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<こひつじかい> 春のスキーキャンプ 1日目

2016年3月29日 / 未分類

 3月25日朝6時半、朝日とともに子ども達が集まってきました。朝早くから元気いっぱいです。うれしそうな笑顔で新幹線記念撮影をして、お母様方に恒例のいってきますのハグをしたらさあ出発です。北陸新幹線「あさま」の中では、折り紙を折ったり荷物台にのぼって遊ぶなど、思い思いに元気よく遊びました。あっという間に長野に着き、無事にしなの鉄道に乗り換え、妙高高原へ向かいます。長野の駅からはもう雪が降っていて、銀世界の車窓にくぎ付けになり、子ども達はスキーをしたいと興奮していました。妙高高原駅では、ロッジ・ラーの方やコーチ達が迎えに来てくれていました。

 朝早い出発で、ロッジ・ラー到着も予定より早く、11時にはお昼ごはんを食べました。行列のできるカレー屋さんに、みんな沢山お代わりをしていました。12時からは早速スキーです。グループに分かれ、それぞれのコーチとスキーレッスンをします。さっそくゲレンデに行きお約束をうかがった後、みんなたくさん練習をしました。なんと、泣く子はいません。それよりも、転んでも怖くても、スキーを滑ることがおもしろく、滑り終わった後はいつもいつも笑顔、みんなが楽しんでスキーをしていました。前日はあまり雪がなかったのに、今日までに50cmも積もっていました。ふわふわの雪で滑るスキーは最高です。初めてスキーをする子たちも、みんな滑れるようになりました。合計二時間半休憩もせずにスキーをしていました。上級班は、何回もカプセルに乗って新雪に挑んでいます。もっともっと上手になりたい気持ちで、コーチにたくさん質問しています。そんなふうにスキーに取り組む姿を見るのは、本当にうれしいです。
  
 ロッジに帰ってきてみんなでお風呂に入り、美味しい夕飯を食べました。夕食後はみんなでお勉強です。美味しいご飯を食べて元気になった子ども達は、黙々と勉強をしていました。けんとくんは線をなぞるのがとっても上手でした。
 就寝時間になると、たくさん遊んでたくさん食べた子ども達は、あっという間にみんなぐっすりと夢の世界で、気持ちよさそうです。一年ぶりに会うコーチからは、子ども達それぞれがお兄様やお姉さまに成長していて、またこのキャンプに一緒に参加できることがうれしいと言っていただきました。そして、最初はペンギンのようなよちよち歩きのスキーをしていたお友達が、小さい子ども達をサポートして、リフトに乗せるお手伝いをしている姿は凛々しく映りました。久しぶりに会うお友達もみんな仲良く、素敵なこひつじファミリーのキャンプ生活がスタートしました。明日も雪国の生活をたくさん楽しめる日になりそうです。

<こひつじかい> 卒業遠足

2016年3月18日 / 未分類

3月6日(日)に年長さんと年中さん、小学生も加わって卒業遠足に行きました。年長さんにとっては小学校入学前の最後の遠足となります。行き先はつくし野アスレチックですが、どこへ行くのかは子ども達には内緒にしています!みんな、どこへ行くのか楽しみでたまらない様子、わくわく感が高まります。自由が丘駅に集合し、電車を乗り継ぐこと40分ほどでつくし野駅に到着です。そこからみんなで歩いてアスレチックまで行きます。アスレチックに到着すると開園時間まで少し余裕があったので縄跳びをしました。普段、お家や体操の時間に練習している通り、集中して取り組みます。わずかな時間でも1000回を超える子ども達もいて、練習の成果をしっかりと出すことができました。どの子にとっても学年の締めくくりとなるこの時期、縄跳びの飛べる回数からも子ども達のこの一年の成長、そして努力をこつこつと重ねてきたことが思われます。

 開園時間になるとチームに分かれてアスレチックに挑戦していきます。全部で50個ものアスレチックがあり、中には大人でも苦戦するようなものもありました。切り株の上を歩いたり、ロープを使いながら丸太の平均台を渡ったり、たくさん体を使います。しばらく進んでいくと池を使ったアスレチックが広がっていました。ここでは池の上での綱渡りや、いかだの上を走って渡ります。また、一寸法師のようにたらいに乗り込み、向こう岸まで進んでいきました。

 たくさん遊んでいると、あっという間にお昼ごはんの時間になりました。遠足ではいつもお弁当をいただくのですが、今日はちょっと特別で、お昼はみんなでバーベキューをします。お肉やお野菜、フランクフルトなどが段ボールいっぱいに用意されていました。焼き立てアツアツの食べ物を、みんなではふはふさせながら楽しくいただきます。午後からもたくさん動けるように、残すことなくたくさん食べて体力をつけることができました。

