<こひつじかい>12月の予定

2015年11月14日 / 未分類

★みかん狩り遠足<好評にて終了致しました。>

日時:12月6日(日) 8:00〜16:00
場所:大磯のみかん園
対象:年少以上
定員:20名
詳細はこちら⇒みかん狩りのお知らせ

※各遠足の詳細・お申込みに関しましては、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

<こひつじかい>京都アートキャンプ3日目

2015年10月14日 / 未分類

3日目の朝です。今日は東京に帰るので、寝袋に寝巻をはさんで、一緒にくるくる巻いてしまいます。朝のお仕度を済ませたら、京都御所までマラソンです。場所が変わっても、朝の運動は欠かせません。

朝ご飯をいただいたら、上賀茂神社に向かいます。最寄りの駅から、日本家屋が建ち並ぶ路地を抜けながら歩いていると、小川が現れました。この小川が昨日泳いだ鴨川にずっと繋がっているんだよと教えていただくと「入りたい!」と言いながら縁から手を伸ばし、川の流れを感じていました。途中ですすきを見つけたり、傘の骨組が店先にかざられたかさ屋さん、すぐきのお漬物屋さんなども見つけました。


小川に沿って進むと、上賀茂神社に到着しました。中に入っていくと、真っ白な馬がいました。この白馬は、神様が乗られる馬なのだそうです。餌をあげ、しっかりお願い事をしてからさらに奥へ進みます。

まず参拝をしてから、たくさんの小さなお店で賑わっている手作り市を散策します。一人ずつお小遣いを手にすると、家族へのお土産などを探して、それぞれお店を見てまわりはじめました。ちょうど喉が渇いていたところに、おばあちゃんの手作りゆずジュースや梅ジュース屋さんを見つけ、「ちょっと飲んでみようかな!」とお小遣いの使い方は色々です。買いたいものがあれば、お店の方に「これはいくらですか?」や「○○円で買えるものはありますか?」などきちんと会話をしながら、時にはお味見をさせていただいたり、とても楽しんでいる様子でした。思い思いのお買い物を終えて手作り市を抜けたところで、鴨川のスタート地点を発見!「鴨川はここからはじまっているんだね」「葉っぱを流したら、昨日のところまで着くかな?」とそばにあった葉っぱを船に見立てて皆で流してみました。

上賀茂神社からバスに乗り、次の目的地である錦市場に向かいます。錦市場では、帰りの新幹線で食べるお弁当作りのための食材を調達するという大きな目的があります。その場で食べられるように小さな串で売っているのも市場ならではです。今日だけは「食べ歩きOK」というルールで、早速市場に足を踏み入れました。お魚屋さん、乾物屋さん、お豆腐屋さん、お米屋さん、お惣菜屋さんにお漬物屋さんなどなど、旬の食材や京都ならではの美味しそうなものが並びます。お弁当につめる分、お土産、今食べるものと色々なお店でお買い物をしています。買っている様子も十人十色で、思いのままに買っていく子、何のためにと目的を持って買う子、ゆずジュースを見つけて上賀茂神社で飲んだものと味比べをしてみる子、同じ空間にいてもそれぞれの子が、自分で考え行動をしている様子が見えました。

「烏丸器や」に帰ると、恭子先生達がまだお戻りでなかったので、最後のご近所散策に出掛けました。公園はないかな?など話しつつ歩いていると、またまた神社があったので中へ入ってみることにしました。
ここなら遊べそう!と子ども達全員でだるまさんが転んだをして遊びます。静かな境内の中に子ども達の声が響き渡る様子は、なんだか時代をタイムスリップしたような気分になりました。何にもないところでも、仲間たちと一緒なら子ども達にとって最高の遊び場に変身するんだということを再確認することが出来ました。

恭子先生から「帰ったよ!」と連絡をうけると、一目散で烏丸器やを目指して走り出しました。来るときに通っただけの道を全く迷うことなく駆け抜けていきます。別に「道を覚えておきなさい」などと言われなくても、行きにしっかり周りをみて、何かを感じながら歩いていたんだなという何よりの証拠ですね。
新幹線の時間も迫ってきたので、大急ぎでお弁当作りにとりかかります。まずはボックスに絵を描いて世界にひとつのお弁当箱を作ります。組み立てる前のボックスなので、組み立てたらどこの部分になるのか、上下はどちらなのかも考えながら絵を描いていきます。
それぞれの子らしいすてきなお弁当箱が出来上がり、中に錦市場で買ってきたものを美味しそうに詰めていきます。皆は何を買ったの?と話しながら、ときどきつまみ食いもしながら盛りだくさんの京都ならではのお弁当が完成しました。

