カテゴリー「未分類」の記事

【食育・五感磨き】七草粥でお正月の締めくくり

2024年1月8日 / 未分類

1月7日は毎年恒例の七草粥作りでお正月を締めくくりました 。
朝から 教室に集まってきた子供たちは七草粥を食べるのをとても楽しみにやってきます。
まずはみんなで食卓を囲むための、辰年ランチョンマット、そして富士山の箸袋を作りました。遠足のときのようにペアを作って、それぞれがお互い協力し合いながら工作を進めていきます。
2人組という小さなチームなので、必然的に会話が生まれて、とても順調な滑り出しとなりました。

次は、食べてしまう前に一生懸命よく見て絵を描きます。ただの草と思っていると、なかなか違いを見つけることはできませんが、焦点を絞って観察すれば、「根っこが長いね」や「 葉っぱに毛が生えているね」 など自分たちで気がつくことが増えてきました。
特に小学生が良いお手本となって、色を混ぜてみたり、同じ一色でも濃く塗ってみたり、薄く塗ってみたりということをしているとそれを横目で見る小さい子たちも真似している姿が見られました。
絵を描くことは子供達にとって非常に大切な手段なので、大人の指示の下で描かされる絵ではなく自分の中であーでもないこうでもないと試行錯誤しながら表現をしてくれたらいいなと思っています。

今回はお椀も観察してみました。今回使うお椀は私の祖母が描いた塗りのお椀だったので、「これもお絵描きしたんだよ」と話すと、そんなのまねっこできないよ、難しいよということなく細かい模様まで一生懸命描いていました。こんな風に使っている食器も誰かの手で描かれているものと思うと自分たちも同じと繋がるようです。

そうこうしているうちにお腹が空いてしまうので急いで出汁を取るところを始めました。昆布と鰹節のお出汁をとります。時間は10時を少し過ぎたところ。いつもだとお10時を食べるので、もう子供たちはお腹がペコペコになっています。ふと振り返ると鰹節を入れた後、袋の中を覗き込むように子供たちのつまみ食いが始まっていました。我先にと美味しそうに鰹節を口に運ぶ姿はなかなか面白い光景で子供達にとって美味しいと感じるものはやはりシンプルな旨味なんだなぁと実感しました。
今回は、お出汁をとるときに、自然に濾された出汁と、最後絞った出汁を分けてみました。すると透き通っているのと濁っているのが一目瞭然、子供たちも違いを感じたようです。

七草を切る時には七草ばやしを歌いながらに切っていきました。昔の言葉も、言葉の意味が分かれば子供たちにも理解できる歌であり、七草のように強く元気に1年間過ごせるようにしようという思いをそのまま歌詞にしたものなのです。子ども達も気に入って、 他のお友達が切っている時もずっと歌いながら そしてお囃子なので調理器具を楽器に見立てて盛り上げます。そんな風に楽しく時間を忘れて切っていたからか、今年はとても細かくきれいに切り終わることができました。お粥の土鍋の中に加えていよいよ七草粥の完成です。

今年も1年健康で元気に過ごせますようにと気持ちを込めながら「いただきます」とみんなで食べ始めました。中には七草粥を見るのも初めての子もいます。なかなか手をつけずにいると、子供たち同士で「美味しいよ!七草すっごい美味しいんだよ」と言ってみた り 「ちょっと食べてごらんよ、食べてみたら美味しいかもしれないよ」なんていう話が繰り広げられていました。それを話している子達も1年前には同じように全く食べなかったを思い出し、ニコニコしながら話す様子に1年間の成長を感じました。
日本の文化にも様々ありますが、最も身近な「食」から、昔から伝えられていることや大事にされてきたこと、今とは時代が違うからこその知恵を感じることが出来ます。これらは先人の知恵であり、現代においても少なからず私たちを支えてくれている土台となっている部分なので、1年の はじまりに大人も子どももみんなで思いだし、大切にしていけたら素敵だなと改めて感じました。

今年もみんな笑顔で七草粥を囲むことができました。2024年、健康で過ごすことができますように。

2024.1.7の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240107_七草粥でお正月の締めくくり
閲覧期限:2024年1月14日

【五感磨き遠足】初詣に行きました

2024年1月6日 / 未分類

田園調布駅にみんな集合して、いざ、鎌倉に出発!今日は電車を使って田園調布駅から武蔵小杉駅まで東横線で行きます。武蔵小杉駅では、東横線のホームから横須賀線までの乗り換えをいかに早くできるか考えながら歩きました。次に武蔵小杉駅から横須賀線に乗り、鎌倉駅まで行きます。横須賀線のホームで電車を待っていると、電車に詳しい方が、「今日は、時間が合えば、ドクターイエローが見えるかもしれないよ」と教えてくださいました。せっかくなので、予定の電車を見送って、待ってみることにしました。待っている間にも、山手線と色違いの新型の電車や、この3月で無くなり、その後はインドネシアで学校に変身するという電車を教えてもらい、見ることができました。電車に乗ってドクターイエローを探しましたが、ドクターイエローが遅延してしまっていて、残念ながら見ることはできませんでした。しかし、貨物列車の、桃太郎や、金太郎など、色々な初めて見る電車や、初めて聞く電車の情報にみんなワクワクしていたら、あっという間に鎌倉駅に到着しました。

