<バンコク> ドラえもん DAY CAMP

2015年9月16日 / 未分類

9月13日(日)朝8時、エムポリウムにバンコクの子ども達の元気な声がこだましています。リュックサックを背負った子ども達がお父様お母様と一緒に私を出迎えてくれました。普段は私が子ども達を迎えるのですが、バンコク到着時間の都合でいつもとは逆になりました。久しぶりに会う子ども達はすっかりお兄様お姉様になっていて、嬉しそうにそばに寄って来てくれました。私はまるでいつも一緒にいるような錯覚さえ覚えました。

恒例のお母様方へのハグをしたあと、2台のスクールバスに別れて乗り込みました。今日はプチ遠足!チャトチャックにある交通公園に出かけます。歓迎ムードの車中では子ども達が歌を披露してくれたりバンコクのことを教えてくれたりしました。バス通学が多い場所がら、子ども達は車中の過ごし方もお手の物。ここが私の学校、ここが私のお家と地図が頭に入っていて、バスからの車窓をしっかり楽しんでいるのにはびっくりしました。
朝早いので渋滞もなく約20分で目的地につきました。ここには大きな市場もあり、新鮮な野菜や珍しい果物に遭遇できるので、私の大好きな場所です。自転車に乗れる交通公園があることは知りつつもなかなか来れずにいたので(しかも子ども達と一緒!)今日は本当に楽しみです。バンコク在住でも郊外の公園へはなかなか行き難いようで、はじめてくる子どもも沢山いました。

お友達と来る公園は、子ども達にとって最高です。バスを降りると、待ちきれずに走り出す子、早速虫探しをする子と、笑顔がはじけます。ゲートを入ると目の前には緑の街路樹がずっと続きます。子ども達がリュックサックを背負って歌を口ずさみ、お友達とじゃれながら歩く光景が公園に吸い込まれていく感じ。又、このような光景が珍しいのか、タイ人の家族が寄ってきてにこやかに声をかけてくださいました。とてもとても雄大な公園の眩しいほどの緑のなか、お池の水面に太陽の光がキラキラと子ども達を歓迎してくれていたので、お池のそばにドラえもん基地を作りました。みんなで協力をして、大きな大きなシートを敷きます。日本でのキャンプや遠足にも参加した事のあるゆうき、かずまがリーダーになってくれ、皆を引っ張っていってくれます。リーダーになることは、小さいながらに責任がある!ということを知っています。日本では大学生リーダーは勿論ですが、小学生リーダーがとても活躍していて、その姿が眩しいのも知っています。言葉で教えなくても、体験・経験する事から学ぶ事は、力になります。
基地が出来たら、まずは準備体操を兼ねて基地の周りを散策マラソンです。沢山の方がランニングやサイクリングで風を感じ、緑の香りを楽しみ、公園を満喫しています。子ども達以上に私の方がこの素晴らしい環境にワクワクし、何があるのかな?どんなふうに遊ぶ時間が繰り広げられるのかと想像すると、走る足も軽やかになります。お花の木のトンネルを通ってみたり、根っこの上を歩いてみたり、スペシャルな事ではなくても全てが新鮮です。

今年は「木」をテーマに子ども達と楽しんでいますが、「この木なんの木」という木が続きます。さすが南国、お花の色も鮮やかで、咲き乱れています。公園の過ごし方は様々です。タイ人が子ども連れでシートを敷いて朝ごはんを楽しんでいる姿は多く見られましたが、卒業写真を撮るためにガウンを着ている方、お年寄りの太極拳をするグループ、高校生のトレーニングをするグループなどもいました。とは言え暑いバンコク、こんなにきれいな公園なのに、ここを楽しんでいる方は少ないんだなあと改めて感じました。
子ども達は準備体操をすませ、基本であるスキップ、ギャロップなどを丁寧にしたら次はかけっこです。子どもは3人ずつ走ることが簡単にできません。順番を守って自分が誰の後に走るのかなど、簡単な事なのですが、あまりこちらでは習慣がないのと、幼稚園などではきっと先生方が丁寧に導いてくださるのでしょう、自分で考えてルールを覚えてやる事がなかなか出来ませんでした。でも何度も何度も繰り返していくうちに、何をしなくてはいけないかがわかってきます。大人と違うので何度も何度も繰り返す事が必要です。
体操も2回くらいではまったくわかりません。でもそれを倍・倍でやっていけば、なるほど!そういうことね!と出来てきます。指導者は、子どもに徹底的に付き合わなければいけません。小さい時にこのように覚えた事はしっかりと子ども達の中に蓄えられていきます。すぐには結果は出ないかもしれませんが、このようにまかれた種は、きっと少しずつ芽吹き、そのうちにしっかり根をはって行くと思います。

