<こひつじかい>卒業生たちの熱い夏 2019

2019年8月16日

夏休みも後半に入りました。夜が明けるとともにセミたちも思いっきり合唱をはじめます。
2019年夏、小・中・高、スポーツ・勉学・芸術と多種多様なフィールドで挑戦し輝いている、こひつじかいで一緒に過ごしてきた卒業生たちから、沢山の嬉しい報告が飛び込んで参りました。

●高1のK君。
彼は年長さんの頃、毎日毎日朝7時~体操をしてから、幼稚園へ登園。体操が終わると大好きな犬たちと一緒に走ったり、遊んだり。中学生、高校生になると忙しい合間を縫っては、遠足やキャンプにお手伝いにきてくれて、子ども達から大人気のお兄さんに。走り方のコツを伝授してくれたり、鬼ごっこでその俊足を披露してくれています。そんな彼は、今陸上部で大活躍。
100m 10秒97、200m 22秒65という記録を打ち出したそうです。
また 学校総体で初の準決勝進出し、学年別対抗大会でT学園として史上初10秒台。「堅忍不抜」の精神で日々練習に挑んでいます。

●高2のMさん。
彼女はスーパーロングライドで、東京から直江津まで自転車で走ったメンバー。今年のロングライドでも、サポート役として、きめ細やかに自転車の間だけでなく、生活面など沢山子ども達の面倒を見てくださいました。彼女は終わった後、「とても充実したものとなり、サポート役として参加する大変さをしみじみと感じました。」と話してくれています。学校の部活では、皇后陛下が作られたソフトボール部に所属。
この夏の私学選手権大会でサイクルヒットを記録しました。そして、相手チームのミスが目立ち、そこからの得点で2試合ともコールド勝ちすることが出来ました。と女子校でありながらも文武両道で、毎日を充実した時間を過ごしています。こひつじかいの子ども達にとっても、いつも優しく、かっこいい、あこがれのお姉さまです。

●中2のI君。
彼もスーパーロングライドで、毎年夏休みには、東京から直江津、東京から大阪など、じっくりと自転車とともに成長していきました。彼は2歳のころから斑尾キャンプやスキーキャンプにも参加。先日会ったときにも、昨日のことのようにその時の思い出話をしていました。
そんな彼は小学3年生の時からテニスをはじめ、週6日の練習に励みました。練習の成果がメキメキとでて、高学年からは、ご両親の手厚いサポートもあり、関東公認の試合に出場。とはいえ、悔しい思いも沢山し、ひたすら練習に明け暮れ、中学一年生の時にA学院のテニス部のレギュラーとして活躍。今年ついに学校史上初、全国中学選手権に出場が決定。なんと学院のHPに号外として載せていただきました。会場となる大阪まで自転車でいこうかな?なんてユーモアを交えつつも、この結果が出たのも沢山の方々の支えがあったから、と幼少期から変わらぬ謙虚で素直な笑顔で報告してくれました。

●I君と同期のS君。
とても優しい気持ちの持ち主。彼もスーパーロングライドで、I君と一緒にたくさんの体験をし、お互いに切磋琢磨して頑張っていました。そんな彼が夢中に取り組むのが野球。人一倍努力家で、この厳しい暑さの中でも、練習に明け暮れる毎日。
「ポジションはピッチャーで、バッテリーは毎回最低10kmのラントレがあって、一年生の時は死にそうになっていたのが、今では一年生を引っ張って声をかけながら走れるようになりました。このお陰か、学校のリレーでも常にアンカー、同じ学年では1番足が速くなりました。夏のグラウンドの暑さは半端なく暑いのですが、一度も倒れることなく頑張ってます。スーパーロングライドで熊谷の暑さを経験しているので、これくらいは耐えられるのだと思います。2年に上がってすぐに背番号1番を取ったので、今の目標は中学生の間に球速を10km/hアップさせ、全国レベルまで持っていくことです。バッティングも最近は調子が良く、3年生が引退したあとは、常に4番打者。ここ数試合、練習試合ではありますが、野球強豪校のスカウトが視察に来ています。」とこちらもワクワクするような話を聞かせてくれました。

●飛び立て留学JAPANでこの夏アメリカで過ごしてきたAさん。
東北震災以来、こひつじかいでは、子ども達と一緒に毎年釜石のコスモス公園を訪れています。復興プロジェクトとしてスタートし、東北の方々と一緒に過ごし、自分たちの目で見て、感じていくことがどんなに大切か、そして忘れてはいけないことをじっくりと伝えていけるようにという想いで続けています。そんな小さな想いの種が芽を出し、Aさんが、世界に向けて釜石のことをプレゼンすることができました。子ども達の力だけではできないことも、少しずつ温めていくことによって、一つの夢を形に出来た経験を報告文としてまとめてくれたので、次の記事でご紹介いたします。

●「夾竹桃物語」のコンクールで、8月6日に広島の記念式典にご招待を受け、参列したY君。
お母さまからの式典の様子などを寄せていただきました。
このY君は、一番初めに紹介したK君が絵が上手なことにあこがれたのがきっかけで、描くことが好きになり、いつもポケットに紙とペンを忍ばせていました。
写真もとってきてくださったので、改めて1つの記事としてご紹介いたします。

日本の小さな小さな会ですが、多くの方々との出会いに支えられて、東北の復興キャンプ、夏の斑尾高原キャンプ 冬の妙高高原キャンプ、バンコクドラえもんキャンプ等、子ども達のホームが増えてきました。日本にとどまらず、世界に飛び出している子ども達。仲間とともに過ごした記憶が、いまなお残り、素直に謙虚に過ごしている様子は、かけがえのない時間を共に過ごさせてもらったのだと感謝の念にかられます。2019年ラグビーワールドカップ 2020年東京オリンピックと世界が身近に感じる今だからこそ、子ども達が世界に羽ばたき、本物のグローバルに成長できるように、シンプルに、ともに1歩1歩を歩んでいこうと思います。
これからもKids & Relationの名の通り、お互いが良い影響を与え合えるように、世代の垣根を超えた絆を大切にし続けようと心に決めました。

磯邊季里 @ 2019年08月16日 21:17 コメント: (0)

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