<こひつじかい>みかん狩り遠足

2018年12月3日

今日は子ども達が待ちに待った「みかん狩り遠足」です。
朝8時、田園調布駅の大きなクリスマスツリーの前に続々と子ども達が集まってきます。
普段の遠足は、電車やバスなどの公共交通機関を利用していますが、みかん狩りだけは大型バスで向かいます。
お父様お母様にお別れのハグをして、子ども達は貸切の大型バスに乗り込んでいきます。そして、バスはみかん農園へと子供達と子供達の期待を乗せて出発しました。

みかん農園までの約1時間のバスの中は周りのお友達同士でお話したり、ごっこ遊びをして過ごしていました。そんな楽しい時間を過ごしている間にあっという間に目的地に到着。バスの窓からは一面にみかんの木が見え、子ども達は「ここにあるみかん全部取る!」「美味しそう!」と大はしゃぎ。バスから降りるとみかん農園はすぐそこです。

まずはみかん農園のおじさんにご挨拶。その後、農園内のビニールハウスに移動し、みかんの取り方や美味しいみかんの見分け方を教えていただき、早速みかん狩りスタートです。
みかんを切るためのハサミと取れたみかんを入れるビニール袋を1人1つずつ受け取ります。そして、それぞれ美味しそうなみかんを見つけるためにビニールハウスの中をぐるぐる歩いて探します。子供達は美味しそうなみかんを見つけては次々に収穫し、ビニール袋に入れていきます。まだ1人では難しい子もお姉さんやお兄さんの手助けを受けて収穫します。収穫中には、ビニール袋いっぱいのみかんを持ち上げて「見てー!袋いっぱいになったよ!」と嬉しそうな表情、美味しいみかんを食べて満足そうな表情、少し高い所のみかんを一生懸命取ろうと真剣な表情など様々な表情が見られました。

みかん狩りの後はお絵かきの時間です。紙いっぱいにオレンジ色でみかんを1つおおきーーく描く子、みかんの木をじっくり観察して枝や葉っぱまで細かく描く子。1年生の子達では実際に自分がみかんを取ってる姿を描く子も見られました。みんな1人1人個性豊かで素敵な絵を描くことが出来ました。

お絵かきを終えるとそれぞれの大きい袋を持って坂を登り、さっきとは違うビニールハウスで再びみかんを収穫します。その姿は先ほどよりも迷いなく、とても慣れた様子でした。また、さっきまではお姉さん達にお手伝いしてもらっていた子も今度は1人でも上手にみかんを収穫することができました。

その後、自分で取った沢山のみかんが入った袋を持って、荷物を置いた場所に戻ってお昼ごはんの時間です。一生懸命みかん狩りを頑張った子ども達のお腹はぺこぺこでみんなすぐにお弁当を食べ終えます。食べていると、みかん園のお父さんお母さんが、子ども達のためにお皿いっぱいの焼き芋をご用意してくださいました。甘くてホクホクの美味しいおいも、頑張った体に美味しさが沁みわたります。格別のおいしさにあっという間に完食となりました。ごはんを食べ終えた子はみかんの木々の間を通り、山の奥で遊びます。そこは夜になるとイノシシが出ると伺った子ども達はイノシシのために沢山の木の枝を集めて基地を作ったり、みかんを並べて「食べてもらうの!」と興奮気味の様子。

沢山遊んだ後はみかん農園のおじさんとおばさんにみんなでお礼をお伝えし、バスの方へと向かいます。

バスを停めたすぐ近くで鬼ごっこと縄跳びをします。しっかりと準備体操をして全員で鬼ごっこ。
今年は珍しく、一日曇り空であまり気温が上がりませんでしたが、遊び始めてしまえば子ども達はいつも通り寒さにも負けず、「暑い!」と半袖で走り回ります。
縄跳びは誰が1番上手に出来たか競いながらみんなぴょんぴょんと飛び跳ねます。

体を沢山動かした後はみかん農園から少し離れ、みんなで周りの景色を見にいきました。残念ながら雲がかかってしまって富士山を見ることは出来ませんでしたが、沢山の自然を目に焼き付け、体いっぱいに吸収することができました。

バスに戻ってからはおやつの時間です。それぞれ家から持ってきた好きなお菓子をお友達同士交換しながら食べ、お話している間に気がついたら田園調布駅に着いていました。

田園調布駅に着くと、子ども達は先生たちにご挨拶をして、お父様お母様に得意げにお話しながら沢山のみかんを持って帰りました。

雨は降らなかったものの1日中雲のかかった空の下でのみかん狩り。普段は半そでの子ども達もさすがに一枚羽織り、冬になったことを肌でも実感することができた一日でした。子ども達の表情には様々な色が見られる1日でした。みかん狩りを通して、子ども達は多くの学びを得たことでしょう。みかん農園のおばさんのお話されてた通り、美味しいみかんを食べて、風邪をひかずに寒い冬を乗り越えていけたらよいものです。

磯邊季里 @ 2018年12月03日 11:50 コメント: (0)

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