いよいよ恭子先生とお別れの時間になってしまいました。「もっと恭子先生と一緒にいたい」「先生も東京で一緒にお稽古をすればいいのに」「今度はタイでキャンプがいいな」など様々な感想を言いながら、寂しいけれどまたねのハグをしました。
最寄駅までの道のりはもう慣れたもので、リュックを背負い大きな紙袋を抱えていてもへっちゃらでスタスタ歩きます。京都駅では出発時刻までのわずかな時間も無駄にはできません。ちょっとお土産買ってくる!と時間ぎりぎりまで京都を大満喫しました。

新幹線に乗ると席に着くなり、しおりに絵を描いたり学校の宿題の仕上げに取り掛かります。どんなに忙しくても楽しいことがあっても、やらなければいけないことは必ずやる!これが出来ないと遊びの楽しさも半減してしまいます。年齢も違えば学校も違うので、やることはもちろん違ってきますが、誰に言われてやるのではなく、それぞれがテキパキと、そして淡々と自分のやるべきことに取り組んでいる姿は、こちらも見習わなくては!と感心させられました。
今日も頭も身体もフル回転だったので、あっという間にお腹がペコペコになりました。何時にお弁当を食べる?とみんなが待ちきれない様子なので、予定より少し早めのお夕食とすることにしました。特製のお弁当箱をそれぞれに配り「いただきます!」と声をそろえて食べはじめます。自分達で作ったお弁当の味はやっぱり格別です。「また行きたいね」「恭子先生は今何しているかな?」など会話も弾んで楽しい時間になりました。全部ペロッと食べてしまうかと思いきや、「これはパパとママにも食べさせてあげたいから、持って帰る」と少しずつ取っておく優しさも垣間見えました。その後もおやつを食べたり、折り紙をしたり、最後の最後まで遊びつくしました。

東京駅のホームに着くと、帰りを待ちに待ったお父様お母様がお迎えに来てくださっていました。この週末、東京はあまりお天気が良くなかったようですが、みんなの帰りをお迎えしてくれるかのように、お月様が顔を出してくれました。今夜はお月見。素敵な月明かりのもと、たくさん体験し、感じてきたことをお話ししてほしいなと思いつつ、帰路につきました。

今回の京都アートキャンプは、恭子先生や佳代先生をはじめ、協力してくださる方がいらっしゃるからこそ実現できたものでした。小学生になる準備をしている年長さん達。今までにもたくさん遠足やキャンプに参加してきましたが、どの子にも成長が見られ、仲間どうしの絆も深まってきていると思います。一人で頑張らなければならないこともありますが、仲間と一緒なら一人では出せない力を発揮することができます。そんなときに見せる子ども達の表情は、本当にとても素敵です。これからも、そんな子ども達の姿を引き出せるよう尽力していきたいと思います。

<こひつじかい>秋の京都アートキャンプ 2日目

2015年10月8日 / 未分類

<2日目>
窓から柔らかい朝日が入りました。心配していたお天気もとても穏やかです。そーっとリビングを覗くとこそこそ、もぞもぞ、子ども達はもう起きだしているようです。時計は6時を指していました。遅くまでがんばっていたのに、やはり体内時計は正確です。普段は5時台に起きる年長さんたちはニコニコ顔です。早速寝袋を片付けます。前回は苦戦していたお友達が、とても手早く片付けて、そしてお友達のことを手伝ってあげています。彼は一生懸命に練習していたのでしょう。涙を流しながらやっていたことが嘘のように、そして、その時にお友達が優しくしてくれたことを忘れずに、今度は彼が手を差し伸べています。練習することの大切さ。子どもに無理!という物差しはありませんね。

