【ワジック教室・食育】第2回は秋刀魚御膳をいただきました

2025年9月21日

秋コース2回目は今年は大漁と話題の秋刀魚と大きないがにぷっくりと実った栗を使って、栗ご飯と秋刀魚の塩焼きが主役の御膳を作りました。

献立
◯ほくほく栗ご飯
◯秋刀魚の塩焼き
◯蓮根のきんぴら
◯赤ピーマンの炒め物
◯しじみの味噌汁
◯カリッと大学芋
◯旬の果物 梨・ぶどう

栗の木から枝と葉っぱもついた大きな栗が届きました。栗の実は知っていても、木になっている時の姿は初めてみる子がほとんどです。第2回は触覚の回なので、そーっと触ってみることにしました。イガに覆われた立派な栗を観察し、実際に触ってみました。少し怖がりつつ果敢にイガにも触っていました。今度はぱかっと割れて実が顔をのぞかせている、いがの中から実を取り出してみます。取り出してみるとつるつるしていて、ぷっくり丸みのあるものとぺっちゃんこのものがあります。机で叩くと「カチカチ」と固い音がして、火が通るとこれがホクホクになるんだよ、と説明をしました。触った感触が鮮明なうちに絵でも表現します。「ちくちく」と言いながらいがの線を描いたり、実の形も真似っこして描いてみました。「皮をむいた栗も描いておこう」と様々な姿の栗が描きあがりました。
その間にお米を研ぎ、水とみりんを計り入れて最後に栗も加えたらご飯を炊く準備は完了です。

続いてもう一つの本日の主役、秋刀魚の登場です。魚市場からやってきた発砲スチロールに氷いっぱいの中からピンっと締まった秋刀魚が顔を出しました。ほとんど人の手に触れることなく、海からやってきた秋刀魚はとっても綺麗で子ども達も目が釘付けになっていました。今度は触る前に新鮮な秋刀魚の色や模様を観察してみます。くちばしが黄色いことや、色の濃い部分と薄い部分があることなど、色々なことを発見しながら色塗りをしました。光の加減で青や銀、黒に見えたり色が変わるので様々な方向からのぞき込んでいる子もいました。ようやく焼く準備に入ります。秋刀魚の表面はツルツルしていて、気持ちよさそうに触っている子もいました。その細長いからだの表面に塩をまぶしていきます。裏表両面に満遍なくまぶして、塩焼きの準備は万端です。

次は切る作業をします。さつまいもにレンコン、赤ピーマンの中からそれぞれが好きな野菜を選んで作業開始です。さつまいももレンコンもとても大きく、「大さつまいもだね」と言っている子もいました。
大学芋にする大きなさつまいもは切るのが難しそうでしたが、お兄さんが一人でたくさん切ってくれました。レンコンをスライサーで薄切りにする作業も「わたし蓮根が大好き!」とお姉さんが一人でやり切ってくれ、スムーズに作業が進みました。
さつまいもはごつごつ、赤ピーマンはつるつるだけどボコボコ、蓮根はちょっとざらざらなどそれぞれの触り心地の違いも感じることができました。

魚市場の絵本を読んで、今日の秋刀魚もこうやってここまで届いたのかななど想像しました。絵本の中にまさに目の前にあるのと同じような発泡スチロールの箱に入った秋刀魚の絵もあって、みんなで市場に遊びに入った気分になりました。絵本を読み終えると、さんまが焼ける香ばしい香りと栗ご飯のほんのり甘そうな香りが部屋いっぱいに広がっていました。お腹もペコペコなので配膳に取り掛かります。

羽釜の蓋を開けると良い匂いが広がり、炊き上がった栗ご飯をみんな興味津々でのぞいていました。順番に料理が盛り付けられた器を慎重に運び、正しい位置に並べていきます。秋刀魚の向きも合ってるかな?と確認し、みんなで手を合わせて「いただきます!」
子ども達は魚を丸ごといただくことも少ないようので、骨の多い秋刀魚を上手く食べるのは難しそうでしたが、お箸で身をほぐして、綺麗に骨がとれると嬉しそうな表情になりました。栗ご飯もあんなにチクチクしていたものがホクホクに変身していて不思議だねと話しながら、みんなおかわりまでして大好評でした。旬の味を存分に楽しめた回になりました。

2025.9.20の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250920「秋刀魚御膳」

磯邊季里 @ 2025年09月21日 09:14 コメント: (0)

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