鈴には、先客が。元気一杯に、ワクワク姿でお出迎え。次々に意気揚々と集合した子どもたちは、銀の鈴の横で折り紙をおりながら、集合時間を待っていました。今年は、食習慣と生活習慣をしっかりと身につけたいので、リーダーになるべく年長さんが先発隊として、斑尾に乗り込みます。


お母様方とともに団結式をし、ホームに上がると、次々に来る連結した新幹線や二階建ての新幹線をみながら、自分たちの新幹線を待ちます。いつもなら腹ごしらえをしてからのキャンプスタートですが、今日はお母様の愛情たっぷりのお弁当を持ち、車内の朝食から、みんなでキャンプをスタートさせます。
しばし頑張る子供達へ、きっと色々な思いを込め、朝早くから一工夫を加えて作られたのでしょう。
乗車してから、すぐに朝ごはんタイム。お母様方は、これから繰り広げられる子供達のハードな時間、想像をすることができるのでしょうか?早く食べられる、食べやすいお弁当も大切ですが、きちんと食べなければ、体力も、気力も湧きません。もうベビーでは、ありません。毎回のお食事が、血となり肉となり!そんな食生活を考えてほしいです。
お弁当を食べ終わり、持ってきた本を読んだり、また折り紙をして過ごしていると、あっという間に飯山駅に到着。
お迎えの大型バスに乗り、斑尾高原に向かいます。初参加も多い年長さん。きっとドキドキの緊張もあるのか、なかなか元気はつらつとはいきません。りんご畑、山の景色などを見ながらホテルに着くと、りさ先生とウッキーがお出迎え。ほっとしたのか、記念写真の時には、ニコニコになりました。前乗りをして準備してくださっている大広間に向かい、荷物の整理をしたらすぐにホテル探検。


今年のキャンプのテーマは、森の虫たちのパーティ❗️
休む暇なくお部屋を緑でいっぱいにするように、早速みんなで力を合わせ、大きな木を作ります。
先生たちと競争で、あっという間に3本の木が立ちました。
木を作ったら、まずお部屋の前に広がるコロボックルの森で、自分たちも森の仲間になるべく、ウェルカムランチをいただきます。
地元で採れた食材ばかり、美味しい空気を思いっきり感じながら、青々とした芝生でいただくお食事は、食欲も沸いてきます。森を走ってからもりもり食べてね〜❗️と言うより早く、みんなお気に入りの場所を見つけ、楽しくいただきました。

新幹線で折ったセミを一本の木にたくさん貼り、セミの木ができました。
たくさん折ってきたコマの折り紙は、ストローの茎を付け、お花にして飾ります。
お部屋に木やお花が増えてきたので、次は虫。まず、あおむしの絵を模写します。
それから、輪つなぎのあおむしや葉っぱの穴からのぞいているじゃばら折りのあおむしなど、どんどん作ります。
午後からは、今朝見た新幹線の絵。絵の具を使って描きます。
楽しそうなお友達も、新幹線と一緒に描きました。


そして、森の妖精作りをします。それぞれが自分の妖精をキャンプの準備でおうちで考えてきました。それをもとに、おはながみや布、ポンポンや葉っぱなど、お部屋中に広げた沢山の材料を好きに使って、手にはめられる人形を作っていきます。
かまきりを元にしたり、ちょうちょやクワガタを元にしたり、カラフルな本当に可愛い妖精たちが10体生まれました。最初は、少々難しそうに取り組んでいた子供達でしたが、たくさんの材料に埋もれているうちに、あたかも妖精になったかのように、色々試行錯誤、工夫して作り上げます。まるで夢の世界で作業をしているよう。指示されたことをきちんとやることが得意な年長さんにとって、この自由な課題はかなり難しいですが、やってみて、時間をかけてみると楽しみも覚えてきたようです。


