【五感磨き遠足】無人島に行ってきました!

2025年7月18日 / 未分類

関東も梅雨明けを迎え、遠足日和となった今日は夏休み恒例の無人島遠足です。横須賀中央への電車は運転席の前が展望席のようになっていて電車好きの子どもたちは大喜びで運転席にかじりついていました。線路が一本になったり、短いトンネルが連続する場所を見つけたり、すれ違う電車に注目したりと楽しんでいるうちにあっという間に到着しました。

フェリーに乗り込み2階にのぼって先端へ。出発前までの間に前に停泊しているフェリーから水が出ているのをみて、どうして水が出ているんだろう?水を飲んじゃったのかな?水の力で進むんじゃない?など話が膨らみました。こんなにたくさん人が乗るのにどうして沈まないの?下に浮き輪が沢山ついてるのかな?重力がないんじゃない?など子どもたちは興味をどんどん広げながら猿島へ出港しました。

猿島に着くと、まずサンダルに履き替え、水着に着替えました。早速、海辺へ繰り出します!すると海の向こうに富士山を見つけました!雨がきれいに空を掃除して空気が澄んだおかげで島の様々な場所から見ることが出来ました。迫ってくる波から逃げたりジャンプして飛び越えたりして遊びました。その後、サンダルを脱ぎ、よーいどんで、みんなで走りました。裸足で走ることで、「砂浜は気持ちいいね」と言っていつもと違う感覚を楽しんでいました。次は、浜にあった流木に乗って、「どーんじゃんけんぽん」をすることに。グッとパーでチーム分けをし、2チームに分かれました。流木は、龍みたいな形でバランスをとりながらやりました。

続いて、貸し切りの砂浜で思いっきり砂遊びを楽しむことにしました。横須賀中央駅の工事現場でショベルカーが大量の土を掘ったり山にしたりしていたのを真似して一人一人どこまで掘れるか挑戦です。掘り進めると貝だらけになったり、砂の色が変わったりと同じ砂浜でも変化があることを発見しました。それぞれの穴が深くなったところで近くのお友達の穴とトンネルを開通させるように掘る向きをかえていきます。波が打ち寄せると掘ったところに海水が流れ込み、どこの道が繋がっているのかが分かるので、次はこっちにしよう!私のも繋げたい!とアイディアが出てきて午前中いっぱい遊び尽くしました。

食事を終えたあと、午前中遊んだ様子を絵に描いてみます。大きな流木でどーんじゃんけんぽんをした時の様子や、海辺で貝殻集めをしたり、砂を掘って池と山を作ったりした様子など、お友達と話しながら思い出して描いていきました。砂浜や波を描くのが難しかったですが、年長のお兄さんの絵を真似てみて、それぞれ午前中楽しかった遊びを描くことができました。

島のさらに奥へ探検に行きます!セミの力強い声に負けないようみんなで元気よく出発です。日なたでは日差しが強く汗がじりじりと滲み出てきますが、探検中は木陰が多く、涼しい風が吹きます。2匹のとかげにも出会い、みんなで楽しく歩き進みました。真っ暗な部屋や洞窟があり、人がいるかな?おばけが住んでるかな?おばけさん、いますかー?と声を掛けてみます。怖い!と言いながらもどこか興味がありそうで、じっくり観察してみました。
さらに島を奥へ進むと、岩礁へ行くことができました。午前中遊んでいた砂浜とは違い波が強くザパーンザパーンと大きな音を立てています。岩と岩の間には、カニやヤドカリ、海藻が住んでいて触れ合ったり観察をしたりして楽しみました。慎重な足取りながらも強い好奇心でどんどん岩を渡り歩く姿はとても頼もしく感心します。魚やヤドカリを見つけると大きな声で報告をしてくれて、嬉しいそうな顔を見せてくれます。自然との触れ合いを心から楽しんでいるようでした。
探検の帰り道、トンネルが二手に分かれており、どちらから戻りたいか意見が分かれたため、それぞれ行きたい方向へ分かれて帰ることにしました。

着替えをして、お菓子タイムを終えた後、お菓子のゴミを、猿島ECO STAITIONへ捨てに行きます。ただゴミ箱に捨てるだけではなく、しっかり分別をして捨てます。みんなの捨てたゴミが、船の一部や道路、洋服などに姿を変えます。ペットボトルもラベルを剥がしてから捨てることを知ることが出来ました。

