<五感磨き遠足>冬野菜収穫遠足に行ってきました

2021年12月12日

《公園探検スタート》
みかん狩り遠足に続き、今日もお天気に恵まれ、朝からみんな笑顔で元気に砧公園に集合しました。
お見送りに来てくださったお父さま、お母さまとお別れしたらさっそく冬野菜収穫遠足の始まりです。

公園に入り広場を抜けると目の前に大きな丘が見えてきました。
みんな丘の頂上までダッシュで登っていき、あっという間に頂上に全員集合です。ツルツル滑る斜面でもバランスをうまく取りながら駆け降り、遠くにある太い木までみんなでかけっこをしました。新一年生のみんなは、息が切れるくらい何周も走っていましたが、新年中さん、新年長さんもその背中を追いかけて一生懸命走りました。

かけっこを終えると、また探検の始まりです。
黄色くなった銀杏の葉っぱを見たり、銀杏の香りを嗅いだり、もぐらの穴を見つけて穴を掘ってみたり、子どもたちの興味尽きません。どんどん新しいものを発見していきます。
さらに奥へ進むと今度は大きな木が見えて来ました。子どもたちは駆け足で木まで駆け寄り、どうしたら高いところまでいけるか考え、挑戦してみました。自分で登るルートを目で確認し、手と足を器用に動かしながら登っていき、あっという間に自分達の何倍にもなる高さまで到達しました。木から降りてきた子どもたちは、地上からは感じることのできない上から見えた景色の様子や、木に登るコツを年下の子たちに教えてあげていました。

木登りを終え、さらに進むと沢山の落ち葉とどんぐりが落ちている広場にたどり着きました。子どもたちはみんな、落ち葉があると地面がフカフカしているね〜柔らかいね〜と話しながら駆け回り、腕いっぱいに落ち葉を抱えて葉っぱのお布団を作り始めました。たくさん集まったので葉っぱの中にも入ってみました。顔を出すとまるでミノムシのようになり、冬の虫たちの気持ちを感じながら遊ぶことができました。やりたい人が順番にミノムシになる中、最後にいそべっちも隠そう!!とみんな大盛り上がり。葉っぱでいそべっちのことをすっぽり隠して、ミノムシゲームはおしまいです。

さあ、自然を使ったゲーム大会はどんどん続きます。
まずは落ち葉集めゲームです。みんなで、一つの袋に落ち葉を集めます。「よーいスタート」の掛け声でゲームの始まりです。最初は一斉に落ち葉を集めに行きましたが、すぐに小学生チームのみんなが役割分担の声をかけ始めました。すると、あっという間に落ち葉を集める人、落ち葉を入れやすいように袋を持つ人、溢れた落ち葉を拾う人など、それぞれ協力し合い自分の役割を見つけて行っていた姿には成長を感じることができました。
続いて、どんぐり集めゲームです。ここでも子どもたちの成長が見られました。新年中さんたちはどんぐりを沢山拾いたいけれど、すぐに両手いっぱいになってしまいどんぐりを掴むことができません。しかし、しばらくすると左手を器のようにして右手で沢山掴めるように自分で工夫し、より多くのどんぐりを手にすることができとっても満足そうに袋に入れていました。こんなに短時間でもどんどん自分達でよく見て、考えて、できることが増えていきます。
葉っぱを集めたときとドングリを集めたとき、同じ袋に集めたのに重さが随分違うことにも気がづきました。
どうしてだろう?と考えていると小学生たちが「ドングリは中身がぎゅっと詰まっているから重たくて、落ち葉は水分もなくなってカサカサだから軽い」と見事に説明してくれました。遊びの中からまた1つ学びが生まれました。

《まだまだ遊べる午前中》
一旦、おじゅうじを食べに自分達の基地へ向かいます。その途中にグラグラつり橋も発見。モミジがきれいに紅葉していて、まるでどこかに旅行にきたような気分になりました。お菓子を一つたべて、元気をつけたら、ここからは鬼ごっこです。
お誕生日の季節で鬼を決め、手つなぎ鬼や氷鬼をしました。両手いっぱいに腕を広げて追いかけたり、転んでしまっても自力で立ち上がり全力で逃げ回ります。鬼同士で協力し挟み撃ち。これには足の速い小学生もかないません。結果は鬼の勝ち。みんな気づけば半袖になって走り回っていました。遠足のたびに感じることですが、2歳から小学5年生まで、一つの遊びを全員で楽しめるのはとっても素敵なことです。遊具や遊び道具に頼らず、自然にあるものから遊びを考える子ども達だからこそ出来る技だなと感心します。
いつもに比べて遅めの集合にも関わらず、午前中だけとは思えないほど公園中を遊び尽くしました。

