<こひつじかい>スキーキャンプ ロングステイ2日目

2020年3月30日

《できることは自分たちで》
ロングステイ2日目、朝起きて窓のそとをみると昨日土が顔を出していたところも綺麗に雪で覆われていました。
まるで冬に戻ったかのようなフカフカの新雪に子ども達の気分も上がります。
ロングステイ中は出来ることは自分たちでやることがテーマです。ただスキーをしに来たのではなく、ロッジをお借りしての共同生活です。
ラジオ体操が終わると全員で洗濯物を干します。Tシャツなどハンガーにかけるもの、下着、靴下、スキーのタイツなど種類別に仕分けしてから。靴下のマッチングゲームは年長さんの担当です。洗濯物が裏返っていたら「誰よ~?」といって干す前に元に戻してあげるルールです。
犯人さがしが目的ではなく、ママたちの日頃の心の声の真似っこです。自分でやることで、ささいな気遣いをどれだけ沢山してもらっているかに気づき
周りのことを考える余裕と優しさを持った人になってほしいと願っています。

《日々練習》
8時の朝ごはんの30分前になると女の子たちは一足先に食堂へとおりていきます。
東京から持ってきた卵焼き器と長野駅で発見したお出汁を使って、卵焼きを作ります。
東京にいるときから練習を重ねてきた卵焼きづくり、せっかく食べてくれる人が沢山いるのでロッジ・ラーのお母さんにお願いして毎朝作らせていただくことにしたのです。
出汁の濃さを調節し卵とまぜつつ、一方で油で卵焼き器を温めます。
お料理は同時にいくつかのことをやったり、次になにをするかを考えたりしなければならないのでとてもいい頭の体操です!
8時に他の子たちが食堂に入ると、みんなが「いい匂い~!」と声をそろえ、卵焼きが焼きあがるのを見守ります。
ふっくらしてとても美味しい卵焼きは、あっという間に売り切れになりました。

《新雪の難しさを体感》
今日は一歩進むごとにブーツがうまってしまうほどの新雪です。こんな日は板をはくのも一苦労です。ようやく自分で滑る準備が出来るようになってきたところで新たな試練です。ほぼ貸し切りのスキー場に朝一番で繰り出したので、どこもかしこも自分たちで道を作っていきます。あっという間に板が見えなくなり、思うように進めません。
最初はフワフワの新雪に興奮し、楽しんでいた子ども達ですが一度雪に埋もれると脱出するのに相当なエネルギーが必要になります。
随分滑り込んで、上達してきた子ですら「人生で一番辛くて大変だった、抜け出せないかと思った」と感想を漏らすほどでした。
そんな中でも「もう帰りたい」など弱音を吐く子はいなく、リフト終了時刻まで滑り続けました。毎日コロコロと変わる雪の状態にどうにか対処した経験は確実にそれぞれの上達に繋がっていることでしょう。

《全力で遊ぶ》
ゲレンデから戻って、板を置くと部屋に戻ることなく「雪だるまを作ろう!」と雪遊びが始まりました。
はじめは大きいのを作ろうととにかく大きな雪玉をまるで大玉転がしをするかのようにつくりはじめましたが、途中で「オラフ」を作ることに方向転換。
そうなると2段目が多きすぎるという意見がでます。すると苦労して重ねた2段目をあっさりと削り出しました。
大人なら「せっかく作ったんだからそのままでいいいんじゃない?」と言いたくなる状況ですが、子ども達はいたって真剣にイメージの再現をめざします。
ようやく出来上がった大作は中々立派な作品で、満足のいく出来だったようです。作っている最中の子ども達の生き生きとした顔を見ていると
時間で切ってしまうことは出来ず、かれこれ1時間にもおよぶ雪遊び時間となりました。

《アルバム》
ロングステイ2日目の様子です。
アルバムはこちらから⇒K&R long stay 2nd_ski camp 2020 アルバム

磯邊季里 @ 2020年03月30日 23:46 コメント: (0)

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