いつも通りに朝の体操に出かけます。お外に出ると、そこは京都を感じられる町並みでした。お隣には織物で有名な龍村美術館や工場がありました。その門構えは伝統と歴史を感じさせます。路地を出て探検スタート。目の前に大文字の「大」の文字が見えました。
京都の町を楽しむためにも、走らずに景色を堪能します。「これ何だろう?」
「東京とは違うね!」子ども達も感じたことで会話を楽しんでいるようです。
歩道橋のところに、赤く熟したザクロがありました。まるで赤いルビーのように日を浴びてピカピカ。レンガの建物は同志社の校舎でした。道路の反対側にもレンガの建物が続き、きっと昼間は学生で賑わうのでしょう。

路地を入ると重要文化財の相國寺がありました。石庭を見てアカマツ林を通り抜けると,承天閣美術館の建物が見えました。どの建物も、屋根の瓦、その造りに目を奪われます。歩いて行くと大晦日につかれる除夜の鐘がありました。子ども達は鐘に張られた彫刻にとても興味を持ち、じっと見入っていました。朝の時間がこんなにゆっくりと流れて、興味のわくものばかり。まだまだずっとお散歩をしていたかったのですが、どこからともなく「ぐー」「ぐー」と腹時計が鳴りだしました。恭子先生もまじえて、平均台をしたりジャンプをしたり、ぜいたくな京都の朝の体操でした。

今度は朝食の準備です。「インターコンチネンタルブレックファースト」、佳代先生のリードで子ども達が自分にできることをお手伝いします。秋の味覚のブドウや、6年生のお姉様がむいてくださった梨、待ちきれずにつまみ食いをしている子もちらほら。このキャンプで使う食器には、昨日マジックで自分のマークやお絵描きをしました。食卓をふきんでふいて、テーブルセッティングも手分けをしてすませました。スクランブルエッグをつくるにも、殻をわる人、かき混ぜる人、味付けをする人・・・皆でするから、とても手際よくおいしく仕上がりました。厚切りのベーコンだって、香ばしく焼けました。仕上げは小学生のお姉様方に任せ、その間に今朝のお散歩の絵を描きました。腹ペコの子ども達は自分達で作ったBFに舌鼓。朝のおいしい空気にふれて、しっかり体を目覚めさせたので、本当においしくって、何度も何度ももおかわりをしてお皿はあっという間に空っぽになってしまいました。お食事の間に、昨夜着ていたお寝間着をお洗濯もしました。

さあ本日のお楽しみ、鴨川目指して出発です。リュックサックの中には、もちろん水着も入れました。佳代先生の道案内で相國寺を通り抜けます。このお寺は、金閣寺、銀閣寺の総本寺だそうで、広い広い敷地にはお庭も建物もたくさんあります。石畳を歩いたり壁を見たりしながら、20分ほどで上京区の表町の出町商店街に到着しました。所狭しとお店が連なります。「昔懐かし!」と書かれた魚屋さん、八百屋さん、しばらく進むと乾物屋さんのふじや鰹節屋がありました。子ども達が乾物を物珍しそうに見て覚えたりしていると、ご主人が声をかけてくださいました。そして、削り節を作る作業を皆に体験させてくださいました。カンナのついた魔法の木箱。子ども達はご主人の声掛けに大喜び!一人一人削り方を教えていただきながら、鰹節を削ってみました。そして箱の中の削りたての鰹節をお味見。本当に香りが立ち、口に入れるとふわっと広がる風味に、美味しい顔がはじけました。自分で削ったものを大切そうにいただきました。思いもかけない体験ができ、大満足!
足取りも軽やかに鴨川目指します。商店街を抜けると梶井町。目の前には川が広がりました。左京区下鴨宮河町。ここはちょうど鴨川の分岐点のところです。まるで稲葉の白兎がサメの背中を渡って行くかのようにぴょんぴょんと、亀やチドリの飛び石を渡り行ったり来たり。川に手をつけてみたり、足を入れてみたり・・・・。
お絵描きだって忘れません。お絵描きの後は、恭子先生からのサプライズお三時。亀の石の上に、とろとろのわらび餅が並びます。小腹もすいたので、あっという間に京都の味を完食。