《お弁当でパワーをつけて畑へ》
お弁当は、いつものようにみんなで輪になって食べます。気の早い子供たちは、お弁当後の昼休みに何をして遊ぶかの相談を始め、そうでない子供たちも、弁当に入っている「おかず」や「バラン」などの話で盛り上がり、賑やかなお昼となりました。
お弁当を早く食べ終わり昼休みとなった子供たちは、早速相談していた鬼ごっこを始めました。しかし、すぐに木登りやシャボン玉に気を取られ、別の遊びに次々と移り変わっていきました。まだお弁当を食べていた子供たちの方にもシャボン玉は流れてきており、お弁当よりもそちらに気を取られてしまいました。

お弁当で腹ごしらえをし、昼休みを思い思いに過ごして楽しんだ後は、いよいよ冬野菜の収穫をする畑へと移動をします。道中、玉座のような椅子に座って写真を撮ったり、道路脇のお洒落にデザインされた水路を通ったり、上り坂をかけっこで競争したり、楽しく移動しました。

《恒例お絵描きタイム》
お昼ご飯をお腹いっぱい食べたあとは、お絵描きの時間です。午前中にやった色々な遊びを思い出して、しおりの見開きページいっぱいに公園の様子を描きました。落ち葉やどんぐりを袋いっぱいに集めたとき、原っぱで鬼ごっこをして走り回ったとき、3mくらいの高さまで木登りをしたとき、みんなで跳ねてぐわんぐわん揺らした吊り橋……まだ午前中しか遊んでいないのに、描きたいことがたくさんありました。お絵描きを終えたら、農園に移動して冬野菜を収穫しにいきます。

もちろん畑の立派なお野菜もお絵描きします。幼稚園生が収穫している間に小学生たちは白菜、大根、ネギをよく観察してしおりに野菜の絵を描きます。白菜の葉っぱは大きいな、農園の大根は太くてしっかりしているな、ネギはどうやって生えているのかな、と間近で見ることで、食卓で見るときとは違う生の野菜をみずみずしく描くことができました。

《いよいよ収穫》
まずは白菜を収穫します。
農園のお姉さんから説明を聞きます。
好きな白菜を自分でひとつ決めたら、白菜の頭の方ではなくてお尻の方を持って手前に倒します。根っこが地面からヒョイと顔を出したら農園の方に声をかけて切っていただきます。周りの余分な葉も切り落としていただきます。
子どもたちは聞いた説明を頭で考えながら、自分の白菜を決めます。
すぐに「これにする!」と決める子も、葉の大きさや色をよく見て「どれがいいかな〜」とよく見極めている子もいました。
白菜はあまりにも大きく、手前に倒す作業ひとつも腕の長さや力がまだ足りず一苦労です。
採れた白菜は、ひとりで持ちあげるのがやっと!という程、とても立派で大きなものでした。

次に大根を掘ります。
大根を抜くときは葉っぱを持ってしまうとちぎれてしまうので、地面から少し顔を出している大根の上の部分を持って真上に持ち上げるようにと説明をいただきました。
ところが、真上に持ち上げる作業が大変で、大根を持つ手が土で滑ってしまったり、小さな手で太い大根をしっかり持とうとしてもなかなかうまく力を伝えることができません。
なかなか抜けず「『おおきなかぶ』みたい!」と言う子もいました。その子を手伝いに来たおともだちも、大きなかぶのように手伝い、楽しそうな様子でした。
採れた大根はみずみずしく、とても美味しそうです。

最後はねぎです。
ずらっと並んで地面から真っ直ぐ上に向かって生える太く立派なねぎが遠くからでも目立ちます。
大きな白菜に太い大根と比べると重さはないものの、根がしっかり張っているので、地中から引き抜くのは一番大変でした。
根っこに近い方を持つことと真上に引き上げることを意識して、折れてしまわないように、力一杯でありながらも慎重に引き抜きます。
採れたネギは大きいものだと子どもの身長くらい、太さは腕と同じくらいの太さがありました。

収穫だけではなく、採った後はお片付けもしました。
その場で切り落とした根や葉は、集めて猫車に積み重ねていきます。
一度では運べない量、自分たちの力では押せない重さに、子どもたちは驚いていました。

帰る前には、砧公園で集めたどんぐりと、猫車に乗せた葉を使って、地面に大きな大根を作りました。
そして農園の方にお礼のご挨拶をします。農園の方は、去年来たときの様子をよく覚えていらっしゃったので「大きくなったね」とおっしゃっていました。
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太陽の光をいっぱい浴びた季節の美味しいお野菜からたくさんのパワーをいただいて、寒さにも負けず元気に過ごせることと思います。

《アルバム》
冬野菜収穫遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 冬野菜収穫遠足アルバム
閲覧期限:12月18日

磯邊季里 @ 2021年12月12日 18:07 コメント: (0)

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