【ワジック教室・食育】秋コース最終回を迎えました。

2025年12月2日

秋コース最終回は、ゴマ鯖をさばいていただきました。そのほかにこれまで扱った食材を散りばめ、秋らしい彩りの御膳が出来上がりました。

献立

◯新米ピカピカ羽釜ご飯
◯ごま鯖の竜田揚げ
◯小松菜の胡麻和え
◯冬瓜と華エビの煮物
◯くるくるだし巻き玉子のお椀
◯ジャガイモだんご
◯小かぶのあっさり漬け
◯飾り人参〜紅葉〜
◯旬の果物 洋梨

まず早く来た子から順番に、人参をもみじの型で抜く作業と、新米を炊く準備をしていきます。生の人参は固くて力が要りますが、小さな子も上手に「サクッ」という音をさせて抜くことができました。

全員揃ったら、最初はお絵描きです。大きな冬瓜の断面を紙の上に置き、周りをなぞって形を写し取りました。紙からはみ出しそうなくらい大きな丸の中に、色や種をじっくり観察しながら絵を描いていきます。丁寧に描けるようになっている子が沢山いて、みんな上手にかけました。

絵を描き終えたら、今日は人数が多かったのでみんなで分担しながら進めていきます。かつお節でお出汁を取った子たちからは「良い匂い!」「美味しそうな匂いがする」という声が聞こえました。じゃがいもを潰す作業では、「トン、トン、とリズムよく叩いてね」と伝えると、どの子も力いっぱい潰してくれました。じゃがいもは、潰れたら片栗粉や調味料、ひき肉を加えてよく混ぜます。
次は、じゃがいも団子を作っていきます。潰して味付けしたじゃがいもを、一人ずつ丸めてお団子にしました。その様子がおにぎりみたいだね、と言っている子もいました。出来上がったものを見ると、丸くするのがとても上手な団子名人が沢山いて驚きました。最後にこぼれた分をみんなでお味見したら、「美味しい!」と嬉しそうでした。

今度はゴマ鯖の登場です。まず最初に鯖をしっかり見て観察してから描いていきます。子どもたちの前で捌いていき、視覚だけでなく「耳をすませてね」と伝えて、骨がカリカリいう音なども聞いてもらいました。丸ごと一尾の魚を捌くところを初めて見た子もいたと思いますが、子どもたちは興味深そうに見ていました。骨抜きからは子ども達にバトンタッチしました。指でどこに骨があるかを見つけたら、つまんでスーッと引き抜きます。「長いのが抜けた!」と楽しみながら一本残らず抜くことができました。捌かれた鯖を、今度は一口サイズに切っていきます。小さな子たちは大人と一緒に、最年長のお兄さんがいるチームは2人だけで切ってくれました。身が崩れやすく切るのが難しかったですが、どうしたら綺麗に切れるのか考えながら切ることができました。

だんだん仕上げに入っていきます。さっき切った鯖は、すりおろした生姜と醤油で味を付けます。生姜をすりおろしたときには、「いい香り」と言う声もありました。揚げるときには片栗粉をつけて竜田揚げにします。片栗粉はとろとろにするだけじゃなく、サクサクにすることも出来るの!?と使い方で様々な姿になることも発見しました。
だし巻き玉子にする溶き卵に味付けをして混ぜたり、茹でた冬瓜にひたひたになるまでお出汁を入れたりしたら、一度ここでご本の時間です。
「お腹が空いてきちゃった」という声がたくさん聞こえてきたところで、いよいよお食事の時間です。席に着いたら、手を合わせて「いただきます!」揚げたての鯖や、ピカピカの新米をみんな美味しそうに食べていました。今日はやることが沢山あったので、大人数でもそれぞれがたくさん働いてくれて、良い秋コースの締めくくりとなりました。

2025.11.30の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251115「秋のお野菜御膳~丸ごと美味しくいただこう~」

磯邊季里 @ 2025年12月02日 04:00 コメント: (0)

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