リレーもはじめは上手くいきませんが、何回もやりたい!という声で何回もやっていると、最後には皆の顔つきさえ変わります。もっとやりたい!という気持ちを持ってくれたことが向上心につながります。ラダーではひよこ歩き、ゴリラ歩き、子ども達はまるでその動物に変身したかのように一生懸命に取り組みます。ドラえもんの道具に「どろん葉」というものがありますが、落ちていた葉っぱを頭につけて、「どろん葉」と掛け声をかければ、皆なりきっています。その眼の真剣な事!
ちょっと疲れたので、芝生の上にごろりん。最初はちくちくするからできない!と言っていた子もこわごわやってみると、なんと気持ちがよいのでしょう。寝っころがって見るお空の広いこと。お空に浮かぶもくもく雲は、なんだかおいしそうに見えます。
時刻はまだ9時半ですが、たくさん動いてよい汗を流したので、おなかがグーグー鳴ってきました。この短い時間ですが、いつもの倍くらい身体を動かしているので、きっと子ども達の気分としてはお昼時間なのでしょう。日本でも朝7時の体操の後は、皆の大好きなパンタイムで、その食べっぷりはすごいです。身体をたっぷり動かすからこそ、いただくパンは最高です。そして仲間といただくから、尚更です。勿論今日も大好きなパンタイムがあります。子ども達は木陰でヤクルトを飲んだり、マフインをいただいたり、会話も弾みます。こんなに美味しいマフィン始めて!美味しい!の連発です。何も特別な食べ物ではありませんが、自然の中で、美味しい空気を吸って、風がそよぐ木陰で・・・環境がばっちり揃ったおかげです。
色々なところにお池が点在していて、お池遊びも気に入っています。もしかしたらワニがいるかも!なんて言いながら、小枝や葉っぱを入れてみたり、これは浮くかな?大きくて太いから沈むよ!と予想を立てながら、浮き沈みの実験をします。木は浮く、葉っぱは勿論、貝も!と思いきや、貝は沈むものと浮くものがありました。色々な不思議がいっぱいです。
皆は宝物探しの名人。色々な所から貝殻、木の枝、木の実、様々なものを探してきては、うれしそうに駆け寄り教えてくれます。私も見たことのない実を見たり、何でここに沢山貝殻があるのかな?と子どもと共に考えました。葉っぱだって大きいもの、小さいもの、そしてまだ落ちたての緑のもの、からからに乾燥したものと色々です。
しばらく歩くと『バタフライ館』がありました。子ども達がワクワクして入ってみると、植物園みたいな密林の沢山の青虫達がお出迎えしてくれました。青虫だって色々な色の色々な模様の洋服をまとっています。もぐもぐ葉っぱを食べていて、大好きな『はらべこあお虫』のお話を思わず思い出してしまいました。「食べ過ぎるとおなか痛くなるよ!」なんて声をかけている優しいお友達もいました。