初日から盛り沢山の工作とお絵かきの後は、縄跳びタイムで体を動かします。毎日の日課は、必ずやります。
高原での1日は、とても有意義な時間が流れます。ペーパーもして、隙間時間を見つけては、お庭を走り回り、ダンケをしたり、木でできたブランコに乗ったり、休む暇なく動き回ります。大きな温泉、そして星空が見える露天風呂に入り、今日1日の疲れをとり、1日目は終了しました。まだ年長さんだけなので、大広間でも走りまわれるほど。そんな中にフカフカのお布団が敷かれていて、ぐっすりお休みタイム。森の妖精たち、素敵な夢が見られますように。

<こひつじかい>斑尾キャンプ4日目

2017年8月9日 / 未分類

 7月30日(日)キャンプ4日目にして、ようやくこひつじかいらしい朝になりました。起床時間よりも随分早く、5時過ぎに男の子達が起きてきたのです。5時半にもなると早い子はお絵描きなどをしていて、6時過ぎには網やボールを持ってホテルのお庭へ散歩に出かけました。これまでは起こさないと起きなかった子ども達でしたが、6時には元気な声が聞こえてきました。体操は6時半から。朝食の時間をしっかりとりたいので、この時間にしました。

 朝の体操では縄跳びのチャンピオン決めをしていますが、この日は小学生のお姉さん、りみちゃんが400回以上跳んでチャンピオンになりました。小学校高学年のりみちゃんが下級生達に見せてくれる素敵なお手本は、小さな子ども達の励みになっています。キャンプでは縦割りのグループで活動することが様々あり、幼稚園児が小学生のお兄さんお姉さんに憧れ、真似をするということがありますが、身近なお手本は子どもの成長の契機になるもの。生活を共にするキャンプの醍醐味の一つだと思います。年中さんの男の子で一年生のお兄様にあこがれて、片時も離れない子がいます。
ついには、僕のお兄ちゃんと呼んで、どんなことにもお兄さんをお手本にして、食いついていく姿は、とてもたくましいです。自分で決めたこと、やろうと思う気持ちは、とても大きな1歩になり成長することができます。きっといつか頼もしいお兄さんとなることでしょう。

 日中はとにかく工作に没頭しました。キャンプのテーマである「虫」を、クリップやトイレットペーパーの芯など身近なものを工夫して使い作るのです。全員でたくさんの虫を作りました。年齢に関係なく、子ども達のアイデアは、果てしなく、皆で同じ材料を使ってもいろいろなアイデアに満ちた虫たちがうまれます。作りはじめると子ども達は、夢中になって虫の世界に入っていき、大人の四角四面の頭のとがったものを取ってくれるようです。
こんな虫たちがいたらいいな!ととても楽しそうな会話が森になっているお部屋の中から聞こえてきます。
お部屋に草むらのようなシートを敷き、子どもなりに想像力を働かせて虫を配置し、虫たちのパーティーの準備が進みました。並べ方にだって一工夫。今晩のパーティーの相談をしている虫たちは、まるになっていたり、鬼ごっこをしている虫がいたり、ただ置くのではなく、そんな様子を肌で感じると次から次へと皆がお話しづくりをして、草むらをにぎやかにします。
女の子はどちらかというと虫と接する機会が少ないものです。そんな女の子達も今回のキャンプで随分虫に親しみました。キャンプにはテーマに合わせて虫について描かれた絵本や図鑑を持ってきていたので、ホテルのお庭で見つけた小さな虫をすぐに本で調べることができました。そうなると、様々な虫に目がいくようになるもの。ゲジゲジのように白い毛が生えた虫がさなぎになったという変化を目の当たりにすることができました。知識と経験がつながっていく、バーチャルではない学びによって、五感も磨かれていくようでした。年長さんのお稽古の表紙も、虫たちがえがかれています。

