<バンコク>パターンブロックのクラスについて

2016年6月23日

5月22日(日)にパターンブロックにはじめて触れる子ども達に向けたクラスをしました。3歳児を中心とした小さな子ども達です。はじめはお母様と一緒にパターンブロックを楽しむことができたら、きっとパターンブロックが大好きな子どもになって、パターンブロックの世界が広がっていくのだと思います。小さな手にも扱いやすいブロックを積んでみたり立ててみたりしながら、色の区別をしたり、楽しみながら初歩的なことを体験します。はじめて参加したのにすぐに夢中に取り組む小さな姿に、お母様方も驚かれたようでした。

 しばらくブロックと親しんだ後、パターンブロックの次の段階を楽しむ為に、お母様と一緒に短冊状の色画用紙をテープでとめて枠を作り、いくつかの枠でカメを作りました。まるでカメの甲羅のような黄色の六角形のブロックを枠の中に入れ、そこにブロックを乗せて重ねていきます。パターンブロックの特性がここで生きるのですが、教えなくても、黄色のブロックの上に赤いブロックを2つ乗せる子ども達。置き換えができています。
 身近な生き物であるカメとブロックで遊んだ流れは「浦島太郎」につながります。この場所には浦島太郎の絵本はありませんが、記憶しているお話を子ども達に語りかけるのです。日本人が昔から語り継いできたお話を、子育てのなかで改めて大切に子ども達に伝えていってほしいと思います。それはお母様方の優しい声のトーンと一緒に子ども達の記憶に残り、日本人としての心を育む助けとなることでしょう。
 全体での活動が終わってからも、子ども達はお母様方と海の世界を楽しみました。写真の作品は、はじめてパターンブロックに触れた子のものです。子ども達のわくわくするような学びも、この作品のように伸びやかに広がると良いと思っています。

 さて、今日のように小さな子ども達がパターンブロックで存分に遊べるように、パターンブロックの特性や子どもへの声掛けなどを学んだインストラクターを増やしていきたいと考え、バンコクでもそのための講座を開講しています。インストラクターになる大人だってパターンブロックにはじめて触れる人がたくさんいますので、まずはパターンブロックのすばらしさを知ってもらおう!とビギナークラスからはじめています。すぐにインストラクターを目指さなくても、家庭で自分の子どもとより良く遊ぶことを目的としている人もいます。
 そういった学習をするのですから、実際にパターンブロックで遊んでいる子ども達と接することも大切です。5月29日(日)のパターンブロックのクラスでは、インストラクターになるための学習をしている方達が先生として加わりました。
 タイではインストラクターとして働くことができなくでも、ご自分の環境が合ったとき、いつかこのスキルを活かしていただきたいと願っています。この講座が将来のための刺激になれると良いと思い、気概をもって取り組んで参ります。

磯邊季里 @ 2016年06月23日 14:33 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る