日本と違ってこの公園のなかには沢山の種類の蝶が楽しそうにダンスをしています。あちこちに蜜のごちそうがしかけられていて、とまって美味しそうに蜜を吸っている姿も見ることができました。中にいると、だんだん自分達も蝶になった気分になります。手を動かしてひらひら飛んでいる姿、蜜を吸っていたり、花にとまっているのを真似しています。
どの蝶もかわいらしく、間近で本物を観察することがこんなに子ども達を生き生きさせるのだとうれしくなりました。いつまでもいたい場所ですが、次の目的地に出発。子ども達は紙皿を1枚持っています。紙皿は広い芝生ではフリスビーに、おやつのときにはお皿に、そして今は森で探した宝物がいっぱいのっています。紙皿なので、折るとバッグのようにもなるし、便利です。教えてあげなくても、落ちないようにするには?簡単に運ぶには?などなど、工夫をしています。つい先回りをして教えたくなってしまう事もありますが、少し待ってあげるとこんな素敵なアイデアを出しはじめます。子ども達のひらめきはすごいな!
お砂場エリアでは、ロッククライミング、うんてい、などなど挑戦することがたくさんありました、最初は助けを求める子ども達もお友達の様子を見ては、やってみよう!やってみたい!という気持ちが芽生え、チャレンジャーになっていました。お友達と一緒だからこそ背中を押してもらえるのでしょう。
公園をほとんど一周した最後には、長い長い平均台です。少し高さもあります。足もすくみます。最初は手を添えてあげていましたが、身体でバランスをとれるようになり、調子もでてきます。下を向き、一歩一歩をゆっくり進んでいた子も、最後のほうにはしっかり遠くを見て最後のジャンプもきれいに着地できました。身の回りには沢山身体を動かす事が出来る材料が転がっています。便利な道具に頼らずにシンプルな遊びをもっと出来るといいなと思います。

やっと自分たちの基地に戻ってきました。もうおなかがペコペコですが、その前に沢山の楽しい!を絵に表す事にしました。沢山の木、ドラえもんの道具、沢山のお友達・・・自分が楽しいと感じた事を表現してみました。どの子の絵も愛嬌たっぷり。描き終わるとうれしそうに自慢して見せてくれました。
お待たせしました!えりコーチが、大きな袋でお弁当を持ってきてくださいました。今日のお弁当は本当なら私が子ども達に日本弁当を作ってあげたかったのですが、時間がとれず、友人が心をこめて作ってくださいました。ソイ12にあるブラウンアイズのくみさんが、子ども達のために愛情たっぷりのおにぎり、たまごやき、肉団子などなど、子ども達の大好きなものを入れてくださいました。暑い国なので朝から持ち歩くことを避け、丁度良いお昼にデリバリーまでしてくださいました。本当に子ども達のことを考えて支えてくださる方がいるからこそ、このようなキャンプが実現できます。お弁当を渡すのも、お隣へ、お隣へ・・・と声をかけながらお友達は渡しますが、3つもお弁当がある子や、1つもない子がいます。簡単な事ですが一人一人にお弁当が渡るまでにも時間はかかりました。きっと子ども達は待て!をされている気持ちでいたことでしょうが、待った分いただきます!の声ははずんでいますし、ふたを開けると皆が夢中にほおばります。シンプルな日本弁当ですが、満面の笑顔の美味しい顔は、素敵でした。大きなおにぎりだったのですが、完食の子がいっぱい。あっという間に平らげました。私はおにぎりは苦手!と言っていたお友達も、頑張って食べていました、するとその子は素敵な魔法にでもかかったかのようにパワーが出て、自信に満ちてお話をしたり、工作なども力いっぱい取り組んでいました。食生活、食育、育ち盛りの年齢の子どもにはとっても大切なことです。

お弁当の終わった子ども達は、ラダーを使って電車ごっこをしたり、竹とんぼに挑戦したり、思いっきり遊びました。昼のこの時間になるとこの広い芝生は貸切です。日差しが強いとはいえ、木陰に入ると風が通る気持ちのよい昼下がりでした。

バスにゆられ、TOY BOXESに向かいます。普段は長時間外遊びをしないバンコクの子ども達、車中はきっとどこでもドアで夢の世界へ!かな・・・と思いきや、お弁当パワーが出たのかまだまだ元気です。女の子達はごっこ遊びです。男の子達は車に興味があり、車窓から見たの車のことや、町の事を色々教えてくれます。日曜日とはいえ、朝とは違い多少の渋滞もありましたが、バスの中で歌ったり、しりとりをして楽しめました。日本の幼稚園に通っている子ども達は、日本の童謡をよく知っていました。離れているからこそ、幼稚園でも日本の文化を取り入れてくださっているのを感じました。
さあ、お待ちかねのパターンブロックタイム。まずは皆でマットを敷いてブロック基地を作ります。ここでのブロック作りは皆慣れたもの。沢山のブロックを思い思いに作っていきます。テーマは『ドラえもんの道具』。高く積み上げてどこでも階段!どこでもトンネル!そしてきれいに敷き詰めてできた、虫ロボットなどなど、素敵なものが所狭しと出来上がりました。

