<五感磨き遠足>田植え遠足に行ってきました。

2022年6月13日

《田んぼへ!》
少しお天気が心配な朝、中城山公園の駐車場にみんなが集合します。
みんなを待っていると、雲はどんどん薄くなってお日さまが顔を出し、心地よい日差しです。
太陽が出でお弁当を日陰に置こうとなれば、日陰はどんなところ?と子どもたちは話します。
みんな集まったらすぐ出発です。

まずは、着替えて田植えをする準備をします。早く準備が終わった子は、終わってない子を手伝います。そのおかげもあり、素早くできました。
準備が整ったら、早速田んぼに向かいます。
向かう道の途中には、あめんぼ、とんぼ、蝶々を見つけて「もう夏だね!」と歩きます。
ツユクサを見つければ、そこから会話のなかで今の季節は夏に入る前の「梅雨」だと知ります。

田植えの場所まで移動が早く出来たので、子どもたちは意気込んでストレッチをしたり、辺りを観察して生き物探しをして待ちます。
アメンボ、小さなオタマジャクシやツバメも見れました。「おでこに赤いのが見えた!」と気づいた子もいました。
田んぼには、木でできたT字の道具を見つけました。子どもたちは「これなはに?」と聞きます。「昆虫で、小さいときは水の中にいて、大きくなると空を飛ぶ」というヒントに、子どもたちはすぐに「トンボ!」と反応します。好きな物や興味のあるものへの反応は誰より一番です。

《いざ田植え!》
田植えでお世話になる方々にご挨拶をします。田んぼに入る前に田植えの仕方の説明があります。
今年からお米の品種が「てんこ盛り」という品種に変更されました。ご飯をてんこ盛りにしたくなるほど美味しいお米になってほしいという願いが込められているとのことです。
大盛りよりたくさんのてんこ盛りに子どもたちは両手を大きく動かして「こーんなに!」と盛り上がります。秋の稲刈りが楽しみになります。
田植えは、2〜3本の苗を手に取り、根っこの部分を持って田植えをします。根っこの部分を持つのは、根っこのお米の部分が抜けないようにするためです。ほかにも、黒い印のついているロープの向こう側に植えることを教わります。

説明が終わると、いよいよ田植えのスタートです。
横一列に並び、自分の決まった場所に植え始めます。2〜3本の苗を手に取っては、田んぼに植える作業を繰り返します。苗は、教わった通りにえんぴつを持つように持ちます。
始めは、根元ではなく葉っぱのところを持ってしまったり、4本以上多く取ってしまったり、ロープの手前に植えてしまう様子が見えましたが、泥だらけになりながら一生懸命やってるうちにコツを掴み、どんどん上手に植えられるようになります。
泥に足を取られて何度も転んでもすぐに立ち上がることを繰り返しながら苗を植えていきます。顔に泥がついてもお構いなしです。
誰一人弱音を吐かず、せっせと田植えをしたおかげであっという間に田んぼが苗だらけになりました。とてもきれいにできました。

《田んぼのカエル探し》
田植えが終わったらカエルを探しに行きます。芝生でバサバサと足音を立てて歩き、カエルをおびき出します。しばらくすると、大きなカエルが飛び出してきました。「カエルだ!」と言いながら急いで捕まえます。他にもカエルを数匹とバッタや小さな虫も捕まえました。

カエル探しが終わると、田植えを教えて下さった方にご挨拶をしてお別れです。

田んぼの周りには自然がいっぱいです。足を洗うのも自然の湧き水です。蛇口から出る水ではなく、自然にある水を上手く使うのも一つのよい経験でした。
お日さまに照らされた体を冷まし、泥を洗い流すと、さっぱり気持ちよさそうでした。

《おひるごはん》
手足を水で洗ってピカピカにした後、屋根の下でレジャーシートを敷いてお昼ご飯を食べます。
田植えを一生懸命がんばり、お仕事を終えた子どもたちは、お弁当をもりもり食べます。緑に囲まれ、空には夏の雲が見え、季節の移ろいを感じます。
お昼ご飯を食べ終わると、自分が田植えをしていた様子を思い出し、絵にします。自分だけでなく、田植えを教えてくださった方や、実際に植えた後の田んぼもいろんな色を使って描きます。お稽古や遠足で絵を描く練習していたこともあり、今まで上手に絵が描けなかった子も今ではすぐに絵を描けます。
絵を描き終わった子は、すぐに遊び始めました。年齢が上の子が率先して年齢が下の子を遊びに誘い、みんなで遊びます。池の周りで氷鬼をしたり、グリコやお姫様ごっこなどをしてみんなで仲良く遊びました。

《「にじ」パワー!》
一通り遊び終わると、少し歩いたところにある別の公園に移動します。
すると、いきなり雷が鳴り始め、強い雨が降り始めました。
雷の音をはじめて聞いた子はこわい!と言っていた一方で、「まだみんなで遊びたい!」と、おへそを取られないように一生懸命隠しながら急いで屋根の下に走ります。雨宿りをして雨が弱くなるのを待ちました。
10分くらいすると少しずつ弱くなってきました。子どもたちは虹がでないかなと、みんなで「にじ」を歌いました。すると、雲がどんどん遠くに行って青空が見え始め、雨が止みました。
子どもたちの思いが通じたかのようでした!「にじ」をみんなで合唱します。すると、「にし」の合唱のおかげなのか雨はあっという間に止みました。
雨が止むと、すぐに遊具で遊び始めます。すごーく長い滑り台で遊びます。上り坂を一生懸命登っては滑り台を滑り終わるを何回も繰り返していきます。4周目だよ、5周目だよと何回滑ったのか数えていきます。多い子では、10周ぐらいしていました。普段あまり滑り台をやらない子も、特大の笑顔を作りながら何度も滑ります。
滑り台のほかにも、船の形をした網の遊具で遊びます。「カミナリ号」と名付けました。出航時間が来ると船はすごい勢いで左右に揺れます。右へ左へと左右に揺さぶられますが、必死にしがみつきます。よっぽど楽しかったのか、これまた特大の笑顔で溢れました。

遊び終えるとおやつを食べて、あっという間に帰る時間です。
今日は、普段都会ではできない田植えを体験することができました。このような貴重な機会を作ってくださったスタッフの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

《アルバム》
2022.6.12の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R 田植え遠足 20220612
閲覧期限:6月19日

磯邊季里 @ 2022年06月13日 19:00 コメント: (0)

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