【食育・ワジック教室】秋コース第3回「秋の巻き巻き御膳」

2023年10月8日

《秋の巻き巻き御膳~ホクホク栗ご飯~》
ワジック教室では、毎回五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)の中の一つに焦点を当ててお料理をしています。秋コース第3回目の今回は、聴覚がテーマです。沢山の音に耳を澄ませながら、秋の巻き巻き御膳を作りました。

今回のお献立
●人参とさつま芋の肉巻き
●エリンギ丸ごと肉巻き
●ピーマンの胡麻和え
●さつま芋パリパリチップス
●大学芋
●ホクホク栗ご飯
●豚肉と人参のお吸い物
●旬の果物「柿」

《下準備から自分たちで》
くり、さつまいも、きのこ、かき、秋の食材をたっぷり使う今日のお料理。まずは、見て、触って匂いを嗅いでから切る作業を始めます。
硬い栗は先生にお任せし、子どもたちは肉巻きにするさつまいもとにんじんを切っていきます。今日参加の男の子たちは、半年前から毎回参加している子たち。大きなさつまいもも、2歳の男の子は先生の手を借りながら自分の力で、年少さんの男の子は手に気をつけながら自分で切ることができるようになりました。みんなで食べる分のさつまいも人参を、どんどんと千切りにします。
次は切った野菜をお肉で巻きます。小さな手で野菜を乗せてくるくる上手に巻きます。ゆるくなったのはやり直し。お肉で手がベトベトになりながらも、あっという間に2人で40本の肉巻きを綺麗に丁寧に作る事ができました。

《会話をする余裕も》
続いて大きないい香りのエリンギもお肉で巻いて、こちらは匂いを逃さないようホイル焼きにすることにしました。
途中、先生が剥いていた栗からは、虫が出てくるハプニングが。この幼虫は大きくなったらどんな虫になるのかな?いろいろ想像しながら、お話もたくさんします。お米を測って研いで、水も測って、栗ご飯の準備も2人の男の子のお仕事です。2歳の男の子もお米をこぼさずカップで測り、上手に研げるようになってきました。「おうちでもやっているよ」とも教えてくれます。

《身についてきた習慣》
そして2人も大好きな胡麻和えの和え衣作り。「こぼれたら食べるのが減っちゃうよ」と声をかけると、大事にこぼさず胡麻を擦る事ができました。味付けも2人で。お味見して美味しい、もっと食べたいと。でも、後でいっぱい食べようねと、ここも我慢ができました。
全てのお料理が出来上がり、盛りつけ配膳も2人が主役です。菜箸で出来上がったピーマンの胡麻和えを盛り付け、お水や汁物もこぼさず運びます。「お盆はおうちにもあるよ」家でもお料理に興味をもってお手伝いをしているようです。

《目を見張る成長》
待ちに待った「いただきます」。箸を休めることなく、どんどん食べます。肉巻きも前歯で噛み切って自分でちょうどいい一口で食べられるようになりました。大好きなピーマンの胡麻和えはお味見を我慢しただけあり、3回もお代わりしました。全て完食し、デザートの柿まで、秋のご馳走をたっぷり味わうことができました。
今回、2人の男の子の成長には目を見張るものがありました。2人で協力してお仕事ができるようになったこと。譲ることもできること。自分の食べるお料理を作っていると意識して作れるようになったこと。食べ散らかず、きちんと食べられるようになったこと。たくさんおしゃべりしながら楽しそうにお料理すること。お料理の語彙はもちろん、いろいろな語彙が増えていること。そして笑顔がいっぱいでとても楽しそうな姿にこちらも感動でした。

《アルバム》
2023.10.7の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室 「秋の巻き巻き御膳」 20231007
閲覧期限:2023年10月15日

《ワジック教室に名前が変わりました》
2023年6月から教室の名称が「ワジック教室」になりました。

「こんないい顔、うちでは見たことがない!どんな魔法をつかっているんですか?」保護者の方からそんな言葉を頻繁にいただくようになり、「食」のちからを再認識。
それならば1から全部やってみようと、五感磨きに

「ワ(和食)+アジ(味わう)+イク(教育)」

を融合した新しいプログラムとしてスタートしたのが、「ワジック教室」です。
ワジックの“まほう”にかかった子ども達との時間、どんな新しい出会いがあるのか、私達もワクワクしています。

詳しくはこちら↓↓
ワジック教室

磯邊季里 @ 2023年10月08日 17:59 コメント: (0)

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