 お昼ごはんを食べた後はお絵かきをします。アスレチックの様子をダイナミックに表現します。人が動いているところを描くのはなかなか難しいものですが、日頃からたくさんお絵描きをしている年長さん、最近絵を描く楽しさを感じはじめた年中さんです。それぞれがアスレチックの楽しい思い出を上手に描くことができました。お絵かきを終えると再び遊びに行きます。50個のアスレチックのうちで残っているものを制覇しに行きます。フリ―フォールという角度が急な滑り台に挑戦してみたり、滑車ロープで森の中を飛んでみたりしました。そんなふうに思い切り遊んでいると、またまたお腹が空いてきました!みんなでおやつに焼きそばをおいしくいただきました。最後は全員でアリ地獄で遊びました。なかなか上がることができないアリ地獄で鬼ごっこをしてみたり、みんなで競争をしました。

 たくさん体を動かして遊んでいるうちに閉園時間が来てしまいました。どろんこになった服を着替えて帰る準備をします。帰り道はアスレチックの楽しい思い出をみんなでお話ししながら帰りました。中には遊び足りない子ども達もいたようで、子ども達の体力は計り知れません。

 縦割りのグループ活動をすることが多いこひつじかいで、いつもグループのお父様お母様役としてがんばってきた年長さん。その年長さん達に憧れている年中さん達が、今度はお父様お母様役を担っていきます。憧れのお兄さんお姉さん達に負けないよう、この一年、しっかりと活動して参りましょうね。年長さんも年中さんも、4月からどんな活躍をしてくれるのかがとても楽しみです。

<玉川テラス>本当の知力を身につけさせる方法 子育てで大切なこととは?

2016年3月14日 / 未分類

3月7日(月)生憎のお天気となりましたが、いつものように和やかでリラックスした雰囲気のなか、玉川テラスの子育てセミナーをいたしました。今回のテーマは「幸せなら態度で示そう!」です。なんだか歌の歌詞のようですが、昔から親しまれてきた歌のフレーズには、シンプルながらも普遍的なメッセージが込められているように思います。お集まりいただいたのは、園児の子育て奮闘中のお母様方。皆さま熱心に日々子育てをされています。でもだからこそ陥りがちな落とし穴に注意するために、今日はご一緒に子育てで大切なことを改めて考えてみましょう。

