<バンコク>大相撲 メロディー幼稚園 秋場所を開催しました。

2019年9月20日

日本では令和最初の秋場所が始まっている9月14日、バンコクメロディー幼稚園秋場所のワークショップを開催しました。元気な子供たちと一緒にお父様、お母さまもご一緒にやってきてくださいました。日本では、たくさんのスポーツのワールドカップがおこなわれたり、2020年には東京オリンピックといろいろな国の方と触れ合う機会が多くなるいま、バンコクという多人種が集まる恵まれた環境のなかで、日本の国技であるお相撲にいろいろな形でふれて、小さな親善大使になってほしいという願いから、いろんな角度からお相撲を楽しんでいただこうとおもい、お相撲さんの体操、軍配の工作、かるた大会などをしました。
親子が体をぶつけあったり、一緒になって工作をしたり、どの場面にも金星の笑顔が輝きました。汗を流しながら、体全体をつかい、思いきり過ごしたメロディーの秋場所でした。参加してくださったお母さまからうれしい報告の様子がよせられました。

「大相撲 メロディー幼稚園 秋場所」と書かれた横断幕が貼られたホール、娘はホールの床にある線の上を元気に走ります。集まってきたお友達も一緒になって娘と追いかけっこを始めました。私はというと、先生が用意くださった本物の「番付表」に釘付けです。本当に見るには虫眼鏡が必要なんだ。こんなにたくさんの力士がいるんだ。と改めて感心しました。また、私は令和元年になってから日本にまだ帰国していないので、令和元年と書いてあるものを見ることも新鮮で嬉しい気持ちになりました。
 セミナーが始まり、自己紹介などご挨拶の後に、実際にお相撲さんがしている腰割り・伸脚・四肢・そんきょの姿勢をみんなでチャレンジしました。子どもたちはふらふらとバランスを取りながらもニコニコ顔で挑みます。一方、パパママは「思っているよりうまくできない。キツイ。」と顔を赤くしての挑戦。数回しただけなのに体が熱くなり、まさに体幹を使っていることを実感しました。大きなお相撲さんがこのポーズをするのは大変だね。お相撲さんってすごいね。とみんなが身をもって感じたチャレンジでした。
続いて、先生からのお話です。写真を見ながら「お相撲さんってどんな格好してる?」に「裸」と答える子。「どうかな?パンツ履いているかな?」にパンツではないけれど何か履いてる?と不思議そうにお相撲さんの写真を見る娘。「パンツじゃなくて、まわしって言うんだよ。」「ヘー。」「お相撲さんって痩せてる?太ってる」にみんなが「太っちょ!」と答えてみんなの興味はまわしやお相撲さんへ。そのお相撲さんの絵に色を塗ります。改めてまわしがどれかを確認し、塗った絵を軍配に貼ります。軍配はタイのうちわ。草を編み込んだ手作りのもので、軍配の雰囲気がでています。後ろに月と太陽の折り紙を張って、持ち手に紐を蝶々結びでつけてタイ風軍配が完成しました。その軍配を持つのが行司です。「東~○○山、西パパ山」と先生が行司のお手本を見せて下さり、家族で行司役を交えての相撲が始まりました。広いスペースで家族がのびのび相撲をとれて、どのご家族もみんな笑顔になりました。続いて、指相撲・腕相撲・押し相撲を先生が教えて下さり、みんなで汗をかきました。知らぬ間に力が強くなったこと、一度教えて頂いたらすぐにできることに娘の成長を感じました。家族で相撲をこんなに楽しめることがわかり、家でもやってみようと思いました。

汗をかいた後は、折り紙でお相撲さんや土俵を作りました。娘はまだ一人では折れませんでしたが、何度も線をつけてから折ると折りやすくなることに気付けたようでした。また、紙が大きく分厚くなると、折り紙が固くなることにも気づき体の力をかけて折ることも学んだようです。
最後に日本のお相撲が大好きな年長さんが作ったかるたをしました。絵も上手で感動しましたが、最初の読み札だった「解説が上手い舞の海」に、親たちの笑いと歓声が沸きました。純粋に相撲を好きな気持ちで作られたかるたには相撲への愛が込めていて、素晴らしいものでした。かるたが進むと、たくさんとれている子、まだ一枚も取れていない子に分かれます。負けず嫌いな娘は後者で泣きだしそうになっていましたが、一枚取れたら、一枚また一枚と少しずつ取れるようになりました。子どもたちも真剣ですが、親たちも取れそうで取れない我が子を応援するどんどん気持ちに熱が入ります。最高潮に盛り上がったところでセミナーは終了致しました。家族みんなで相撲について学び、実際に体験できてとてもよい経験になりました。帰宅後、股関節の筋肉痛を感じつつ、家族でお相撲を観て楽しかったセミナーの余韻に浸りました。「あ、お相撲さんが塩をまいてるね!きれいにしているんだって!」と、はしゃぐ娘。また、ひとつ成長したようです。本当にありがとうございました。

磯邊季里 @ 2019年09月20日 12:05 コメント: (0)

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