【食育・ワジック教室】冬コース第4回は恵方巻

2024年1月28日

今回は、節分が近づいているので、恵方巻きづくりに挑戦しました。

恵方巻きはお寿司のお仲間です。のりとご飯の他に、7つの具材を用意します。にんじん、ほうれん草、しいたけ、たまご、桜でんぶ、干瓢、うなぎです。一つずつ材料を見て、名前を聞いてみました。にんじん、たまごはみんなすぐわかりました。
かんぴょうは見たことない子がほとんどでした。みんなの身長よりもずっと長く、縄跳びのような見た目をしていました。2本あったので伸ばして長さ比べをしました。かんぴょうは水に浸してどんな変化があるのかを待ちます。うなぎもみんなが見て何かわからない具材の一つでした。生きている状態のうなぎと、開いて蒲焼きにしてあるうなぎが同じとは思わないようで、ちょんちょん触ってみたり興味津々な様子でした。このうなぎがどこから来たのかな?と考えてみましたが、海から来たよ、ぬるぬるしてたんだよ、と教えても腑に落ちない様子でしたが、食べてみてのお楽しみです。そして、桜でんぶも食べたり見たりしたことはあったようですが、名前を知ってる子がいませんでした。ピンク色なので、甘いのかな?かき氷味?と味を想像していたので、お味見をしてみると、甘い!いちご味ではないけど似たような味がする!と楽しい言葉が沢山飛び出しました。
また、恵方巻きの具材とは別に大豆も用意していたので、水に浸して変化を楽しみました。乾いているものは小さく円形ですが、水に浸していたものは、サイズが大きくなっていて楕円形になっていました。今回は煎り大豆にしてお持ち帰りです。

調理を始めていきます。
たまご係、お米係、にんじん係に分かれます。
たまごをコンコンと机でヒビを入れて、パカッといい音が聞こえました。たまごを割るお仕事が好きな子が多いようで、一瞬のうちにたまごを割り終えました。殻が入ってしまってもすぐ報告してくれて取り出すことができました。
お米を洗うのも大人の力を借りず1人でできます。シンクにお米が溢れてしまってもそれを流さずにボウルに戻して再開します。お米ひと粒も大事にお料理をできるともっといいです。にんじんは恵方巻き用に細切りと、胡麻の和え物用にざく切りにしました。にんじんのヘタの部分が2つ残ったら子どもたちの目になったりお耳になったりと、ヘタが変身道具となりました。
次に、茹でていたほうれん草をトレーに出し、熱を冷ましていきます。うちわを用意してみんなでぱたぱた仰ぎました。上手にほうれん草に風が送れているかな?と温かさを確認しながら作業をします。
そして、同時に行っていたお出汁づくりでは、一度お味見をしてみました。昆布でとったお出汁は、周辺にいい匂いが広がります。小皿をそれぞれ持ってお味見をしましたが、美味しい!と好評で、おかわりください!と何杯も飲んでいました。完成して食べる時が楽しみです。

具材を準備し終えたので、1人ひとつ巻きすを用意して、具材をのせていたきます。まずはのりを1番下に置いたら、次は酢飯。そしてその上にみんなが調理した具材たちを置いていきます。まずは7つの具材すべてを入れたものを作ってみました。お手本をしっかり見て、真似をしながら巻いていきます。ですが、ただ巻いていくと具材がのりの外に出ていってしまうので、具材たちをちょっと押さえて少しずつ巻きます。一周巻いたらぐっぐっと巻きすごと押さえて形を整えます。そこからくるくるっと巻いていくと、あっという間に恵方巻きが完成しました。この作業は力加減が大切で強いとのりが破れてしまったり具材が飛び出たりしてしまうことがあるので、気をつけながらやりますが、子どもたちはとても上手に完成させることができました。

食べる準備をして席に着くと、今日はこれだけ?という声が聞こえました。具材はたくさんあるからおかわりをしていいよ!と言うと嬉しそうなお顔になったのが印象的です。いただきますをすると、すぐに恵方巻きを食べ始めます。今年の見る方向は東北東ということですが、こっちを見ながら食べよう!とお話をしましたが、みんな食べるのに夢中のようでした。楽しくお食事をしているとみんなあっという間に一本食べ終わってしまい、2本目づくりを開始します。今度はそれぞれが好きな具材だけを入れた恵方巻きをつくりました。恵方巻きやにんじんの胡麻和えなど、今日のお食事はおかわりを含めすべて完食しました。

お箸を使わずに手で持って食べるのも、机とは反対方向を向いて食べるのも、今日はお行儀が悪いことではありません。みんな恵方巻きにかぶりついて食べていたので、幸福が訪れそうです。節分になったらもう一回恵方巻きづくりをして楽しいお食事ができたらいいです。

2024.1.27の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240127_ワジック教室冬⓸「節分!恵方巻」
閲覧期限:2024年2月4日

磯邊季里 @ 2024年01月28日 12:43 コメント: (0)

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