<こひつじかい>春探し遠足

2021年4月12日 / 未分類

今日は多摩川を散策しながら夢見ヶ崎動物公園に春探し遠足へ行きました。

《小さな発見がいっぱい》
年中さん以上の先発隊は、「おはようございます!」と元気に多摩川駅に集合すると、すぐに出発です。
コロナウイルスの流行以来、こひつじかいの遠足の交通手段は「自分の足」が定番になってきました。今回も目的地まで歩いていきます。
春探しをしながら多摩川の河川敷をまっすぐ歩いていくと様々な植物に出会うので、子どもたちはそのたびに「このお花はなんだろう?」「これはなんて名前?」と足を止めて興味津々です。
そして、数えきれないほどの同じ植物を繰り返し観察すると多くの発見があります。カラスノエンドウをよく見れば、小さなエンドウマメのさやがあることに気がつき、カラスノエンドウと普段食べるエンドウが仲間であることが分かりました。また、見慣れた黄色い菜の花と一緒に無数の咲いているのがダイコンの花だと知り、さっそく子どもたちは引き抜くことに。小さくとも根をしっかり張るダイコンはなかなか抜けず、子どもたちは大根堀りの時を思い出しながら真っすぐ上にうんとこしょと力いっぱい根を引きます。出てきた白い根をみて「本当にダイコンだ!」と大興奮です。はじめはダイコンの根の部分にしか注目していなかったのですが、繰り返しているうちに「これはダイコンの実?種?」と花だけでなくいんげんのようなものがついていることも発見しました。

動物公園に着くほんの少し手前のところに一軒の立派な日本家屋があり、朝採れのたけのこがカゴに入っていたので少し覗いていると、ご主人が「入っていいよ」と声をかけてくださり、大きなたけのこを間近で見ることができました。ここでも「エンドウ」が育てられていて自分たちが多摩川をずっと歩いてきたこと、カラスノエンドウを見つけてきたことなどを自分からお伝えしていました。

一方の年少さんキンダーさんチームも負けていません。
一足先に動物公園に集合すると、早速探検をはじめます。
朝いちばんの公園は、きれいに咲き乱れたくさんのお花たちが出迎えてくれました。
大きな新緑の椛の木に陣取り、木でできたトンネルを通り抜け、お花を観察し会話がはずみます。お姉さまの年少さんは自分で感じたことを上手に伝えたり、遊びを考えては、笑顔で身体全部を使って表現していました。つつじの木の下にもぐってみたかと思えば、木登りをしたり、存分に自然と調和して、五感を研ぎ澄ませていました。特に、触ってみることで、たくさんの感触を子ども達なりの言葉で表します。復唱をすることで、初めて聞く言葉でも自分のものにしようとする様子は、2歳児とは思えずキラキラしていました。
同じ年でも2歳は小さいと思ってバギーに乗っていたり、抱っこをしていたり、様々ですが、体験や経験をたくさん積むことで好奇心の種をたくさん撒くことができるので、外に飛び出したときは大人の尺度でなく、ともにおいしい空気を感じて過ごすと夢中になることができます。
お兄様たちに合流した後は先に探検した場所を道案内する姿もられました。

《しっかり腹ごしらえ》
たくさん歩き、駆けまわって遊び、お腹がぺこぺこです。お昼ごはんにします。
美味しいお弁当を味わいながらも、食べ物をカラスに取られてしまわないようにぱくぱくと素早くいただきます。
遊び終わった子からまたすぐに遊び始めます。

何人かの子どもたちは、鬼ごっこ中にお散歩カメに出会い、飼育員さんが教えてくださったように三つ葉のクローバーやたんぽぽの葉っぱをカメに食べさせます。
陸亀が好物のタンポポをぱくっと食べる姿に大喜び。しばらくお世話をしていました。

日差しが暖かな気持ちの良いお昼の時間を過ごし、
ついに動物園に足を踏み入れます。

《シンプルだからよく見れるように》
この動物園は大きな動物園とは違いこじんまり、とてもシンプルです。種類が限られているからこそピンポインでじっくり見ていくことができたので、子どもたちはそれぞれの動物の特徴をしっかり見つけることができたと思います。

まず、コモンマーモセットがお出迎えしてくれます。
その近くにはマーコールがいました。くるくる曲がったツノは子どもたちの興味を惹きます。
一枚目のお絵かきは、みんなでシマウマを描くことにします。一番のポイントのシマシマ模様を強調させて絵にしていきます。
そのそばにいる大きなケヅメリクガメの絵も描きました。甲羅は平坦ではなく、お山のようにゴツゴツ。