帰りの船の時間です。まだまだ名残惜しい猿島に、また来るね!バイバイ!と一生懸命手を振り、戻ってきました。戻る途中の海にはクラゲがたくさんいたので、何匹見つけられるか数えたり、船長さんのご好意で運転席を特別に近くで見せてもらったりすることができました。
駅へ行く前に、三笠公園でもうひとあそびします。船の船長になった気分で遊具を使って遊ぶ子や、みんなでやった「どんじゃんけんぽん」を気に入ってもう一度やる子もいました。思う存分遊んだので、帰りの電車に乗った瞬間エネルギー切れの子もいましたが、品川駅に着くとリュックを背負い、自分の足でしっかり歩いてお父様お母様のもとへ帰ってきました。

2025.7.18の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250718 無人島遠足

【ワジック教室・食育】夏コース第3回は七夕素麺

2025年7月7日 / 未分類

もうすぐ七夕なので、今回の献立は七夕素麺です。お料理中に聞こえてくる様々な音や声、「聞く」ということに注目しながら涼し気な御膳に仕上げました。

献立

◯七夕そうめん
◯茄子の煮浸し
◯胡麻和え
◯星型牛乳寒天

お料理を始める前に、前回仕込んだお醤油の様子をみんなで確認します。
この前は砂浜のように麹が塩水の中をさらさら動くようでしたが、2週間たってドロドロに。そしてペットボトルが膨れてカチンコチンになっています。キャップを少しずつ回していくと「シューッ」と小さな音が聞こえてきました。音を聞こうと、賑やかだった部屋が静まり返ります。さらに「シューッ、シューッ」と音が強くなってくると、ブクブクと泡が勢いよく出てきてペットボトルから溢れそうになりました。キャップがとれるとペットボトルはベコベコ柔らかくなりました。仕込んだ時には、麹は生きているというのがイメージできなかった子どもたちも、「息をしてるのかな」と発酵のちからを感じられたようです。

お料理を進めていくと、音が合図になっていることが沢山あることに気がつきます。
卵を割るのに机にあてていくと「コツコツ、コツコツ、カチャ」ヒビが入ったことを教えてくれます。
胡麻を擂るのにも「ゴリゴリ、パチパチ、プチプチ」と音がしていたのがサラサラになっていくにつれて聞こえなくなります。これがそろそろ味付けしよう!の合図です。
そうめんを茹でるお湯が沸いたかもボコボコと出てくる空気の泡の音の早さで「良さそう!」と自分たちでタイミングをとっていきます。
他にも錦糸卵を焼くフライパンの温度も卵を入れた時の「ジュ―ッ」という音で分かります。
子どもたちもその音の合図を聞き逃さないように、自然と目の前のお料理に集中していくのが感じられました。

食材や調理過程で出てくる音を聞くほかに、お料理の手順を真似するのにも「聞く」が役に立ちます。
ズッキーニを切るときは「トントントントン」、茄子の皮に切り込みを入れるときは「手前から奥にスー、スー」などお手本を聞いたとおりにリズムを真似っこしてみます。目で見たものを再現しようるするとやりたい気持ちが強くて力が入ったり、慎重になりすぎてゆっくりになったりうまくいかないものが、口でも言いながら同じリズムで動かしてみると意外と早くきれいに、形もそろって出来ちゃうものです。「うまくできるかな?」という心配な気持ちもどこかに飛んでいって、みんなが「次やってみたい」と取り組んでくれたのであっという間にお野菜の下準備も整いました。

だんだんと「聞いて」と言わなくても子ども達同士で様々な音を発見できるようになってきました。お隣同士で、卵を溶く作業と胡麻を擂る作業をしていると「卵はかちゃかちゃ、胡麻はプチプチ」と聞こえた音を表現したり、コリンキーという生で食べられるかぼちゃの種をとるときには「サクサクしてる」、飾っていた笹の葉は「サラサラ、歌と一緒だ」など音を比べて楽しんでいました。

七夕の絵本を読んで一呼吸ついたら、配膳と盛り付けに取り掛かります。
今日は机も天の川のように長く繋げてみることにしました。そうめんは1人ずつ自分のお椀に盛り付けていきます。錦糸卵を真ん中に盛ったら、短冊切りにした胡瓜と星型に抜いたコリンキーを手前に立てかけて完成です。胡麻和えを入れる器は「真筍」という筍から竹になる途中の、夏のはじめに採れるもので作った食べられる器です。
そしてみんなお待ちかねのデザート。星形に抜いた牛乳寒天のまわりにサクランボのコンポートと摘みたてブルーベリーを飾って七夕御膳が出来上がりました。