次は工作タイム!今日のお弁当を再現します。みんなはお弁当屋さんに変身してお弁当箱作りからはじめます。ドラえもん弁当にするために、箱にドラえもんの絵を描きます。お約束は「どんな色のドラえもんでもかまいません。どんな事をしているドラえもんでもかまいません。でも、お顔だけでなく、ドラえもんの身体まで描いてください!。早く出来た人は、ドラえもんの秘密の道具も描いてくださいね」。こんな簡単な指示工作ですが、なかなかむずかしい!やはりドラえもんは青と思っているので、他の色で描くことは思いつかないのかもしれませんね。まだまだ沢山の引き出しに色々な知識を入れていくこの時期。ただただ教え込むのではなく、頭を柔らかく色々なイメージや考え方を持って、子どもと接してあげたいなとつくづく思いました。勿論、正しい知識を教えてあげる事は前提ですが。

お弁当の中身も作ります。トイレットペーパーをちぎったり、花紙をまるめたり、美味しくいただけたぶん子ども達の記憶もとても鮮明です。いつもなら作りやすいように色もそろえますが、今日は決まった色しかありません。足りない色をどのように作り出すかも一工夫。頭をフルに使って考えます。もし茶色の紙がなかったら?どの花紙とどの花紙をあわせたら、ミートボールの色ができるでしょうか?何でもそろってしまう現代だからこそ、あえて不自由の環境もつくらなければいけません。
さあ待ちに待った、どらやきつくり!和コーチはどろん葉を使って和菓子職人に変身。いつもはブロックや工作をする机もキッチンに変身しました。子ども達もエプロンをつけ、職人さんへ。火を使うので、お約束もあります。危険な事もたくさんありますが、お約束をしっかり守っていれば、危なくありません。よくお話を聴いて行動が出来るようになれば、多くのことに楽しくチャレンジ出来ます。
グループにわかれたら材料の説明をうかがって、材料を量っていきます。大人がやれば簡単な事。でも子ども達にとっては大変です。それも一人ではなく、お友達と協力しなければいけません。ゆっくりやっていたつもりでもお砂糖がこぼれてしまったり、粉で手が狼の手のように白くなってしまったり・・・。何でも簡単にはいかないことを経験するのです。失敗しても次につながり、工夫を生みます。お母様方、毎日の生活でこのような大切な機会を是非たくさん作ってあげてください。時間はかかるようですが、これこそが「急がば回れ!」の精神です。この経験を沢山持っている子どもこそ、生きる力を持ち、将来の自分の夢に向かって走れるようになるでしょう。

いよいよ材料を混ぜ合わせて、ドラ焼きの生地が出来上がりました。フライパンにじゅじゅと音がするのを確かめます。熱過ぎてもぬるくてもできません。職人・和コーチが長年の勘で焼きはじめます。ここでちょっと秘密です。この生地の配合は、日本の老舗「うさぎや」さんのもの。和コーチのお父様が修行され、そして和菓子店をされていたので、和コーチは幼い頃からお父様の背中を見て覚えたそうです。たまたま「うさぎや」さんは私もとても馴染みのあるお店だったので、この奇遇に驚きました。