ただ眺めるのではなく、絵を描く目的を持つことで、子どもたちはものの見方がとても明瞭になります。

綺麗なピンク色のフラミンゴや、スイスイと泳ぐペンギンも印象強いです。
他にも、ラマやヤギ、レッサーパンダ、ホンシュウジカ、可愛らしいモルモットやプレーリードッグの姿も見えました。

最後にクジャクを見ました。みんなが近くに寄ったときにちょうど大きな羽を広げてくれました。
そして「どう?」と言うようにパオーと鳴き声を聞かせてくれます。
美しい羽の模様に子どもは目が釘付けです。

動物園内にも小さな公園があり、遊具で遊んだり鬼ごっこをして遊びます。
おやつを食べて、また遊んでいるうちにあっという間に帰る時間です。

子どもたちはくたくたですが、笑顔いっぱいで今日は楽しかったねとお友だちと言い合っていました。
たくさんの「春」を探して、いろいろな動物を見て、思い切り身体を動かしました。
お天気にも恵まれ、爽やかな春を感じられた一日でした。

《アルバム》
春探し遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 春探し遠足 2021 アルバム
閲覧期限:4月17日

<こひつじかい>2021年4月の予定

2021年4月6日 / 未分類

こひつじかいの2021年4月のご案内を致します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。

★春探し遠足 
 日時:4月11日(日)8:00~15:30 《好評にて終了致しました。》
 詳細はこちら⇒春探し遠足お知らせ

★オンライン子育てセミナー
 テーマ:「賢い子を育てる手先教育のすすめ!」
 日時:4月9日(金)10:00~11:15《好評にて終了致しました。》
    4月10日(土)17:00~18:15《好評にて終了致しました。》
 お申し込み方法:K&R お問い合わせフォームに参加希望日をご記入の上、送信してください。 

皆様のご参加をお待ちしております。

<朗報!>新聞掲載&特別賞受賞の嬉しい報告

2021年3月31日 / 未分類

先日、こひつじかい卒業生の小学生が、毎小特派員として毎日小学生新聞に掲載されました。新聞には、彼女がコロナ禍で描いた「夾竹桃物語〜わすれていてごめんね」という絵本の感想画だけでなく、その絵本が伝える戦争に対する想いと絵に対する想いを綴った彼女の作文が載りました。

彼女は昨年春のコロナ禍、約1ヶ月半かけて感想画をコツコツと描きました。コロナ禍で学校に行くことが出来ない環境下で、コロナによる制限の多い生活を上手く味方につけ、時間にも気持ちにも余裕がある状態で仕上げることができました。このたくさんの想いの詰まった絵が全国誌の新聞に載り、彼女の「絵が大好き」という純粋な気持ちだけでなく、絵本を読んで気付かされた戦争の悲惨さや命の大切さは新聞を読んだ多くの方々に伝わったはずです。後日、新聞社の方からお礼のお手紙をいただき、実際にその方も今回の寄稿で初めて夾竹桃物語の絵本を知って図書館で手に取り読んでくださったそうです。例え小さくても、小学生でも、平和に向けて戦争のことを伝授できるということを自分の身を以って感じた経験になったと思います。

また、今回の新聞掲載にあたり、絵を応募し賞をいただいたコンクールやその他様々な方面の方々に許可をとる必要がある中、新聞がどのようにして出来上がり自分のもとに届くのかという仕組みを知る機会ともなりました。絵本を読んで終わり、感想画を描いて終わり、コンクールに絵を出して賞をいただいて終わり、ではなく、自分の経験を糧にして発信する力や挑戦する力を強く感じました。彼女はその後、学校のしおりコンクールでもみんなから選んでもらい、1位をいただくことができたそうです。絵に対する追求心をこれからも持ち続けてほしいと思います。

更に同じく卒業生の小学1年生も、自分で書いた作文が「弁当の日おいしい記憶エピソード」で特別賞に選ばれました。彼は、自分で大好きなお弁当を作ってそれをお庭で食べたということを自分の言葉で表現しました。言葉は巧みではなくとも、人に伝われる言葉で作文を書いたことで、等身大の彼を見せることができたからこそ、特別賞をいただくことができました。コロナ禍で制限がたくさんある中、こういう時代になったからこそ不安や心配はありますが、今自分ができることを等身大でやることが何より大切だと思います。新しい生活様式のもとで、自分たちが今できること見つけ出せる力が身に付いていってほしいと思います。

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