<こひつじかい>東京さんぽ遠足

2021年9月12日

《東京2020巡りに出発!》
今日の遠足は広尾のお稽古場が出発地点です。目的地はこの夏熱戦が繰り広げられたオリンピック&パラリンピックの会場「国立競技場」です。
しおりの表紙に五輪とスリーアギトスを描きました。
試合の様子は毎日のようにテレビなどで見ることが出来ますが、実際にはどんな場所で選手たちが世界一をかけた戦いを繰り広げていたのか
その空間に足を運ぶことで感じられることが沢山ありそうな予感に子ども達もワクワクした様子です。

年長さんと年中さんは昨日の体操のときにも、交通ルール・マナーを守って歩く練習をしました。コロナ禍になってからは今まで以上に、どんな行動をとるのかを
普段から一人一人が意識することが求められるようになっています。加えて、雨が降りそうな不安定な曇り空だったので雨傘も持っていくことに。
みんなで楽しい時間を過ごすために、もう一度お約束を全員で確認してさっそく朝の東京のまちへ繰り出しました。

《ちょっと寄り道》
道のりの途中にある青山霊園にもちょっと寄り道。「お墓ってどんなところ?」「お墓はご先祖様たちのお家だよ」などと話しながら歩きました。
こんなに沢山お墓が集まっているの?と驚きつつ、その形や大きさが色々なのをみて、ご先祖様たちも好きなお家が色々なんだね!と
子どもらしい発想で、お墓のイメージがついたようです。外国人のお墓は横になっていたり、十字架があったりと日本と世界の違いも見つかりました。
霊園の周りには石材やさんがあったり、お墓をお掃除するときにつかう桶屋さんがあったりとその場所ならではのお店屋さんにも出会えました。
静かな霊園を抜けると、景色ががらりと都会になりました。

神宮球場、秩父宮ラグビー場も間近にみて、ここでも試合が出来るようになったらいいね!と夢が膨らみます。
貸し切り状態の広々したイチョウ並木でみんなでお絵描きをしました。

《最高の遊び場》
国立競技場に着くと、そのすぐ近くにはミュージアムがあり、建物の前の広場には五輪のオブジェが目立ちます。
子どもたちは、オリンピックのシンボルマークだ!と駆け寄り、興味津々です。
みんなでカラフルな五輪のオブジェと集合写真を撮り、お絵描きをします。五輪を構成する5つのカラーと、その並びをよく見て真似っこします。
広場には、1964年東京大会・1972年札幌大会・1998年長野大会の聖火台のオブジェもあり、その絵も描きました。
「私はこれにする」「ぼくはこっち」と、トーチのデザインの好みもそれぞれで、一人ひとり好きなトーチ
を選んで描いていました。
絵を描き終えると、広場で鬼ごっこなどをして遊びます。

広場の歩道には、日本の金メダリスト1号である織田幹雄選手が、陸上競技の三段跳びで跳んだ足跡が表示されています。 
HOP・STEP・JUMPのたった3回のジャンプ15.21mもの距離です!
「え〜!こんなに跳ぶの!」と驚いた子どもたちは1本目のラインに立って挑戦です。
何歩で15m先まで辿り着けるか試してみると、ピョンピョンとリズムよく進めても10歩を超えるくらいです。
一方、子どもたちは夢中になって何度も何度も挑戦して練習し、とても楽しそうです。
三段跳びチャレンジは、今日の遊びのメインともなる人気っぷりでした。
何度もやっているうちに少しコツを掴んだのか、一歩、半歩ずつでも回数を減らしていきます。
それでもまだまだ到底3歩には近づきません。
オリンピック選手の記録の凄さを実感したようでした。

《オリンピックの世界へ》
さらにオリンピックの世界を知るために、日本オリンピックミュージアムの中へ。
ミュージアムに入る前には、職員の方から3つのお約束を教えていただきました。
1、走らないこと
2、展示物には触らないこと
3、大きな声を出さないこと
他のお客さんに迷惑をかけないためにもしっかりと守っていく必要がありました。

今回、特別に職員の方が案内・展示物の紹介をしてくださることになりました。歴代のオリンピックのエンブレムやメダル、聖火リレーのトーチなど興味深い展示物がたくさんありました。歴代の聖火リレーのトーチが並ぶのをみて、東京2020のトーチ持ったよね!と記憶が繋がりました。あのときは何が何だか分かっていなかった子たちも、自分が知っているものが飾られているのをみて、「上から見るとさくらの形だったよね」など嬉しそうに話していました。
どのお話も一生懸命聞き、自分なりに理解し、知っていることを答えてみたりと会話のキャッチボールをしようと積極的な子ども達の姿に、案内を担当してくださった方も
「こんなに興味深く聞いてくれて嬉しいです。もっともっと教えてあげたくなりました!」と笑顔で言ってくださいました。せっかくの時間、関わる人みんなが良かった!と感じることができるのはとても素敵なことだなと感じました。

ご案内が終わった後、ひときわ楽しめたのは、オリンピックゲームスという展示でした。これは、プロジェクションマッピングを用いてオリンピック選手の歩幅やジャンプ力を体験するコーナーでした。ボルト選手の歩幅は、3メートルほどあり、歩幅の大きさに驚かされました。また、ジャンプの高さでオリンピック選手に勝とうと挑みました。しかし、アメリカのバスケットボール選手がジャンプした時の足の先に届くのがやっとでした。改めてオリンピック選手の身体能力の高さを感じさせられる体験でした。

《世界の舞台を肌で感じる》
お昼ご飯を食べ終えたあと、最後は国立競技場の外周を一周走ります。
周りは仕切りなどがありますが、ところどころ障害物がなく見通しの良いところがあり、中には入れないけれど、外観を見ながらそこの雰囲気を味わうことができました。
壮大でありながら精巧かつ繊細さを感じる、建てられたばかりのフレッシュな目の前の建築物は、子どもたちにとって圧巻だったことと思います。
そして、大会を行なうためには準備、片付けなどスポットライトを浴びないところで支えている沢山の力があることも実際にその場にいると感じることができました。
一周走り終えた子どもたちは汗だくで、その広さを体感したようでした。
今日、オリンピックについて見て聞いて学んで感じたものを最後に締め括るようなひとっ走りでした。

《アルバム》
東京さんぽ遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 東京さんぽ遠足アルバム
閲覧期限:9月19日

磯邊季里 @ 2021年09月12日 16:45 コメント: (0)

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