そんなこんなで、4つのフライパンはフル稼働。生地にふつふつ穴が開き始めると、火傷をしないようにフライ返しを片手にひっくり返します。、まあるくきれいに焼けていても、ひっくり返すのもなかなか和コーチのようにはいきません。何事も修行です。餡は和コーチが朝早く作ってきてくださいました。餡を作るのも、じっくり手間をかけなけばいけません。餡はどんなお豆でできている?と聞くと子ども達は「あんこまめ!」なんて。一生懸命考えての答えですが、今はお赤飯なども市販のものが簡単に手に入るので、小豆に馴染みが少なくなっているのだと思います。
沢山のドラ焼きの山が出来、お部屋の中が甘い香りに包まれましたが、和菓子屋さんの仕事はまだ終わりません。一つ一つを袋詰めです。出来立てほやほやのどらやきを袋に入れます。これまた、簡単にはいきませんでした。袋詰めをしているときに思わず食べてしまう子、幸せそうな顔をしていました。自分で作ったからこそ、このうれしい顔になるのでしょう。
お外ではお父様、お母様が待っていてくださいました。時間もかなり押してしまいましたが、子ども達の笑顔をみて、目をつぶってくださいました。とは言え時は金なり!時間は大切にしなければいけません。今日の失敗を次回に生かせるように、もっともっと準備を重ねます。

日本でも子ども達が大好きで、沢山成長する事が出来る遠足。いつかバンコクの子ども達ともやってみたいと思っていました。今回はまだまだプチ遠足ですが、和コーチをはじめ、バンコク在住のお母様、私の友人達の沢山のお支えがあり、一歩を踏み出す事が出来ました。バンコクに着いて、まず朝食を作って出迎えてくれた友人ご夫妻、世界一の温かい朝食、ブレークタイムでした。お弁当も子ども達の安全を考えてデリバリーをしてくださいました。生きる事、何かを成功するためには、沢山の沢山の支えがなければできない!又初心に戻り、新しい一歩が素敵な一歩になるように歩んでいきます。
子ども達を笑顔で送り出してくださったお母様方にも感謝でいっぱいです。まだまだ野望は広がります。次回はどこへ・・・・。

<玉川テラス>子育てセミナー「あと伸びする子を育てる」

2015年9月15日 / 未分類

今回は小さなお子さんもご一緒に参加されることもあって、昨晩からの雨が心配でしたが、セミナーがはじまる少し前に雨はやんでくれました。幸先の良い、玉川テラス子育てセミナーのはじまりです。いつもならお母様方がセミナーを受けている間、子ども達は玉川高島屋の屋上庭園で楽しむところですが、今日はセミナーの隣のお部屋でパターンブロックをすることになりました。隣から子ども達の楽しそうな声が聞こえてくるなかで(時々「しーっ、静かに!」なんていう声も!)何か子育てのヒントになる言葉をキャッチして帰っていただきたいと思いました。
受験と言うハードルをこえるためには、親がいろいろと考えなければならないことがあります。例えば願書を書くときに、「明るく元気な子」という表現だけでは個性が伝わりません。自分の子どもはどんな子なのだろう?と考えること、それは子育てにとってとても良いことなのです。ところでこの「書く」ということ、日ごろ少なくなっていませんか?メモ書きからはじめるのでも良いので、一日の予定や目標など、ちょっとしたことから書く習慣を持つようにおすすめしています。書くことで頭の中が整理され、意識が変わるものです。普段から書くことに慣れていれば、願書を書くときにもずいぶんと気が楽になるでしょう。今朝のように曇天で気が晴れない朝も、お天気は変えられなくても気は持ちよう。「こんなふうに過ごそう」とお母様が書いて過ごせば、ご家族にとっても良い流れが生まれるでしょう。また、親が書く習慣を持っていれば、子どもにも伝わります。学校で連絡事項を書くときに、ただ板書を写すだけの子どもと書く意識を持った子どもではメモの取り方がかわってくるでしょう。

今日の本題「あと伸びする子を育てる」に入る前に、お母様方の日常を振り返ってみましょう。自分の時間がない、子育てに自信がもてない、夫が協力してくれない、他の子と比較してしまう・・・等々、心のどこかにいろいろな気持ちがあるのかもしれませんが、大体のことは自分で気持ちをどう処理していくかで解決できると言えます。他人を責めても余計にイライラしますし、子どものことで比較をしても前向きな答えは出ないでしょう。より良い自分になるためにどのようにモチベーションをあげていくかという方向で考えるように、心の器を育てましょう。子どもためには、成長を後押しできるようなより良い環境を作れるように考えましょう。子育ても学習です。親も試行錯誤しながら、辛抱強くなることで叶うことはたくさんあります。

