【ワジック教室・食育】春コース総合回

2025年6月2日

春コースの最終回を迎えました。五感をいっぱい使って、チームごとに1つのお料理を食材を選ぶところから、下準備、仕上げまで担当しました。でこ農園から届いたお野菜たち、何個くらい使えばいいかな?何にいれて洗おうか?切ったら何に入れよう?小さな疑問が次々うまれ、あちこちで相談する声やお料理の音が聞こえてきて、賑やかな空間となりました。

献立

〇羽釜ご飯
〇玉葱と新じゃがいものお味噌汁
〇レタスとじゃこの和サラダ
〇サラダかぶの胡麻和え
〇金時草のおひたし
〇豚バラと玉葱の葉の炒め物
〇さよりの一夜干し
〇かぶの葉の卵とじ
〇金時草の寒天

小さな女の子2人は、ミニーとプリンセスのエプロン、ディズニーチームです。
ディズニーチームはサラダの係。3種類のレタスが、デコ農園から届いています。色や形、触り心地が違う3種類の葉を、まずは一枚一枚剥がします。途中で引っ張ると千切れるので、どこから引っ張ったらいいか気をつけて葉っぱを剥がしては、お水の中へ。そして、一枚一枚の大きな葉を広げながら洗います。洗った葉っぱは、ちぎって一口大にし水を切ってお皿に盛り、ジャコをたっぷり上に乗せました。そこまで準備をしたら、他のチームの皆んなもサラダのお皿に集合。ジャコに熱ーくなった油を上からかけると、ジューッジューッと音がしていい香りがしてくるのを皆んなで体験しました。そこに焼き海苔を千切って乗せるとサラダの完成です。
ディズニーチームは蕪の葉の卵とじも作りました。蕪の葉は包丁を使って細かく切ります。2人とも丁寧に包丁を使って切ることができました。卵を割るのも慣れたもの。机でコンコンとヒビを入れ、ヒビに指をいれて中身を取り出します。卵はお箸でぐるぐると溶きます。この作業もこぼさないように気をつけてできました。味付けも大人の指示を聞いて自分たちでしました。
小さな2人ですが、何度か参加してくれているだけに、作業の手順もわかっていたり、丁寧に作業ができて成長を感じられました。

チーム恐竜はお肉料理を担当します。興味がいっぱいの年少さん2人は他のチームのお仕事にも興味津々。つい様子を見に行きたくなりますが、今日はグッと我慢をして自分たちの作業へ戻ります。玉葱の茎と葉の部分を切り分け、茎はお味噌汁チームへお願いします。葉っぱはペラペラ薄いので力任せに包丁を動かしてもなかなか切れません。繰り返すうちに、切るところをよく見て「スーッ」と包丁を動かすと上手くいくことが分かってきました。次に切るのは豚肉。こちらはグニグニしていてまたまた切りにくい。それでもやっぱりお肉をよく見て、「押して、引いて」と根気よく切っていきました。豚肉は塩とお酒で下味をつけてから炒めていきます。色の変化をみて、まだ焼けていないところやお肉がかたまっているところをチェック、玉葱の葉も加えて一気に仕上げました。
お肉を炒めている時は熱そうな音がしていたのに、玉葱の葉を加えると静かになり、またしばらくすると熱そうな音が聞こえてきます。立ちのぼる湯気は美味しそうな香り。色と音と香りが出来上がりの合図となりました。

赤チームは、小学一年生と年中の男の子2人組。担当はサラダかぶの胡麻和えで、まずはかぶを洗うところから始めました。ボウルに水を張り、一生懸命こすります。頑固な土汚れでしたが、「洗いにくいから先に葉っぱを切ろうよ」「皮を剥いてからもう一度洗った方が良いんじゃない?」と、作業がしやすいように色々な提案をしてくれました。
かぶが綺麗に洗えたら、今度は薄切りにします。小学生のお兄さんは包丁もお手の物、1人でサクサク切ってくれました。年中さんも、少し手伝いつつも上手に切れました。薄い半月切りにしたかぶは、辛みを抜くために水にさらします。
その間に、今度は和え衣の準備です。胡麻をすり鉢に出し、力いっぱいすって砂糖と醤油で味付けするところまで、2人で協力しながらスムーズに進めてくれました。最後に水気を切ったかぶと和え衣を交代で混ぜ合わせたら完成!みんなでお味見をすると、「美味しい!」と「辛い!」の声が。少し厚めだったからか、やや辛みが残っていたものの美味しい胡麻和えを作ることができました。

ピンクのお洋服に身を包んだ小学生女子2人はお味噌汁を担当してくれました。初対面のはずが息ぴったりで料理も楽しそうに助け合いながら行っていました!まずはお出汁の準備から。昆布をお水につけておきます。その間に具材の下準備もします。新ジャガイモの皮は柔らかく水で洗うだけでむけました。それを一口大に切り、下茹でしておきます。玉ねぎは皮をむいて細く切っていきます。

たくさんの食材を切り終わった頃にはさっき水につけておいた昆布が大きくなっていました。それを沸騰する直前まで弱火にかけ昆布を取り出します。それをまた沸騰するまで火にかけます。待っている間も2人は楽しそうに盛り上がっていました。隣のコンロでは羽釜ご飯を炊いていて、そちらのお手伝いもしてくれます。羽釜の中から水が溢れてきたら弱火にするんだよー!と以前から来てくれていた子が教えてあげていて、前のことを覚えていてくれたことに驚きと嬉しさを感じました。お出汁の方は沸騰したら火を止め、鰹節をたっぷり入れます。2分程置いたら流してお出汁の完成です。最後にお鍋の先ほど準備した食材とお出汁を入れ、お味噌をといたら出来上がりです!お味噌の量などは完全に子どもたちにお任せして何度かお味見と調整を繰り返した後、「完璧!」っとの一言。美味しいお味噌汁ができていました!

2025.5.31の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250531「さぁにぎやかにいただく御膳」

磯邊季里 @ 2025年06月02日 05:46 コメント: (0)

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