<こひつじかい>斑尾CAMP 第5日

2019年8月13日

キャンプ最終日の朝を迎えました。
全員がすっきりした笑顔で「おはよう!」と起きてきます。
それだけでこちらが朝からとても幸せな気持ちを分けてもらえます。

最後まで斑尾を満喫
斑尾高原の空気を体中に取り入れようと、朝の体操も裸足になって芝生の上でやることにしました。
スキー場の傾斜に手伝ってもらうと、走るのもいつもよりかなりスピードアップ。
午前中、時間の許す限り遊びつくしました。ボルダリングやグラグラ揺れる長い丸太を使ったどん!じゃんけんぽん!をやる姿は、とても軽快で子ども達の身軽さが羨ましくなりました。運動会ではチームに分かれて障害物リレーをしました。もちろん大人チームも参加します。どうやったら大人チームに勝てるかと子どもたち同士コミュニケーションを取りながら頑張りました。









素敵な出会い
ある時、ホテルの方から、「ラジオ体操をされている方がいらっしゃるので是非一緒に」と教えていただきました。どこにいらっしゃるかなとラジオ体操の時間に探していたら、お会いすることが出来ました。子ども達がラジオ体操をしていること知って、ホテルの方に声をかけてくださったそうです。
毎年、夏になると1か月ほど斑尾高原で過ごされていらっしゃるというAさん。こひつじかいのキャンプで子ども達が斑尾高原ホテルに来ていることは以前から知ってくださっていたもののお話できる機会はありませんでした。そんな嬉しいご縁を今年は「ラジオ体操」という共通項が繋げてくれました。
「また来年も遊びにおいで、会えるのを楽しみにしているよ」と温かいお言葉と眼差しでバスを送り出してくださいました。

《お仕事紹介④》
◎美容院・身だしなみ屋さん
普段は髪型・服装がとてもきちんとしている子でも、キャンプになると「あらっ?」と思うことが多々あります。お母様がきれいに手をかけてくださる子ほど、本人は意外と身だしなみが乱れていても気にならなかったりします。そこで、美容院を開店に。担当するのは、自分で髪を結ぶのが得意なAちゃんとパパみたいに恰好よく服を着るんだといつも言っているLくんです。この2人を筆頭に、鏡の前で身だしなみをチェックする習慣がずいぶん浸透しました。

◎体操係・スタンプ屋さん
毎朝の体操のときに、フープや縄跳びを運んで準備をしてくれる体操係さん。
張り切っている2人でしたが、朝だけでお仕事が終わってしまうということに気がつき、急遽スタンプ係も兼任してくれることになりました。
みんながキャンプ中、様々な場面で頑張れたとこがあると、スタンプ帳にスタンプが貯まっていきます。
キャンプが終わるころには、真っ白だった紙がカラフルに賑やかになりました。

キャンプを終えて
準備のために前入りした7月20日。打ち合わせを兼ねてホテルの方々とお話していると、いつも穏やかな皆さんから少しソワソワするような空気を感じました。
お話ししているうちに、その理由が分かりました。地元・飯山高校が甲子園出場をかけた決勝戦を翌日に控えていたのです!
7月21日の決勝戦。延長戦を制し、飯山高校史上初の甲子園出場を勝ち取った瞬間は我々も喜びの輪に入れていただきました。
甲子園は、真っすぐな高校生の姿に全国各地、世代を超えた多くの方がエネルギーをもらえる夏の風物詩ですが、我々にとっての斑尾キャンプもそれと重なるものがあります。生まれてたった数年の子ども達が、様々なことに果敢に挑戦し、たった5日という期間に驚くほどの成長を見せてくれたり、高すぎるのではと思うような目標をやり遂げてしまう姿を目の当たりにすると、素直に尊敬の念を感じずにはいられません。
そして、このキャンプの開催にあたり、応援団のごとく、常に子ども達を温かく見守り、可能性を引き出す環境づくりをしてくださったホテルスタッフの皆様、成長を信じ送り出してくださったお父様お母様をはじめ、関わってくださる全ての方々に心からの感謝を申し上げて、斑尾CAMP 2019の報告を締めくくらせていただきます。

磯邊季里 @ 2019年08月13日 17:03 コメント: (0)

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