鎌倉駅に着くとさっそく鶴岡八幡宮に向かいます。駅から鶴岡八幡宮へと続く道は、徐々に狭くなる道でした。これは、昔敵が攻めにくくするための工夫でした。みんなで手を繋いでみて確かめよう!実際に狭くなるのか確かめたいと思いましたが、さすがに他の方に迷惑になるためやめました。それでも歩き続けると確かに鶴岡八幡宮に着くまでに徐々に狭くなっていました。
鶴岡八幡宮に着くと、参道にはたくさんの屋台が並んでいました。美味しそうな屋台に興味津々でしたが、まずはお参りをするということで帰りに寄ることにしました。
本宮に向かっていると、行列に遭遇しました。白や緑、青の袴を身につけ、弓矢を手にした男の人が何人も連なって行列している姿にみんな興味津々です。行列が止まった瞬間に記念に写真を撮りました。
さっそく本宮に続く階段を登り、お参りへ向かいます。2回礼をして、2回拍手をし、それぞれがお祈りをします。目を瞑って、手を合わせ、願いことをしていました。どんな願い事をしたかはそれぞれの心に留めることにしましょう。
お参りが終わると、今度は破魔矢を買うことにしました。破魔矢ください。と1人1人がしっかりと神社の方に伝え買うことができました。この破魔矢は、1年間病気や怪我から守ってくるものなので、大切に家まで持ち帰ることにしました。
破魔矢を無事に購入すると、ちょうど流鏑馬が始まりました。馬には乗っていませんでしたが、弓矢を構えて的を狙っている姿に子供たちは興味津々です。弓矢を手に持ち、構えて、放つ。そして、弓矢を放つとコン!という音が鳴っていました。一連の動作は、ゆっくりと時間をかけて行われていましたが、子供たちは静かに見守ることができました。
流鏑馬が終わると、屋台に寄ることにします。毎年お世話になっていただるま屋さんでだるまを購入します。家内安全、交通安全、よよい、よよい、よよいよい!!小学3年生のお兄さんに1人ずつ祈祷火打をしていただきました。火打石を上手に扱っている姿にはとても感心させられました。終わったらありがとうございます。としっかりとご挨拶もでき、全員がだるまを購入することができました。だるまを購入したおまけに、なんとチョコバナナもご馳走になりました。美味しい!!とあっという間に食べ終わり、鶴岡八幡宮をあとにすることにしました。

鶴岡八幡宮から歩いて高徳院に向かいます。鶴岡八幡宮から鳥居までの路にあるたくさんの屋台に目を取られながらも、人混みで迷子にならないよう一生懸命大人の後を歩きます。
高徳院に入り、少し歩くと目の前に大きな大仏が姿を現しました。雲一つない青空と相まってその迫力は息を呑むほどでした。大仏を見るのが初めての子はもちろんそうではない子も、自分たちよりも何十倍も大きい大仏に気分が上がります。
みんなで写真を撮って、まずはお昼ご飯を食べました。みんなで丸くなっていただきますをして食べ始めましたが、高徳院への移動の際からお腹が空いていたので、あっという間に完食しました。
食べ終わった子から、大仏の絵を描きます。大仏の前に移動し、顔や手の形、色味をよく観察して描きます。大仏の特徴である螺髪や、おでこの白毫をしっかり捉えて絵を完成させることができました。近くで同じように大仏の絵を描いていたイギリス人の方の絵を見させて頂き、またみんなの絵を見てお褒めの言葉をいただきました。
その次に、大仏のお腹の中に入ってみました。これはみんなが1番楽しみにしていたことでもあります。入り口は思ったよりも狭く暗かったのですが、中に入ると大きな空洞が広がっていました。大仏の螺髪の部分がはっきりと分かりました。
大仏の前にある常香炉で煙を浴びて、健康でいられますように、賢くなりますように、とご利益をいただいてきました。

