【食育・ワジック教室】夏コース第3回は「七夕御膳」

2024年7月7日 / 未分類

“視覚”がテーマの今回は、初参加の年中さんに加え、小学3年生さん、年中さん2人、年少さんと3歳さんで七夕御膳を作りました。

はじめに、3週間前にこのお教室で仕込んだばかり醤油を見てみました。なんだろう?味噌っぽい!と見たことのない醤油の姿に、はてなマークを浮かべる子どもたち。ここ数日で発酵が進んだので、溜まったガスを抜いてみるとプシューッと音がしました。

次に登場したのはところてん。あらかじめバッドに固めおいたところてんを見てみますが、あまりに透明なので何にもないよ〜!とみんなはまた?を浮かべます。包丁を入れてみると、切った線がなんとなく見えて何かあることは分かりました。お水を加えてみると、長〜いところてんのお出ましです。1人一本手に持ってみると、プニプニ!キラキラ!ラーメンみたい!と感想が飛び交います。この謎の物体に抵抗感を示す子もいると思われましたが、むしろ食べてみていい?と興味津々。一本まるまる食べてしまう子もいるほど、ところてんは子どもの口に合ったようでした。
ところてんを味わっているところに、今度は天草が出てきました。これでところてんを作るんだよ、という説明と固い感触や見た目とのギャップに、またまたはてな?。
キョトン顔のまま、海から来た海藻のため砂がついている天草を水の中で揉んで綺麗にしました。水に入って柔らかくなったことを確認してから鍋に移し、水とお酢を加えて30分火にかけます。

続いては麺つゆ作り。市販の麺つゆを水で薄める方法が一般的ですが、今回は一から麺つゆを作っていきます。必要なものは、出汁・砂糖・薄口醤油・醤油・みりんです。
まず出汁を取るための日高昆布が登場しました。見慣れない大きさに傘と見立てる子もいました。こちらも天草と同じ海藻であることを知ってから、1人ずつ昆布をハサミで切り、各人お水を1カップ加えたら火にかけます。

天草と出汁を火にかけている間に、穴子を観察し、絵を描き、下準備をしました。
白くヒョローッとした穴子を前にしても、誰もびっくりしません。穴子の口の先端についている突起までまじまじと観察し、それが私たちにとっての鼻の穴であることを知ると、思わず自分の鼻を押さえるお茶目な子もいました。目の前の穴子を絵に描いたら、一人分の大きさが同じになるように、長さの半分より少しずらした位置で切っていきます。

茹で上がった天草は、その茹で汁を手拭いで濾し、急いで型に注ぎ入れ、固まるのを待ちます。
できた出汁は、調味料を加えたら麺つゆの完成ですが、レシピから人数分に計算し直した分量となるように、小学3年生さんが中心となって調整してくれました。

続いて具材づくり。トウモロコシは、2人がかりで皮とヒゲを引っ張ったり、茹で上がったあとに手で一粒ずつほぐしたりしました。錦糸卵は、片面焼けたらお箸をクルクル差し込んでひっくり返したり、包丁で細くなるよう丁寧に切りました。

いただきます!七夕ということで笹と星になるように、アスパラとトウモロコシを小学3年生さんが飾ってくれたお盆でいただきました。暑さを吹き飛ばす、サッパリとしたお素麺が気に入った子どもたちは、何度もおかわりをしてお腹いっぱいに。ところてんはデザートとして、黒蜜と杏のコンポートと一緒に食べました。

2024.7.6の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240706_ワジック夏③「七夕御膳」

【食育・ワジック教室】書籍が出版されます

2024年6月24日 / 未分類

こちらからご購入いただけます⇒子どもを一流に育てる教養としての食育

【食育・ワジック教室】夏コース第2回は「お魚丸ごと御膳」

2024年6月23日 / 未分類

本日のワジック教室は初参加の小学3年生に加え、年中さん2人と2歳児のという年齢差のある回でした。

まずはイワシを手で開いていきます。「イワシは足がはやい」という言葉があるので、美味しくいただくために手際よく作業することを目標にします。新鮮なイワシは、触ってみると思ったより硬く、みんな興味津々にイワシの口やエラを観察をしていました。そしてさっそくイワシの開いてみます。首を曲げたり内臓を取り出したりするのに躊躇してしまう子もいれば、逆に夢中になる子、2尾目までやってくれる子など様々でした。内臓を取り外した身を水洗いしたら、みんなで背骨の位置を確認し、親指を使って背骨を剥がしました。初めての手開きにも関わらず、無駄なく身と骨を綺麗に分けることができました。

次はみんなが開いたイワシをすりつぶしていきます。最年長の3年生の子にまず包丁でイワシを細かく切ってもらってから、交代ですり鉢を使って身を滑らかにしていきます。
イワシを開くときには怖がっていた子も、すり棒を手にしたらヘッチャラ!6尾分とかなりの量がありましたが、力持ちなんだと言って、すり鉢の底まで入念にすりつぶしていました。

ここで、新たなお魚として真鯛が登場!大きなお顔に大盛り上がりです。みんなで表面に塩をまんべんなく振りかけたら、アルミホイルで包み、オーブンへいってらっしゃいをしました。

お魚の下処理を終えたら、ここからは分担作業!イワシのすり身をつみれにする、鶏肉をこねる、枝豆の端を切る、茄子と新蓮根を切るなどやることは山ほどあるので、やりたいこと・出来ることをどんどん見つけてお料理をしていきました。

最後にはさみ揚げに取り掛かりました。なすは帽子をかぶっているのでその部分を切ってから薄く輪切りにしていきます。色の白い新レンコンは、切ったもの同士を擦りあわせるとねばねば糸が出てくるよ、と楽しそうな3年生の子が教えてくれました。その間にこね終えた鶏肉をなすとレンコンそれぞれに挟み、サンドイッチにしました。力を入れたら挟んだお肉が出てきちゃった!と言って、力の入れ方を自分で調整し始めた2歳の子にはとても驚かされました。
無事綺麗にサンドできたら、なすは卵液をくぐらせてから揚げ物に、蓮根は米粉の衣をつけて焼いてみました。卵液を作る過程で、卵を溶きたいという2歳の子が形を崩さずにお箸をクルクルしていると、ボールを押さえてくれていた年中の子が、白身がなくなるように混ぜるんだよとアドバイス。なんでも挑戦したい!という気持ちを尊重するかのように、横取りすることなく、サポートする年中の子の姿が何回か見られました。

いただきます!熱々の真鯛も一緒におかずも盛りだくさんです。つみれはたくさんこねたおかげで柔らかくできました。ご飯とおかずをおかわりしてみんなお腹いっぱいに。最後はお絵描きをして今回のワジック教室は終了です。

2024.6.22の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240622_ワジック夏②「お魚丸ごと御膳」

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