<五感磨き遠足>斑尾キャンプ2日目

2022年7月27日

子ども達の寝ている間にひとしきり降った雨もすっかり上がり、さわやかな2日目の朝を迎えました。

《自然のパワーをいただく》
ラジオ体操はもちろん大きくそびえ立つ斑尾山を見ながら。いつものラジオ体操もお山の空気を体いっぱいに取り入れて行うとより隅々まで伸びていく気がします。
身体をそらせば、「まぶしいー!」と思わず目を細めてしまうほどの日の光が降り注いできます。まだ少し眠たそうにしていた子たちもすっきりした表情になりました。
ほんの数分間で子どもも大人もリフレッシュさせてくれる自然のパワーに感謝して新しい一日がはじまります!
その後の朝の修行も、丸太を平均台のように渡ったり、立っている丸太の上でバランスをとったりと自然がいっぱいです。平均台のように平らなところは一つもなく、太さや凹凸が色々なので、より細かな、そして本能的なバランス感覚が必要になってきます。今回は「忍者」なので、しなやかに、軽やか、素早く動けることが絶対目標です。そのためにはただ渡れるだけでは、まだまだ修行が足りません。おのずと練習量がどんどん増えていきます!

午後には最高の水遊び日和に。
広い空に向かって水鉄砲を思い切り飛ばしてみたり、風の向きを考えながらフリスビーを投げては芝を駆け回り、時間を忘れて遊び続けます。
こんなに全員が夢中になって遊べるのも自然のパワーがあってこそです。
ホテル中、スキー場中に笑い声が響き渡る、気分がとても明るくなる午後でした。

《自然の力をかりてお料理》
今日のお昼ご飯は、ダッチオーブンで作る特製パンと収穫してきた野菜を使った品々です。
芝生の庭でお料理スタート。
まずは水の出番。パンに入れるのも、野菜を洗うのも、スープに入れるのも、山からの冷たくて美味しいお水を使います。蛇口をひねれば美味しい水が出てくる!この贅沢はウォーターサーバーではなかなか感じられないものです。子ども達からも「美味しいお水だから、絶対どのお料理も美味しくなるよね!」と声が上がります。
小麦粉、塩、砂糖、ドライイーストをよく混ぜ、生地を作っていきます。バターも加えて、きれいにひとまとまりになってきました。
ここからパンの発酵がうまくいくかどうかはその時の気温次第!一生懸命生地をこねていると気温も良い具合に上がってきました。
発酵を待つ間にポテトサラダ、スープ、じゃがバター、焼きとうもろこし作りもどんどん進めていきます。
炭火の火加減を調整するには風の出番です。うちわで扇いで調整します。

発酵もとてもうまい具合に進み、成形してダッヂオーブンに入れていきます。アツアツになった木炭を上にのせて、あとは焼き上がりを待つだけ。
途中で中をのぞけない分、開けた瞬間の「わー、上手く焼けてる!美味しそう!!」と歓声があがりました。
今回のお料理も大成功、ふわふわに焼きあがったほんのり甘いパンを大きな口でほお張り、大満足の1食になりました。

《聞く力・伝える力》
キャンプでは、やることが沢山あるのでみんなで一緒におこなう作業もあれば、それぞれに役割分担しておこなう作業もあります。
そうなると大切になってくるのが聞く力と伝える力です。今話されていることは自分に対するものなのかそうではないのか、どんな指示をされたのか
広い敷地内、必ずしも聞き取りやすい環境ではない中で「聞く力」はかなり鍛えられていきます。
そして集団で過ごしていると頻繁にでてくるのが「他の子にも伝えておいて」「あとから来た子にも教えておいてね」という場面です。
伝え方が少し違うだけで話の方向が180度変わるので、あとで聞くとどうしたらそんなことになる?と笑い話になることも沢山あります。
それでも仲間同士で足りない言葉を補い合いながら沢山会話を重ねていくことは「伝える力」の土台となっていきます。
この5日間で、子ども達の「聞く力」「伝える力」の素地が出来ればと願いつつ、明日からも会話の絶えない時間を過ごしていきたいと思います。

もう一つ、この2つを総動員して盛り上がったのがスイカ割りです。
「右!右!」「もう一歩下がって」など言葉を駆使して誘導します。順番が終わった人は向かい側にいくことになっていたためここでも思わぬ落とし穴がありました。
一生懸命声を出しているのですが、「右!」という声と「左!」という声が同時に聞こえます。どちらも右左を間違えているわけではなく
自信を持って声を出しているから、目隠しをしている子は余計に大混乱です。声の主をたどると、二人は丁度向かい合わせの場所にいて、それぞれが自分から見た方向を伝えていたのです。それは見事に真逆になる訳だ、と納得したと同時に「相手に伝える」ことの難しさを再認識した瞬間でした。

《自分でつくる楽しい空間》
今年のキャンプのテーマは「忍者」です。実は、今年のテーマは全く別のものを考えていました。
そこから「忍者」に方向転換することになったのは、小学生の参加者の一人が学校で借りてきた本がきっかけでした。
学校帰り、「絶対みんなでやったら楽しそうな本を見つけたよ!」と意気揚々と見せてくれました。
今すぐやりたい!ということでしたが、せっかくやるなら、しっかり計画を練ってキャンプで思いっきりやろう!と決まりました。
こんなことをしたい!
もっとこうしたら楽しくなりそう!
次はこうしてみようか、ああしてみようか、、キャンプの主役である子ども達から湧き出るアイディアは大歓迎です!
これまでも子ども達が楽しんで取り組んでくれたものは、途中はどうなるんだろうとドキドキするものの、最後には必ず我々の想像の遥か上をいく
素敵な結果になってきたので今回のキャンプもどんな風に展開していくのが毎日ワクワクしています。

《アルバム》
2022.7.26の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R 斑尾キャンプ 20220726
閲覧期限:7月31日

磯邊季里 @ 2022年07月27日 00:17 コメント: (0)

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