<こひつじかい>七草&子ども流鏑馬

2020年1月8日

《お正月の締めくくり》
今日でお正月は終わりです。七草粥を食べ、子ども流鏑馬祭に参加して、あらためて今年一年の健康と開運を祈願し、お正月を締めくくりました。

《見たままを描く》
準備を済ませたら、すぐにお絵かき開始です。新一年生~新年中さんの縦割りチーム、キンダーさん新年少さんチーム、小学生チームにそれぞれ分かれて、おかゆの入った土鍋と、七草の絵を描いていきます。「七草」と一括りで捉えているとどれも「葉っぱ」にしか見えませんが、それぞれを観察してから描き始めると、「せり」「せりのくき」「せりの葉っぱ」「せりの根っこ」のように見るポイントが定まるので、その特徴を表現しようと一生懸命でした。隣でお兄さんお姉さん達が丁寧に描いてるのに刺激され、新年中さんも時間いっぱい描き続けていました。新年少さんチームも、何色かな?どんな形かな?と会話をすることでだんだんに「見る」ことができるようになりました。年齢が上がるとイメージが先行してくるので今のうちに「見る」くせをつけてほしいと思います。
描きながら、名前の由来を考えてみました。調べてしまえばすぐに正解は知ることは出来ますが、このような会話をすることで知っているだけではなく、子ども達の「知識」になればいいなと願っています。

《全員で準備》
お料理担当は、新年長さん以上の子ども達です。まな板、包丁だけは用意し、包丁の扱い方を説明したら、あとは「ここにある七草を全部切ってね」と全てお任せしました。
様子を見ていると子ども達同士で「○○はこっちをやって」など担当を決めたり、時には注意しあいながらとてもスムーズに作業が進んでいました。一度切り終わっても、「これまだ大きくない?」と話しながら手を動かし続ける姿は小さな料理人たちでした。「出来たよ」と持ってきた器の中にはきれいに細かく切られた七草でいっぱい、お見事!の一言でした。

新年中、新年少さんは、ランチョンマットと箸入れの担当です。こちらは包丁の代わりにはさみを持ち、形通りに切っていきます。「小学生たちの分も全部お願いしたいんだけど」と伝えると「分かった!いいよ!」と大張り切りです。お兄さんお姉さんたちの分もやってあげるという使命感でこちらもどんどん作業が進み、オリジナルのランチョンマットが完成しました。富士山の箸入れの部品も全部作ってくれました。小学生が最後のチェックと仕上げをしてくれてこちらも無事完成しました。

全員が自分のお仕事をやった結果、びっくりするほど順調に準備を終えることが出来ました。

《美味しい食卓》
今年は土鍋3つ、ご飯8合分のおかゆを作りました。
ランチョンマットなどが綺麗にセッティングされた席に着き、七草がゆが運ばれてくるともう待ちきれません。
みんなで「いただきます」と挨拶をして食べ始めました。自分たちで作った七草がゆは何倍も美味しく感じたことでしょう。「おかわり!」という誰かの声がきっかけとなり、次から次へと子ども達のお椀が空っぽになっては、おかわりが繰り返され、21人全員がおかわりをしました。「おかゆはどうやって作ったの?」「世界で一番美味しい!」「七草は全部子どもで切ったよね」と会話も弾み、一緒に話していると早朝から準備した甲斐があったなと心から嬉しくなりました。
あっという間に大きい土鍋に入ったお粥が3つとも綺麗になくなりました。そして、みんな一斉にごちそうさまをしました。

《伝統文化に触れる》
七草粥をいただいた後は、子ども流鏑馬祭に参加するために六郷神社へ出発です!神社に着いたら、男の子たちは受付を済ませ着付けをします。着付けをしていただいたら、立派な武士の完成です。本物に身を包むことで、どこかいつもより背筋が伸びている気がします。流鏑馬祭では「八方にらみ」と呼ばれる鬼の目を射ることで男児の開運・健康・出世を祈願します。順番に木馬にまたがり、本物の武士さながら弓を射る姿はとても立派で、女の子たちも一生懸命に声援を送りました。お母様方にも、その雄志を見ていただくことができました。雨が降りはじめ天気が心配でしたが、無事に流鏑馬を終えることができました。
沢山の方の知恵をお借りすることで、自分だけでは、知りえない知識や出来ない体験に出会い・触れることが出来ます。幼少期に経験することによって、こうして脈々と続いているものがあるということをどこかで覚えていてほしいと思います。

《アルバム》
お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 七草&子ども流鏑馬 2020 アルバム

磯邊季里 @ 2020年01月08日 08:19 コメント: (0)

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