こひつじかいでは今年、「樹」をテーマに活動しています。同じ種類の樹でも枝ぶりなど一本ずつ違います。人間も同じで、双子であっても違う個性をもっています。お母様が子どもの人格をしっかり把握することが大切です。そのためにも、子どもにあれこれやらせるより、シンプルなことを繰り返しましょう。たとえば今日は隣のお部屋にはパターンブロックしかありませんが、子ども達は誰も飽きることなく2時間夢中で遊び続けます。また、先日行った年長さんのデイキャンプで、食事の支度や洗濯など家事をやらせてみると、大人とは違う発想の子どもらしい言葉がたくさん聞こえてきました。同じ条件で洗濯物を干していても、乾く速さに違いがあると気付いたとき、それは素材の違いによるものですが、「乾きが遅いのはもっと干されていたいからでは?」といった意見がでたのです。正解を求めるのではなく、子どもらしい言葉が発せられることで言葉遊びに発展したり、子どもに言葉を教えてあげるきっかけが生活の中にあることを大切にしてほしいと思います。
さて、「あと伸びする力」とは何でしょう?自立心、探究心が大きく関わります。子どもは2~3歳にもなるとできることが増え、自分でやりたいという気持ちが高まりまが、親の都合でこの気持ちを活かされていないことが多いと感じています。すぐにうまくできなくても、子どもが「またやってみたい!」と思うことがとても大切です。探究心についても、子どもは「なぜ?」といつもたずねるもの。「あいうえお」や「ABC」を教えるよりも、子どもの興味のあることを突き詰めていく方が大切だと思います。そのなかでうまれる「なぜ?」にとことん付き合い、育ててあげてください。こういった子どもとの関わりを幼稚園入園までにたくさん持ちましょう。先取りの知識は、入園・入学してから先生のお話を聞く姿勢に悪い影響を与えかねません。「自分はもう知っている」という気持ちが授業中の集中力を妨げ、先生との大切な対話が成り立たなくなります。

先取りの知識よりも、生活のことがしっかりできる子になるほうが大切です。自立心、探究心に加え、人間関係を築き共に楽しめる力、これもとても大事です。ロバート・フルガムの著書に『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』というものがあります。
子どもがお友達のことを叩いてしまうことがあるかもしれません。親ははらはらするでしょうが、子どもにとってはそれもコミュニケーションを学ぶ一つなのです。心配だからと常に親が先回りせずに、半歩先くらいで見守る勇気を持ってください。そして、子どもの様々な面を知ることができる機会になるという意味でも、何をするにも土台となるような感性を豊かに育むことができるという意味でも、自然との触れ合い・体験学習を大切にしてください。頭でっかちの知能では、決してあと伸びしないと言えます。秋になれば聞かれる言葉の食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、この4つは子どもにとってすべて大切な項目ですが、好きなものが一つあれば、それを伸ばせば後は付いてくるものです。優等生でなくてよいので、バランスよくできるように導いていきましょう。
秋は幼稚園・小学校受験の季節です。受験を目前に控え落ち着かなくなっているお母様もいらっしゃるでしょう。年中さんのお母様は、本番まであと一年ということに焦りを感じるかもしれません。「幼稚園・学校の求める子ども」とはどんな子どもでしょうか?実は今日お話した「あと伸びする子」と共通しているのです。生きる力を持っていて、楽しく生活できる子ども。先生が教えてくださることに意欲的に取り組める子ども。自力で歩め、自分で考え、我慢ができる子ども。きちんとした生活習慣が不可欠です。小さなころから丁寧に繰り返していくしかないのです。それぞれの学校の教育方針をよく確認し、ご家庭の考えと合致する学校選びをすることも大切です。ただ有名な学校だからという理由ではいけません。教育方針が合わない学校に入学し、親が学校に疑問を持っていては子どもも戸惑い、伸びなくなってしまいます。親が学校を愛し、先生のお話をよく聴け、親子で一緒に学んでいけることがベストです。
子育てで大切なことを話して参りましたが、最後に「子どもは気まぐれなもの」ということを付け加えておきましょう。お母様方がいろいろ工夫してやってみても、期待通りに子どもが反応しないこともあるでしょう。そんなときは「子どもは気まぐれ」と思うことで気持ちを楽にしてください。これが半歩先で待つ教育のカギとなります。小学校3年生までは子どもにとってお母様の影響が何よりも大きいものです。ぜひ、子どもと一緒に学びながら歩んでいってほしいと願っています。

<こひつじかい>夏の小さな旅~ロマンスカーに乗ろう!

