<こひつじかい>スキーキャンプ4日目

2020年3月29日

《アクティブラーニング、学年を越えて共に学ぶ!》
まず1限は、かるた大会です。2020オリンピック年ということで始めた国旗から世界を学ぶ!スキーキャンプの直前に国旗検定に挑戦しました。年長さんもたくさんおぼえてきたので自信があります。1回戦目は国旗かるた。リーダーも一緒に皆が、戦います。全員が真剣です。興奮して、ずるをしそうになると誰かが正します。ルールを皆がしっかりと守るからこそ、楽しめます。19枚とったお姉さまを筆頭に、1枚の子どもも怒るのではなく、その1枚に誇りをもっていました。2回戦目は別の国旗かるた、3回戦目は都道府県です。ただただ暗記で覚えがちの地理なども、興味深々で取り組むことで身に付きます。

2限は、「こどもかいぎ」です。まずは絵本を読みます。そこからお題をだします。今日のお題は『怒られたときはどうしたらいいか』です。皆さん意見をきかせてください。意見がある人は、挙手してください」最初はお兄様、お姉さまに押されがちだった年長さんも、一生懸命に話します。ただ自分達の伝えたいことを、話しているつもりでも、なかなか伝わりません。お兄様達は容赦なく、わからない!といってくれます。子供の世界はシビアなものです。どうにか分かるように伝えることを自分で試行錯誤しなければいけないことを学びます。わかってあげることこそ、いざというときに子ども達が苦労することを大人がわかっていなければ子ども達のためにはなりません。子ども達の本音がたくさん聞けた。そして、子ども同士が「あるある!」と感じた時でした。

最後3限は、作文の時間です、「春になって、初めて強くふく南風を「春一番」といいます。春はスタートの季節。そんなときに春一番に吹き飛ばしてほしいもの。運んで来てほしいもをみんなで考えて、小学生は作文に、年長さんは、絵で描き表すことにチャレンジ。吹き飛ばしてほしい!というところで、今伝えなければいけない新型コロナウイルスのことを、まず話し、皆で確認しながら考えました。幼くても何かを感じて過ごしている今、子ども達にはもっともっと自分なりに考え、色々なことを感じながら過ごしてほしいとおもっています。一人一人が真剣に取り組む姿、この過程だけでもあっぱれです。最後には、これをプレゼン発表をしました。とはいえ、人の前で自分の作文を披露することは、なかなか勇気のいることのようで、涙がでてしまったり、さまざまな様子が展開しました。これぞ、机上の学びでなく、体験学習です。どんなことがあっても、最後までやり通すことをしなければいけないことを知っているお兄様たちが、またまた、引っ張ってくれました。

キンダーさんたちは、スキーをしている自分作りをしました。自分がどんな格好でスキーをしていたかを思い出しながら、丁寧に作っていきました。
それが終わると、難しい雪の結晶の折り紙にも挑戦し、みんなで協力して素敵なプレゼントを完成させました。

このキャンプで、できるようになったこと!は、たくさんあります。節目となるこの時期。
是非「できるようになったこと!」をかきだしておいてください。きっとやりたいこと!これからの目標が見えてくるでしょう。

《東京へ!》
最後のお昼ご飯を食べ、東京へ帰る7人は4日間美味しくレパートリー豊かなお食事や声や足音を気にすることなく元気に遊べるお部屋でスキーキャンプを支えてくださったロッジラーの方にご挨拶をして妙高高原駅に向かいました。妙高高原駅はここ数年の中でも1番寒かったです。電車に乗り、長野駅までキャンプ中に沢山作成した雪の結晶や、モールと折り紙を組み合わせて木を作って過ごしました。途中切符の確認にいらした車掌さんが、子どもたちに切符を渡して確認のハンコを押す体験や、車掌さんの帽子を被せてくださったり、特別なカードをくださったりと親切にしてくださいました。子ども達も大喜びでした。

長野駅に着くと、新幹線までの乗り換え時間はたったの9分。子ども達は出発前に決めたバディとしっかり手を繋いで新幹線のホームに急いで向かいました。団結して急ぐことができ、発車4分前に乗ることができました。東京駅まで、「越後の月」というお菓子をみんなで食べ、いろいろな折り紙を折りながら静かに過ごすことができました。東京に近づくと車窓からは桜の花が美しく咲いており、子ども達は車窓からお花見をしていました。

東京駅に着くと、ホームで待っているお父様お母様のもとへと帰って行きました。子ども達の顔は確実に3日前より成長し、芯のある出立ちでした。

素晴らしい環境で、1週間分程の量のスキーを練習し、お食事も残さずしっかり食べ、宿をきれいに使うことができました。そしてなによりコーチやロッジラーの方など色々な方の優しさ、温かさに包まれて子ども達は楽しく過ごすことができました。

新型肺炎の影響でなかなか自由に動くことができませんが、それぞれが今やるべきことにしっかりと目を向け、視野が狭くならないよう、スキーキャンプで養った力を今後に活かして行きたいです。

《スタッフからの声》
4日間、日常生活からスキーまで子ども達とともに過ごしたスタッフからの感想も合わせてお伝えします。

4日間大変お世話になり、ありがとうございました。
まだスキーを履いたことがないような子が一人で滑れるまでになり、その成長過程をそばで見守ることができたことは素晴らしく、また子どもたちのたくましい強さに感動しました。
いつも笑顔でいる子どもたちを見ていて、子どもたちは限られた中で存分に楽しむことが上手だと思いました。
当たり前が当たり前でなくなる今、とても大切なことだと思いました。
不安や懸念が募る日々ではありますが、屈せず元気に遊ぶ子どもたちと過ごして、私もたくさんのパワーをもらってまたがんばれます!!
ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

《アルバム》
4日目の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 4th day ski camp 2020 アルバム

磯邊季里 @ 2020年03月29日 23:34 コメント: (0)

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