2025.7.5の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250705「七夕御膳」

【ワジック教室・食育】夏コース第2回は醤油仕込み&野菜収穫

2025年6月22日 / 未分類

今日は暑い中、2歳から小学一年生まで、総勢10名で元気良くお料理が始まりました。
今回の食材も色々なところからやってきました。ピーマンと茄子は、屋上で育てているものを収穫して採りたてをいただきます。ズッキーニとトマト、さくらんぼもそれぞれ群馬県、千葉県の農家さんが規格外だから、ジャム用にと採りたてを分けてくださり、「新鮮」という贅沢を感じる御膳となりました。

献立

〇羽釜ご飯(備蓄米)
〇わかめのお味噌汁
〇肉味噌生ピーマン
〇茄子の胡麻和え
〇とろとろズッキーニ
〇塩トマト
〇鶏唐揚げ
〇旬の味「さくらんぼ」

まず最初にお米を研ぎます。手を開いたり閉じたりしてみんなで順番に研いだら、研ぎ汁は後で使うので捨てずに取っておきます。その間に、手の空いている子がお鍋に出汁用の昆布を入れたり、ワカメを水で戻したりしてくれました。小さい子たちは冷たくて気持ち良いからか、次のお仕事がくるまでずっと楽しそうにワカメを触っていました。

ここまで終わったら、今日はお料理に使う野菜を自分たちで収穫しに行きます。暑いので水分補給をしてから、先程の研ぎ汁とハサミを持って全員で屋上へ。ピーマンを1人1個ずつ、茄子は1個だけ収穫します。「これ大きいね」「この可愛い形のは私の」と、みんな思い思いに選んだピーマンを収穫していました。栄養たっぷりの研ぎ汁は、野菜が美味しく育つようにそれぞれのプランターにあげました。

お部屋に戻ったらお料理再開です。
自分で選んだピーマンを縦半分に切り、種を取ります。大きい子たちは1人で、小さい子たちも少し手伝ってもらいながら、上手に切れていました。ピーマンの種を取り終わった子は、胡麻和えの和え衣作りに取り掛かります。プチプチした感触を楽しみながら胡麻をすり、「良い匂いがする!」と教えてくれました。
次に、ズッキーニを切ります。見本を見せるときに「ズッキーニを切ると、面白いことが起こるよ」と言うと、みんな興味津々。切られたズッキーニの断面を、身を乗り出して見つめます。しばらくすると水分が染み出してきて、「お水が出てきた!」「シャボン玉みたい!」「見せて」「触らせて」ととても盛り上がっていました。そのあとに触れるお野菜も切ったら何か変化が起きるのではないか?と手に取り興味深く観察する子たちもいました。
ズッキーニを輪切りにしたら、次は胡麻和えにする茄子を順番にいちょう切りにします。早く切り終わったお兄さんお姉さんは、むね肉に下味をつけるためにもろみを揉み込んだり、胡麻和えの和え衣の味付けをしたりと沢山仕事をしてくれました。

最後に半分に切ったピーマンに肉味噌を詰めたら、あとは食べる準備をするだけです。一人一人順番に、新鮮な生のピーマンに肉味噌をたっぷり詰めました。すっかり暑くなった今日は、食器も夏仕様です。涼しげな陶器やガラスの器は、割れやすいので両手で慎重に運びました。

配膳が全て終わったら、みんなで「いただきます!」手際よく進められ、いつもより早い時間のお食事となりましたが、みんな美味しそうに沢山食べていました。みんなで収穫した新鮮なピーマンは、生のピーマンに肉味噌をのせていただくことにしたのですが、あちらこちらから、パリパリっと齧るいい音と「おいしい」の声が聞かれました。自分で収穫した野菜や、新鮮な夏野菜を沢山使ったお料理を、賑やかに美味しく頂くことができました。

食べ始めた子どもたちに「ご飯の味はどう?」と聞くと、「今日のも美味しく炊けてる」「いつもと一緒の味」との感想が返ってきました。そこで、備蓄米の話を伝えると、「0歳、1歳、2歳くらいのときに出来たお米ってこと!」とびっくり。でも「お米って美味しいね!」と頬張る姿が何よりでした。

ごちそうさまの後も今日はもう一仕事です。醤油仕込みです。まずは、お水にお塩を入れて塩水を作ります。その後、ペットボトルで作ったじょうごで、醤油こうじと塩水を2Lのペットボトルに入れてもろみの状態を作りました。これから1年、時々ペットボトルを振ってまぜて寝かせるとお醤油が出来上がります。一年後の出来上がりが楽しみです。

2025.6.21の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250621「採れたて野菜御膳」

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