【食育・ワジック教室 】味噌仕込み週間

2024年12月12日 / 未分類

 今年も手前味噌のうたが部屋に流れる1週間がやってきました。1年に1度ですが、この曲を聴くと自然と記憶がよみがえり、大人も子どももついつい口ずさんでしまいます。
せっかくの機会なのでキンダーの子たちはお母様にもご参加いただくことにしたので、より一層にぎやかな味噌仕込み週間となりました。

まずは米麹・麦麹、塩とつぶした煮大豆を大きなボールに出していきます。麹の入った袋を開けた瞬間、「うわ、なんか匂いがする!」「あー、この匂いだった!思いだしてきた!」「納豆みたいな匂い」「きなこっぽい」など次々と感想が言葉になって出てきます。それぞれの子が自分の知っている香りと結びつけながら表現するのですが、大豆製品、発酵食品と共通点を感じる子が多かったようです。

材料がすべて入ったので、ここからは麹と大豆がしっかりと混ざるようにこねていきます。さらさらとした麹が下に隠れているので、底まで手をいれて上下を返す作業を繰り返します。ここで混ざり方が足りないと酸っぱい味噌になってしまうということで一生懸命です。幼稚園生でもすでに3回目4回目という子たちはどんな体勢だと力が入りやすいかコツを掴んでいるようで体重をかけながら大きなボールいっぱいの材料を上手にこねていました。しっかり混ざったところで味噌団子づくりに入ります。中には味噌雪だるまをつくって楽しむ子もいました。

いよいよ最終段階です。自分の袋に作った味噌団子を投げ入れていきます。せっかく作ったのに、、と言いながらも狙いを定めて思いっきり投げて、さらにこぶしで平らにつぶすのは遊び感覚が強いので、面白がりながらリズムよく進めていきます。横から見てアリの巣のような隙間がないかを確認したら、焼酎スプレーで表面を覆って完成です。これから3~4か月、各家庭でお味噌が育って「うちの味」を楽しんでほしいと思います。

2024年味噌仕込みの写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから↓↓
20241204味噌仕込み
20241207味噌仕込み
20241208味噌仕込み
20241209味噌仕込み

【食育・ワジック教室】冬コースは大根まるごと御膳で始まりました。

2024年12月10日 / 未分類

2024年・2025年冬コースの第1回を迎えました。今回は先週収穫した大根をまるごと使ってお料理をしました。

献立
●羽釜ご飯
●大根のお味噌汁
●大根の胡麻和え
●きんぴら大根
●大根と桜エビの和え物
●ふろふき大根
●出汁巻き玉子

 まずは和食に必須のお米研ぎと出汁をとる作業からはじめていきます。今年田植え・稲刈りをしたお米がようやく精米されて届いたので、自分たちで育てた新米「てんこもり」をいただきます。
洗っていてもなんだかお米の粒が手にしっとりくっついてくるような気がします。天日干しした新米は市販のお米に比べて水分量が多いので、いつもよりも少ないお水で炊いていきます。
 お出汁は今回も昆布と鰹節の合わせ出汁です。まずは昆布をお水の中につけ、大きく広がるまで待ちます。2歳の子も昆布と鰹節をまとめておいてある中から、昆布だけを選んで入れることが出来ました。昆布を火にかけ、取り出したら鰹節を静かに沈めていきます。お出汁がとれたら早速お味見をして、今日も美味しいお出汁が取れていることを確認しました。

一言で大根と言っても色々です。大きさも違えば、形もばらばら。畑からやってきたのでもちろん土も沢山ついています。たわしでゴシゴシきれいにしてあげると真っ白のからだに変身しました。皮をむいたのをおもむろに輪切りの大根の上に置いてみた子が手を離すと見事に大根の虹がかかりました。大人だけでお料理をしているときには出てこない発想でした。

