【五感磨き遠足・ワジック教室】冬野菜収穫&とりたて冬野菜御膳
2025年12月22日
年内最後の一日は、冬野菜収穫そして採りたてのお野菜の美味しさを味わいました。総勢28名の子ども達で賑やかな2025年の締めくくりをすることができました。
《お野菜の待つ農園へ》
朝のバス停に続々と子ども達が集まってきました。
全員揃ったところで早速お野菜の待つ農園へ出発します。バスと電車を乗り継ぎ、地上へ出るとパラパラと雨が降ってきていました。収穫が出来なくなったら大変!と急ぎ足で農園へ向かいました。
到着すると、毎年お世話になっている飯田農園の皆さんが、子ども達が雨にぬれずスムーズに収穫ができるようにと準備を整えて待っていてくださいました。

《いざ、収穫!》
畑に到着すると、2組に分かれて野菜の収穫をします。雨が降っていたためテキパキ行動しました。最初に大根です。大根を収穫するときは、葉を引っ張らず、大根の白い部分をしっかり掴んで上に引っ張ります。力が必要で、一生懸命引っ張りました。抜けるとその太さにびっくり!両手でしっかり抱えてビニールハウスにまで運びます。葉っぱで子ども達の姿が隠れ、まるで大根が歩いているような子もいました。



次は、白菜です。白菜自体を奥から手前に引いて倒します。触った瞬間「痛い!チクチクする!」と白菜の葉っぱには小さなとげが沢山あることを体感しました。できたら、手を挙げると、農家の方が白菜の根っこの部分を切り落としてくださいました。また、白菜の根っこを落としてもらったら、ビニールハウスに戻り大根と同じように土を落としてもらい袋に入れました。


最後に、長ねぎです。ネギは、前に倒すように引っ張ると折れてしまうため、上に引っ張ることを意識して収穫しました。抜けたら、農家の方にネギの葉っぱの部分を新聞紙で包んでもらい、袋に入れました。


《一方、教室では》
お教室では、お腹を空かせて帰ってくる子どもたちのために、お留守番の先生でひと足先に届いたお野菜を使ってお昼ご飯の仕込みをします。
いつものお出汁取りと、お米を研ぐ作業は、朝早くから来ていた新1年生が中心となって出発前にひと働きしてくれました。15合ものお米をせっせと研ぎ、お出汁の取り方を初めての子に教えてあげる姿はすっかりお料理名人です。
まずはおにぎり。今年子どもたちが田植えをし、稲刈りをした新米を使います。
大根は、研ぎ汁で茹でてふろ吹き大根に、生で食べられるステック大根に、千切りにしてお味噌汁に、薄切りにして大根しゃぶしゃぶに、丸々1本おろして大根餅とみぞれ鍋に、皮も残さずキンピラに。
色々な切り方と、茹でたり炒めたり色々な調理方法で3本の大根を使い切ります。
味付けには、去年みんなで仕込んだ味噌や醤油を使いました。
大根の葉の部分は水に浸けてシャキッとさせてから、茹でたり炒めたりでこれも全て使い切ります。
白菜は、芯の部分はスティックサラダに、葉先はリンゴと一緒に塩麹で和えて絶品サラダに、中の部分は土鍋に詰めてベーコンを挟みミルフィーユ鍋に。白菜丸々一個もどんどん仕込んで子どもたちを待ちました。



《採りたてはどんな味?》
収穫から帰ってきた子供たちはもうお腹がペコペコで、食べるのが待ちきれません。良い匂いがする台所の方へ集まっていく子や、並べられたたくさんのお料理を見て「すごい!」「美味しそう!」と目を輝かせている子もいました。自分の食べる分の配膳をして、白菜のミルフィーユ鍋にみんなでベーコンを入れて火にかけたら、待ち望んだ食事の時間です。
とれたての白菜や大根をたっぷり使ったお料理を、みんな「美味しい!」と言いながら食べていました。生のままスティック状に切ったものやスライスしただけのものを気に入って何度もおかわりしている子が多かったので、新鮮でみずみずしい野菜の美味しさが子どもたちにも分かったようです。







〇新米のおにぎり
〇大根のお味噌汁
〇大根と鶏肉のみぞれ鍋
〇大根の皮のきんぴら
〇小エビたっぷり大根餅
〇ふろふき大根
〇大根しゃぶしゃぶ
〇大根チップス
〇大根の葉のさっぱり炒め
〇スティック白菜&大根~味噌マヨネーズ~
〇白菜と林檎のシャキシャキサラダ
〇白菜とベーコンのミルフィーユ
大根と白菜がこんなにも沢山のお料理に変身しました!
自分たちで収穫した野菜をたっぷりいただき、楽しく1年を締めくくることができました。






《絵にも描いてみよう!》
農園を時間差で出発した後発隊のみんなは収穫した大きな大根、白菜、ねぎをどのように調理して食べたら美味しいかお話しながら帰りました。お鍋、すき焼き、おでん‥‥お腹が空いていたので、頭にはたくさんお料理が浮かんできました。
お昼ご飯にする前に、採れたてほやほやの大根を絵に描いてみます。スーパーなどで見る大根よりも2.3倍大きいサイズなので、その大きさを表現すべく、紙いっぱいに描き始めました。A3の用紙では足りず、紙を2〜4枚合わせるほど思い切りよく描いていました。
大根の先から真ん中は少し土が付いていますが、葉に近い部分は白色や黄緑色です。細かな傷なども見逃さずに、色を重ねるなどして工夫をしました。また、その大根よりも大きくて立派な葉も見たままに描くことができました。
みんなのお顔よりも大きくて太い大根だね!と声をかけると、描いた大根と自分の顔を比べてみる姿もありました。この葉っぱも食べれるの?苦い味がするのかな?こんなに大きい大根どうやって食べるの?と大根のことを一生懸命考えながら描いていたので、とても美味しそうな大根の絵に仕上がりました。みんなが描いた絵が床にあると、お部屋がまるで午前中までいた畑のようになりました。



《アルバム》
2025.12.20の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251220_冬野菜収穫&とりたて冬野菜御膳