2015年9月11日 / 未分類

今日は雨かな?と心配していたら、みんなの元気でお天気になりました。お父様やお母様と離れたくなくて泣いてしまう子もちらほらと…でも、いざ出発したらみんな強いです。元気に電車へ乗り込みます。朝のラッシュにも負けず、足をパーにして踏ん張ります。
今日の目的地は新江の島水族館ですが、いろいろな電車、とくにロマンスカーに乗ることも旅のめあてです。この小旅行の参加者は2歳の子どもから小学6年生までの子ども達。一人で勝手な行動をしたり、のろのろと歩いたりしては、予定通り電車の乗り継ぎができなくなってしまいます。子ども達にははじめにこの注意点をよくお話しておきました。みんな真剣な表情で聞いていました。

その成果か、順調に乗り換えの大移動もこなし、観音様のところへたどり着けました。大きな大きな観音様と記念撮影をしたらモノレールへ。年長さんはみんなに席を譲り、頑張って立ち続けていました。モノレールを降りたら、今度は運転手さんに大変身!!運転席の模型に座って一生懸命操縦していました。

いよいよ歩いて新江ノ島水族館へ向かいます。水族館が見えてきたところでみんなで一斉にかけっこをし、駆け込むように水族館に到着!楽しい見学のはじまりです。水族館の係りのお姉さん、あっきーから冊子をいただき、クイズラリーのように進みます。みんなで様々な海の生き物を見ながら、あっきーから出されたクイズを一生懸命考えていました。大きな大きな水槽に、ダイバーがカメラを持って入り、魚を近くから映し出してくださいました。そのうえでクイズが出て、子ども達は考えます。答え合わせには、すぐにカメラで実物を確認しながら、特徴の説明をしていただけました。どんな生き物にも興味を示す子ども達でしたが、特にカニとクラゲは人気者でした。

次にハンカチ作りに挑戦です。みんな好きな魚や生き物を3種類選び、色をつけていきます。年少さんには少し難しい作業だと思いましたが、どの子も綺麗に色をつけていました。様々な色をした海の生き物達が泳いでいるハンカチはとても綺麗でした。

次にアシカ・イルカショー「絆」を見ます。アシカやイルカの名前が子ども達の名前と一緒だったので、子ども達はより一層アシカやイルカに親近感を持てたように思います。

水族館を後にし、藤沢に出て登山電車に乗り、お待ちかねのロマンスカーで新宿まで!という予定でしたが、まさかまさかのトラブル発生です。藤沢で東海道線に遅延が生じていて、このままではロマンスカーの時間にとても間に合いそうにありません。みんな朝からきちんと行動してきたのに・・・とても頑張ってきたのに・・・それでもこのように「仕方のないこと」がおこるものだということを経験しました。しかしただ残念がっているわけにはいきません。なんとか子ども達をロマンスカーに乗せてあげたい!先生は駅の方と相談し、手だてを考えることになりました。子ども達はその時間を利用して、江ノ電に乗ることにしました。
子ども達は駅員さんに切符を切ってもらうのを不思議そうに見ていました。江ノ電は普段乗る電車よりも住宅のすぐそばを通ることに、子ども達は興味津々でした。そうこうしているうちに、町田経由でロマンスカーに乗れることになりました。藤沢から小田急線で町田へ行き、そこからいよいよロマンスカーに乗ります!ロマンスカーの中では子ども達の楽しそうな思い出話が聞こえてきました。予定よりは短い乗車時間となってしまいましたが、子ども達がロマンスカーに乗ることができ本当に良かったと思いました。

たくさんの動物と触れ合い観察し、また電車の遅延によるトラブルはありましたが、普段ない経験から学ぶこともあり、江ノ電を楽しむというおまけも付いてきました。盛りだくさんに最後まで笑顔で楽しめた遠足は、子ども達にとって素敵な思い出となったと思います。

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