 お部屋に蜘蛛の巣を張り、ペットボトルのキャップで作った蜘蛛を飾ったら、虫のパーティー会場に仕上がりました。このキャンプの前に、課題として、モールを使えるようにしました。年中さんの女の子は、このキャンプにそなえて、200回以上もたくさんのモールを使って練習してきました。そんな彼女は、モールでの虫作りになると、目が輝きます。自信に満ちた表情で、次から次へと、可愛い虫たちを作りあげていきました。先生方やリーダーに、質問されてもいつもは照れくさそうにお話ししている彼女ですが、はきはきと自分の思っていることをニコニコ顔でこなしているは、とても印象的でした。その反対に同じ課題を練習はしたものの、自分のものにできていない子は、自信がなく、涙をためながら、取り組んでいました。子どもは、どんなことも1,2回やっただけでは、身に付きません。何度も何度も同じことを繰り返しやることを自分自身で覚えれば、子ども自身がどんなことにもチャレンジするでしょう。昨今、子ども達を取り巻く環境も変化してきました。小さい子ども達もやることが溢れています。目新しいことについ目がいってしまい、つまみ食いのような生活をしている子ども達が増えてきているように思えます。英才教育と言って、様々事を小さいうちに体験させてあげたいと思う親心もわかりますが、まずは大切な土台を作ったうえで、いろいろなことに自分で挑戦できる環境を作ってあげてほしいと思います。
土台がなくては、どんなに素晴らしい本物を与えたとしても、本物を習得することが出来ません。
お母様方の準備に関しても、是非ひと手間をかけることをお勧めします。


 最終日の夜ご飯は楽しいお食事にしたい、そう考えました。時間の制限はありつつも、どうにか楽しんでお食事してほしかったのです。年少さん達が作ってくれる笑い声が響き、マナーとしては賑やか過ぎ?ながら、子どもらしい楽しそうな声、表情がたくさん見られるお食事となりました。今回のキャンプでは、お食事、生活習慣をしっかりと身につけてほしいと思い、常にどのようにしたら、ベストなのかを考えていました。子ども達が毎日過ごしている環境もこのように一緒に生活していると、どのようにされているのかを考えてしまいました。毎日のお食事、便利なものは身近にあり、手軽に手に入り、おなかを満たすことは出来ますが、今しかない子の大切な子育ての時、ひと手間も二手間もかけ、楽しいお食事になるように工夫してあげてください。
食べてくれる人がいるからこそ、作りがいがあります。
日本のお惣菜は、質素ではありますが、栄養のバランスも整っています。とはいえ、時間をかけて、おだしをとったり、切ったり、灰汁をとったり、いろいろな課程がありますが、だからこそ、おふくろの味のようにお母さんを思い出す1品になると思います。子ども達におかあさまのつくってくださるお料理大好きなものはなあに?と質問しても、ごちそうになりたいな!と思うものはなかなかでてきません。そして、ふりかけごはん、きゅうりなどなど。これは少し寂しすぎませんか?
幼稚園の時は体がきゃしゃなこどもも、お母様の愛情料理を惜しみなく食べている子は、学年が上がるとみるみる大きくなり、体力もあり、様々なことに挑戦する子どもになっています。お母様、是非子供の体作り、丁寧に手塩にかけてみませんか。

 お夕食後は花火大会です。普段は一人数本程度の花火なのですが、今回はそれはそれは、たくさんの花火が用意されました。子ども達はいつももうちょっとしたいな!と思うところで、終わりになりますが、今回はとことん満足いくまでやろうと決めました。子ども達は思う存分花火を楽しむことができました。ただ花火をするだけでなく、煙はどっちへ行くのかな?火を使うときの注意など、ここでも学びがありました。火を使う遊びだからこそ、守らなくてはいけないお約束もたくさんあります。夢中になって、お友達の方にむけたら、やけどをしてしまいます。たくさんの花火をした分、たくさんのコミュニュケーションも取れました。
もくもくの煙に大興奮しながら、1時間以上を過ごしました。大満足のの子供たちは、てきぱきとお片付けもお手伝いしていました。


 おやすみの前に最後の温泉に入りました。露天風呂や水風呂など複数あるお風呂を、慣れた様子で楽しむ子ども達でした。一日の疲れも温泉でながされ、またふかふかの雲のようなおふとんに入ったと思うと、どこからともなく、すやすやと気持ちよさそうな寝息のハーモニーが聞こえてきました。

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