大仏をあとして、海に向かいます。海が見えた瞬間、子供達は即座に反応して海に向かって走りはじめます。砂浜に着くと、すぐに靴下を脱いで裸足になり、ズボンの裾もあげて、海に走り出します。海に足をつけた瞬間、冷たい!1月の海は、夏の海とは違い足の先から冷たさが伝わってきます。それでも、子供達は、臆することなく思いっきり遊び始めます。服が濡れることは全く気にしません。大人も子供も関係なく水の掛け合いです。なかには、相撲をして倒され、全身がびしょ濡れになる子もいました。それでも、気にすることなく、何度もびしょ濡れになっていました。水の掛け合いが終わると、今度は貝殻拾いが始まります。きれいな貝殻を拾い、ビニール袋に集めていました。一通り遊び終わり、びしょ濡れになったところで寒くなったので、砂に埋まって温まることにしました。砂浜の上で横になり、顔以外の全身を砂で埋めます。温かい!全身が埋まると、砂浜の掛け布団のようで冷えた体を温めてくれました。最後は、砂に埋まった2人を囲んで記念撮影です。写真を撮り終えて、砂から出てみると全身砂だらけ!急いで海に全身をつけて砂を落としていました。短い時間のなか、冷たい海に臆することなくみんなで思いっきり楽しむことができました。

帰りの電車では、駅構内での思わぬすれ違いで電車を乗り過ごしてしまうというハプニングがあったものの、途中合流をし、電車では幸いにも全員座って帰ることができました。朝見ることができなかったドクターイエローを一目でも!と少し期待を寄せましたが、やはり見ることができなかったので、少し残念でした。今日はたくさん歩いたうえに、海で遊んだので、電車ではぐっすり一休み。今日は、だるまや着替えを含めたくさんのお土産も持って帰ってくることができました。日中は1月とは思えないほど暖かい気温で天気にも恵まれ、新年の初詣にふさわしい一日になりました。

2024.1.5の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240105_初詣遠足
閲覧期限:2024年1月12日

【お絵描きクラス】絵画による子供の表現力。コンテスト入賞と大使館へのプレゼント

2024年1月5日 / 未分類

こひつじかいのお絵描きクラスに参加している子供たちが、絵画コンテストにて賞を受賞しました。仲間とお教室で切磋琢磨しながら時間をかけて丁寧に描き上げた世界に一つだけの作品を是非ご覧ください。

ドイツ大使館が主催し、今年で16回目となる絵画コンテスト「わたしのドイツ」。3月までドイツに5年間住んでいた子が「デュッセルドルフのクリスマスマルクト」と題した絵を応募し、約580名の応募者の中から小中学生各1名に与えられるローテンブルク特別賞を受賞しました。受賞に伴い、大使公邸で開催されたレセプションに参加し、表彰状と記念品(ケーテ・ウォルファルトのくるみ割り人形、リンツのチョコレートのアドヴェントカレンダーetc.)、ローテンブルク市長からの手紙を授与されました。 ローテンブルク特別賞はドイツの伝統的な木組みの建物が描かれている作品に与えられる賞です。今回応募した作品には、デュッセルドルフの旧市街にある市庁舎と、その前の広場で行われているクリスマスマーケットと大きなクリスマスツリーを描きました。授賞式では雪が分厚く描かれている点が特に良かった、との講評をいただきました。 大使館の広報担当職員の方からは、「毎日職場に訪れる際に、たくさんの作品が目に入り、気分が晴れやかになる。そういった意味では、応募者の皆さんがドイツと日本の外交関係に良い影響を与えているのですよ」とのお言葉を頂戴しました。 幼くても絵画を通して海外とのつながりを持ち、両国の関係に少しでも好影響を与えられたことは大変貴重な経験になりました。 受賞作品は大使館のエントランスを入ったホワイエに展示されています。ドイツ大使館を訪れる方は、是非ご覧になってみてください。

現代用語検定協会主催の第23回 自己表現力コンクールでは、優秀賞を3人(幼児の部2人、小学生の部1人)、入選2人(幼児の部1人、小学生の部1人)の計5人が賞をいただきました。同コンクールは「自分で感じ、自分で考えたこと」を応募し「自分を表現する楽しさ」を体験する”場”。全作品の一点一点に講評を加えて返却してくださるので、応募する子供たちも手応えを感じています。読み書きができない未就学児も、自由な発想で作品を創作することができ、また時間をかけて完成させることで根気強さも養われます。幼い頃から培った自己表現力は、将来的なプレゼンテーション能力の向上にもつながるのではないでしょうか。

エクアドル大使館とのご縁から子供たちは、プラタノと呼ばれる甘くないバナナを用いた食文化を体験したり、アマゾンのジャングルに生息する野鳥の絵画を制作しました。小国ながら野鳥の楽園と呼ばれエクアドル。子供たちは、図鑑で見られるようなカラフルで美しい鳥たちを、一筆一筆丁寧に描きました。実際に手を動かし、五感を使うことで、地球の裏側の国を身近に感じることができ、世界観が広がったことと思います。 子供ならではの感性を活かし、表現力を高めることで、世界と繋がり社会に貢献することができます。これからも一つ一つの出会いやご縁を大切にしながら、子供たちとより良い未来を築いていきたいと思います。

▲TOPへ戻る