【ワジック教室・食育】春の一汁三菜御膳

2025年4月20日

今日は2歳から小学生まで、総勢11名の大人数でにぎやかにお料理がスタートしました。今回は視覚がテーマ。たけのこやそら豆、丸ごとのイナダなどの食材をじっくり観察したり、お料理する事で色が変わることに注目しながら進めます。

献立
〇たけのこご飯
〇鰤といなだの照り焼き
〇鰤といなだのあら汁
〇新じゃがの肉じゃが
〇空豆の蒸し焼き
〇旬の果物「苺(とちあいか)

まずは、たけのこごはんのためにお米を研ぎます。いつもなら研ぎ汁は捨ててしまいますが、今日はたけのこを茹でるために捨てずに取っておきます。お米を研ぐ間に、小学生チームがたけのこの皮を剥きました。曲がった形や皮が剥ける様子から、「バナナみたいだね」と言いながら作業をしていました。皮を剥いたたけのこは、お米の研ぎ汁に入れて茹でます。茹で上がったたけのこは薄切りにして、細切りにした油揚げと一緒にお出汁で煮たら、ごはんを炊く準備は万端です。

2歳や3歳の子どもだちは、肉じゃがに使うじゃがいもを洗ったり、そら豆をグリルに並べたりしました。じゃがいもは、どれくらいの大きさに切ったら全員が食べやすいかを考えます。1回切るごとにみんなで口を大きく開けて、ひと口で食べられそうか確かめて大きさを決めました。

次は配膳です。和食の基本の配膳を確認するために、みんなでテーブルマナーの絵本を読み、壁に貼ってある正しい配置の写真をよく見ながら食器を並べていきます。子供たちは割れないように慎重に運び、写真と同じ配置になるよう考えながら配膳をしていました。

いよいよ今日の主役、イナダの登場です。切り身ではない丸ごとの魚に、みんな興味津々。最初に頭を切り落とすと血が出てきて、「痛そう」「怖い」と言いながらも、目の前で捌かれるイナダから目が離せない様子でした。鱗が剥がれると色が変わることや、浮き袋があることなど、じっくり観察することで新たな発見が沢山ありました。

三枚におろしたイナダは余す事なく食べるように、身の部分は塩を振って照り焼きに、あらの部分はあら汁にします。フライパンに身並べて蓋をし、火にかけてしばらくすると「色が白く変わった!」と教えてくれました。色が変わったら裏返して、照り焼きのタレを加えて煮詰めたら出来上がりです。

最後は盛り付けです。たけのこご飯の上には木の芽を飾ります。枝からちぎり取ったら、手のひらでパチンと叩くと良い香りがしました。その他のお料理も自分で配膳した器に盛り付けたら、みんなで手を合わせて「いただきます!」今回はお味見がなくお腹がぺこぺこだったので、みんな美味しそうにたくさん食べていました。特にたけのこご飯は人気で、中には何杯もおかわりする子もいました。

2025.4.19の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250419「春の一汁三菜御膳」

磯邊季里 @ 2025年04月20日 19:43 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る