<こひつじかい>七草&子ども流鏑馬

2018年1月23日

6日の東京消防出初式に引き続き、今日もお正月ならではの行事です。1月7日は七草、人日の節句といって端午の節句や七夕の節句などと同じ五節句の行事の一つです。一年の無病息災を祈り、七草粥をいただきます。

まずは七草をよく観察。時間をかけていると葉っぱがだんだん萎れてしまうので集中してどんどん絵を描きあげていきます。もう一方では、七草粥をつくるときに使う土鍋もお絵かきしました。土鍋は何で出来ている?ほかのお鍋とは何が違う?どんな料理のときに使う?など会話も弾みます。
描き終わった七草から順番にみんなで手分けをして細かく刻んでいきます。
切ると草のにおいがしてきた!真っ白だったまな板が緑色になった!と沢山の気づきがありました。
土鍋のふたを開けると、ぐつぐつと美味しそうなおかゆが出来てきました。仕上げに七草を全部入れて七草粥の完成です。シンプルな七草粥ですが、自分たちで作ってみんなで食べればご馳走です。年少さんもおかわりの列にニコニコ並んでいました。今年はいつもよりも多めにと10合分のお粥を用意していたのですが、やっぱり一粒も残らず土鍋はあっという間に空っぽになりました。

ここで午後に控えるもう一つの大切な行事の前に一休み。みんなで金箔のついたカステラをいただきました。このカステラには秘密があり、子ども達は竹串で慎重にカステラを切り分けながら食べていきます。しばらくすると「出来た!」という声とともに今年の干支「戌」の形が浮かび上がってきました。そんなお正月ならではの遊び心溢れるお菓子を美味しくいただき子ども達も大満足でした。

お母様お父様方にもご協力いただき、チームに分かれて六郷神社へ移動します。毎年1月7日に大田区の六郷神社で行われている子ども流鏑馬祭。18本の青竹を矢来に組んでヨシズを張り、その上に『八方白眼(はっぽうにらみ)』という、それぞれ異なる眉と目を8つ、縦2列に描いた和紙を、大きな蛇の目の中央に張った的に向かってカミシモ姿に刀を差した射士が、矢を射るという12歳以下の男の子の行事です。

伝統衣装を身にまとい、少し緊張した様子で順番を待ちます。毎年参加している小学生たちは立ち姿も随分様になってきて成長を感じられました。
女の子たちは周りで一生懸命応援です!全員が無事に的を射抜くことができ、最後は六郷神社の方々にも入っていただき、みんなで集合写真を撮りました。地域の方々によって守られ続けている伝統行事、そういう貴重な場に参加させていただくことで子どもたちの中にも家庭や幼稚園、学校とは違った、学びの種が撒かれていくことを願っています。
来週のどんど焼きも宜しくお願いしますとご挨拶をして六郷神社を後にしました。

磯邊季里 @ 2018年01月23日 14:50 コメント: (0)

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