午後からのワークショップの準備として、河原に落ちている小石や木などを集めます。神様からのプレゼントか、日差しがすっかり強くなりました。小学生のリードで水着に着替え、念願の川遊びタイムになりました。さすがに9月下旬の水は冷たいかなと、恐る恐る入ってみましたが・・・。一人泳ぎ、また一人。皆で水しぶきをあげて、大はしゃぎです。川の流れを楽しみながら、全員で一つの輪になって川遊びが始まりました。仲間といると本当にたくさんの遊びができるようで、遊びも作り出しています。

河原でのランチは、青龍町のふたばの栗お赤飯。このお店はいつも長い長い列を作る本和生菓子処。丹波の栗を使ったこの時期の栗おこわと、出町柳町の手作り結び。こちらも行列ができるおばあちゃんのお結び。たくさん遊んだ後で、美味しい空気を感じながら柳の木のたもとでのランチは、食欲も一段とアップ。木陰は風が通り心地良かったです。シャボン玉をしたり、川へ戻って存分に川遊び。今度は下鴨宮河原で泳ぎました。

さあリュックを背負って、世界文化遺産の下鴨神社へ。こちらには烏丸の必勝祈願がお願いできると聞いて、皆でのぼりに名前を綴り、お庭で取れるかりんのジュースを飲み、あめを食べて祈願しました。境内の小川のせせらぎは本当に澄んでいて、見ているだけでも心が洗われるようでした。ご祈祷をした建物をスケッチしてみましたが、とても上手に表現できました。きっと描きながら心にも描いているのでしょう。

次の目的地は、みたらし団子発祥の地。子ども達のリュックからは枝がのぞき、中には小石がつまっているのでずいぶん重くなっていますが、神社を見ながらドングリを探しながら、歩きます。真っ赤な傘の下のお茶寄席。お茶をいただきながら、加茂みたらし団子をいただきました。このみたらし団子ははじめの1つの後に4つが五十串に通してありますが、これは五体(人間の身体)を意味したものだと言われているそうです。
たくさん遊び美味しくいただいたあとは、烏丸器や目指して歩きます。お姉様達と一緒に、疲れも見せずにどんどん進みます。女の子チームの元気なこと!まだ何も遊んでいないかのような速さです。いくつもの路地をまるで迷路のように進んでいきました。このような細い道には、小さなお漬物屋さんや和菓子屋さんがあり、ふと足を止めたくなってしまします。歩いているうちに、お漬物屋さんも馴染みになったのか、大きな樽をみつけると、「お漬物屋さん発見」などと京の町に慣れてきたようでした。

お家に戻り、早速ワークショップのスタートです。まずはうちわ作りからです。うちわ一杯に好きな動物や模様、顔をかきます。下書きを描いたら、筆に持ち替えて、絵具で色をつけていきます。いつもは仕上げに背景を塗るくらいですが、今日は全部絵具で描きます。恭子先生からアドバイスをいただきながら、紙皿のパレットで色を作って、色鮮やかに仕上げていきます。

たくさん収集してきた小石などを使ってのコラージュ作りです。板に手で色をつけていきます。今日一日が本当に楽しかったことをあらわすように、皆が明るい色でつくりあげていきます。自分でテーマを決め、枝を貼ったり石を置いたり、レイアウトを考える姿はちびっこ芸術家。上から見たり、横から見たり、体全部をつかって板へ表現していました。徐々に色々な作品が並び、小さな美術館になっていきます。

今日歩いている途中にこんにゃく工場に出会いました。手作りの刺身こんにゃくやたくさん筋の入った筒状のこんにゃく。工場を見学させていただいて買ってきたものを、子ども達が作品に取り組んでいる間に炊きました。子ども達の好物の肉じゃがもこっそり作りました。おだしの香りがお部屋中に広がって、今度は子ども達が餃子鍋の準備です。

京野菜などを入れたお鍋。子ども達は皆で餃子を包みました。初めて餃子を作る子もいましたが、とてもきれいな形にあっという間に仕上がりました。たっぷりお野菜もいれて、手作り餃子の美味しいお鍋のできあがり。湯気の間から見える子ども達の満足そうな笑顔、かわいかったです。

今日は乗り物にも乗らず、自分達の足で京都巡りをしました。まだまだ色々なものを見たかったようですが、一歩一歩が思い出として鮮明に残っていることでしょう。
よく遊び!よく学び!たくさんの出会いがありました。

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