きれいに洗った大根を部位ごとに切り分けていきます。輪切りにした大根は皮をむいて、お米のとぎ汁で柔らかく下茹で、皮は短冊切りに、葉っぱはみじん切りにして塩で揉み揉み。1つのお野菜から沢山のお料理に変身できそうです。胡麻も擂って、子ども達の大好物の胡麻和えも今日は大根で作ってみることにしました。大根は捨てるところのない万能野菜。食材を大切にいただくということが実際にお料理していくと良く分かります。ふろふき大根、胡麻和え、味噌汁、きんぴら、箸休めの和え物と5品の大根料理が出来上がりました。

大根、白菜など食材のお絵描きも自分たちがいただくものに親しみをもつ大切な時間です。畑で収穫してきたものなので、形が不ぞろいで面白さが倍増です。足と手がはえたように分かれている大根に顔をつけてみたり、食べてしまう前に手で触れて、よく観察してみると様々な発見があり、子どもたちの興味が広がっていくのを感じます。顔がつけた大根で子ども達同士がおしゃべりをしている姿はとても微笑ましく、またそれぞれの食材を大切に扱おうという気持ちが伝わってきた瞬間でした。

2024.12.7の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20241207「大根丸ごと御膳」

【五感磨き遠足】冬野菜収穫に行きました!

2024年12月3日 / 未分類

前週のみかん狩りに続いて、今度は冬野菜収穫です。毎年お世話になっている世田谷の農園で冬野菜を収穫させていただきます。畑につくと、きれいに整理整頓された畑の中に緑の濃いお野菜がずらりと並んでいます。2歳3歳の子ども達は、普段お家やスーパーでみるお野菜と様子が違うからか、「なんの野菜?」と目の前の野菜にピンと来ていないようでした。葉っぱが生い茂っているところに近づいてしゃがんで、「あ、だいこん!」と少し顔を出している大根に気がつきました。

今年の収穫は例年と異なることがありました。
まず1つ目が収穫の時期です。例年12月第2週あたりに行なってきましたが、今年は気温が高いため大根の育ちが早く、これ以上育つと水分が多くなりすぎて割れてきてしまうとのことで、11月最後と時期を前倒しすることになりました。
そして2つ目が収穫するお野菜です。今年は大根と長葱に加えて、白菜の代わりに小松菜を収穫することになりました。白菜は気温が下がると巻いてくるそうで、今年はまだまだ巻きが足りず大根とは逆にもう少し収穫時期を遅らせるそうです。畑の白菜を見せていただくと、確かによく見る白菜とは違って大きな花が咲いているように葉っぱが広がっていました。「寒くなるとここからキュッと巻いて、玉になっていくのよ」とお話しを伺い、まだまだ知らないことが沢山あることを実感しました。

収穫の前にそれぞれのお野菜の収穫の仕方を教えていただきます。どんなものを選ぶとよいか、どこを持ったらよいか、より美味しい野菜を収穫するために一生懸命お手本をみる子ども達。特に毎年参加している子は、去年のはこんなのだったなど思いだしながら、今年も畑で一番美味しそうなのを収穫しようと歩き回って吟味する姿は真剣そのものです。小さい子たちが収穫するときには、「これがいいんじゃない?」「こっちのほうが太くて美味しそうだよ」と手伝う姿も見られました。同じ畑で育っていても、見れば育ち具合は様々なのが良く分かります。それぞれ自分で決めたお野菜を収穫し、大事に抱えて運んでいきました。

収穫の後はお絵描きタイムです。知っている野菜なので、ついつい頭の中のイメージを描いてしまうのですが、せっかく目の前に本物が広がっているので、とにかくよく見て、収穫した時の感触なども一緒に表現してみます。収穫のときと同じように、狙いをさだめて細かく観察していると、全体を見ている時とは違う発見があります。そうした小さな発見をそのまま紙に描くという積み重ねで、それぞれの目に見えている生き生きとした世界が十人十色に描かれていきました。
持って帰ったお野菜がどんなお料理に姿を変えていくのか、子ども達から話を聞くのが楽しみです。
飯田農園の皆さま、今年もありがとうございました。

2024.11.30の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 冬野菜収穫遠足 20241130
閲覧期限:2024年12月9日

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