<こひつじかい>消防出初式遠足

2020年1月7日

《2020年初の遠足》
年初めの遠足は、消防出初式です。新年のご挨拶とともに続々と子ども達が集まってきました。移動やお弁当の時間には、どんな年末年始を過ごしたか、話題が豊富でみんながおしゃべりを楽しんでいました。
今年の出初式は会場が二手に分かれていたりと、例年とは異なる部分が沢山ありました。どうしてなのか伺ったところ、東京オリンピックが関係しているとのこと。やはり2020年は特別な年となることをこんなところでも感じました。

《お絵描きに隠れたストーリー》
ビッグサイトに到着したら1回目のお絵かきをしました。1回目は、室内に展示されている消防車両の中から好きな一台を選び、描きました。
ひと口に消防車といっても、煙を消す車や水を消す車など沢山の種類に分かれていることを知りました。
新年少の2人も、タイヤの大きさだったり、中に何が入ってるんだろう、これは何する車なんだろうとよく考えながら、全員がそれぞれの気に入った車をじっくり観察して、丁寧に描いていました。普段じっくり見る機会のない車にみんなワクワクした様子でした。
2回目は、はしご車に登った後、救急車やはしご車のお絵かきをしました
ここでもそれぞれ気に入った車を真剣に観察して丁寧に描いていました。お絵かきの途中に、消防士さんが優しく話しかけてくださるので、あちこちで会話をしながらお絵描きをしている姿が見られました。
このように子ども達の絵が描きあがるまでには十人十色のストーリーが隠れています。是非描き上げるまでの背景に注目して、体験を共有してください。

《隅々まで満喫》
お絵かきが終わったら、次はクイズラリーに挑戦です!一人一人紙とボールペンを受け取り、消防や防災に関するクイズに回答していきます。優マークのキャラクターである優マークマンの問題や、火災に関する問題など難しいものもありましたが、消防士さんのお話やヒントをしっかりと聞いてみんな正解することができました。正解したみんなへは、トートバックとペーパークラフト・消防の帽子を頂きました!
いただいた帽子をかぶって、次はぬり絵に挑戦です。お手本を見ながら、ピーポくんのぬり絵を完成させます。見本の色がクーピーにない場合は似た色で代用したり、工夫しながらはみ出さないように丁寧に塗ることができました。
さて、消防に関するお勉強をたくさんした後は、お遊びタイムです!みんながずっと気になっていた、大きなすべり台にみんなで並びます。並んでいる間もわくわくが抑えきれない様子の子どもたちですが、しっかりと順番を守り、係の方のお話をよく聞いて、5人ずつすべり台に登ってゆきます。普段のすべり台よりもずっと大きくてフワフワなすべり台を、みんな楽しそうに滑っていました。じぷたにも乗り、絵本の世界も体験!知っている子も知らない子も、せっかくの機会なので読んでみてください。

《消防出初式》
いよいよ今日のメインイベントである消防出初式が始まりました。東京オリンピックの会場を作っているため、屋内での鑑賞になりましたが、徒列部隊等分列行進、機械部隊分列行進で、色々な種類の車が整列して行進する様子が一つ一つスクリーンいっぱいに映し出されるので、子ども達にはかえって分かりやすいようでした。
はしご乗り演技は、屋内でも行われました。法被姿の方が約6メートルの真っすぐ立てたはしごの上で、目の前で色々な技を決めるのはインパクト抜群でした。
次に、東京オリンピック・パラリンピックに向けて爆発物によるテロを想定した対応訓練が行われました。対応訓練では、先ほどお絵描きした屈折放水塔車やはしご車が登場し、建物から怪我人を運び出したり、一斉放水したりと実際に活躍する姿を見ることが出来ました。帰りの電車でも出初式のニュースがやっているのをみて「さっき見てきたのだ!」と体験と日常が繋がったようでした。

《どんな景色?》
午後は、はしご車の搭乗体験をします!体験は抽選でしたが、みんなのくじ運が良くほとんどの子どもが体験できることになりました。会場まで歩き、背の高いはしご車を目の当たりにすると子どもたちは興奮している様子でした。ハーネスとヘルメットを身につけたら、早速搭乗です!はしご車はするすると伸びてゆき、かごはあっという間に顔が見えないくらい高くまで上がっていきました。降りてきた子ども達は楽しかった!すごかった!と大喜びでした。一体どんな景色をその目に焼き付けてきたのでしょうか?

《足を運ぶことの重要性》
例年の情報から子ども達には6万人も人が集まるんだよ!と伝えていました。しかしいつもは国際展示場駅から感じられる混雑の気配が全くありませんでした。関係者の方もこんなに人が少ないのは初めてと驚いていらっしゃいました。子ども達にとってはこれ以上の贅沢はありません。描きたい車の目の前という特等席を陣取り、各隊のプロに質問し放題、優マークマンと一緒にクイズを楽しみ、広い防災公園も貸し切り状態なのです。極めつけに、先ほど見ていた画面の中の世界の見学まで出来てしまいました。消火訓練で実際に使われた建物や、はしご乗り演技のはしごを見て、触って、燃え残ったにおいを感じて、、きっと一人ひとりの体中のどこかに記憶されたことでしょう。実際に足を運んだからこそ、求めていた以上の学びを得ることのできた一日でした。

《アルバム》
お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 消防出初式遠足2020 アルバム

磯邊季里 @ 2020年01月07日 04:51 コメント: (0)

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