 冒頭で、「このセミナーが終わったときに、どうなっていたら最高ですか?」という問いがあります。皆さん、真剣な表情でご自分の答えをお考えのご様子。質問をされると、聴く側の意識が高まると思います。すぐに答えが出ないことがあったとしても、それはそれで良く、考えることが大切です。
 さて、私達が今一生懸命に取り組んでいる子育てですが、「育てる」とは、どんなことか改めて考えてみましょう。まずは「いのちの大切さを教えること」です。生きていることを感じ、生きているってすばらしいと思えるようにすることがとても大切です。自分以外、人間以外の生きているものに関心が持て、大切にしようとする優しい心が育つのです。そして子育ての目的は、子どもの自立です。自立とは、自分の身を自分で守り、世の中や人とつながりを持ち、それらの役に立つことができるようになることを意味します。親が過保護や過干渉、放任といった間違った子育てをすれば、子どもの健全な自立に問題が生じることになります。本当に子どものためを思うのなら、「かわいい子には旅をさせる」気持ちを親が持つことが大切です。心配だからといって何もかも先回りして手出しをすることは、結局子どものためにならないのです。子ども一人ひとりに人格があり、生まれながらにしてその子ならではの力を持っているもの。子育てでその力を引き出すことができたなら、きっとそれは親子にとって幸せな子育てになるはず。ではそのためにはどうしたらよいのでしょうか?
 幸せな子育ては「気付いたときから」いつでもスタートできます。親は、親とは別の人格を持つ子どものコーチになると考えてはどうでしょうか。コーチであるご両親がまずすること・・・それは、お父様お母様がご自分らしく幸せに生きていくことです。何だそんなこと、そう思われるかもしれません。けれども子どもは親の姿からたくさんのことを学ぶものです。親が精力的に精一杯精進し、家族で暮らすことを楽しんでいれば、子どもは人生をいかに生きていくべきかを学んでいけるのです。親は試行錯誤しながらもその子に合った言葉を投げかけるようにしていければ、子どもは希望をもってすくすくと成長できるでしょう。子育ては簡単ではありませんが、子どものことをよく見て楽しむように指導することが最大のポイントです。生まれながらに「出来ない」子どもなどなく、それは「やりたくない」子どもです。子どもがやりたくないと思う要因は指導する親の姿勢にあります。親が子どもに残せる最大の愛をもって、子どもを信じて一歩一歩焦らずに「一人で生きていける知恵」を授けることです。
 子どもを指導するときの「褒め方、叱り方」についても触れておきましょう。
いずれも基本は良いこと悪いことを表情や態度で示すことです。このときシンプルに伝えるようにします。褒めるとは、良いレッテルを貼ることです。ちょっとしたことでも何かが初めてできたようなときは、大げさなくらいに拍手をしたり抱きしめてあげたりして、プラス評価のレッテルを貼ってあげましょう。
 ところで、日本人は褒めることや褒めてもらえるようにアピールする(=自慢する)ことにあまり慣れていないように思いますので、練習をしてみましょう。自分を自慢する自慢大会です!趣味や自慢の一品を1分間で考えて自己紹介をします。相手の話を聞いて相手の価値観を認めます。自分のことを聞いてもらい、自分を認めてもらいます。「すごいね!」と言ったり、言ってもらえると、なんだかとても良い気持ちになります。表情が穏やかになり、心も穏やかになりませんか?まるで心のマッサージのようです。この効果を子育てにも活かしましょう。
 では「叱る」ときは?悪いことをわかりやすく教えなければいけません。幼児なら、叱られて泣いてしまうことが多いでしょう。叱った後にその子を「おいで」としっかりと抱いてフォローしてあげることが大切です。ここで泣いたままにしておくことは「怒る」です。叱ることと怒ることは違いますね。叱り方でしていはいけないのは、感情的になることと、誰かと比較することです。慌ただしい毎日のなかではつい感情的になり怒ってしまう、そんな落とし穴に陥りがちではないでしょうか?褒めるときは良いレッテルを貼りましたが、叱るときはレッテルを貼ってはいけないことも意識しておいてください。
 幸せな子育てで大切なこと、「親が幸せに精力的に生きている姿を見せる」「褒め方と叱り方のポイント」をお話ししたあとは、最近のみなさんの子育てのお話を伺ってみました。子育てでうまくいったこと、とてもうれしいことですが、普段はなかなか口に出してどなたかにお話しする機会がないものです。お稽古場や各種セミナーでも、子どもは遊びのなかで自然に学んでいけるもの、そうできる環境が大切とお話ししています。今日お集まりの皆さんにも、毎日の遊びのなかでうまくいっていることがおありのようでした。でも一般的に子育てでは「うまくいかないこと(子どもができていないこと)」を探すのは得意でも、「うまくいっていること(子どもが出来ていないこと)」は探しにくいのではないでしょうか。ここは是非意識をもって、子どもの「出来ないこと探し」をする目を「出来ていること探し」の目に切り替えましょう。出来ないことにばかり目がいくと、子どものやる気を損ないかねません。出来ることを探す目を持てば、子どもの自発的な成長を待つことが今までより楽になるはずです。そんなお母様の視線や表情は和らぎ、子どもはその変化を敏感に感じ取るものです。出来たことを認められた子どもは親に愛されていることを肌で感じ、生きるエネルギーをパワーアップさせることができるのです。自尊感情の高まりが「やる気」の循環を良くします。そういった子どもの様子がお母様をさらに優しい表情にしてくれる、子どもに任せておけば自分の力で育っていき、自然と「幸せな子育て」になるのです。しかしこの「子どもに任せる」ことの難しさ!でも大丈夫、この難しさに気付くことが大切なのですから。特別ではない身近なところで、例えばお手伝いを通して「出来ること」を引き出していってはどうでしょうか。いずれにしても、長いスパンで子どもを見守る気持ちを忘れないでください。
 幸せな子育ての落とし穴についてもう一つお話しましょう。子どもを褒めるときに「いい子ね」「えらいね」という言葉で伝えると、子どもが親が喜ぶような「いい子」を演じるようになり、自分を見失いかねないということです。幼い子どもにとって親が喜ぶ姿ほどうれしいものはなく、親を喜ばそうとがんばります。そうして子どもが親を喜ばせてくれたときには、「手伝ってくれて助かった」「片付けてくれて嬉しい」「待っていてくれてありがとう」など、その喜びや感動をそのまま言葉にしましょう。親からこういった言葉を聞いた子どもは自分に親を幸せにする力があると知り、褒められるよりもはるかにポジティブな感動を覚えるものです。そしてこの感動が、もっと自分の力を試してみたい!という原動力につながり、その積み重ねが子どもの可能性を開花させていくのです。
 繰り返しになりますが、一生懸命に子育てをしているつもりでも、陥りかねない落とし穴があります。だからこそ、今日のような機会をうまくつかって、ときどきご自分の子育てを振り返ったり、試行錯誤しながら丁寧に進んでいくことが大切なのです。不安や心配もあることでしょうが、一ミリでも前に進もうとするプラス思考で、どんな世の中であっても誠実に堅実に努力を惜しまない事を心に留めていれば、それぞれの幸せな子育てができることでしょう。
  セミナー後の受講者アンケートには「叱り方がわかり、日々の子育てに役立てたい」「良い子という言葉でしばらない、伸ばせるほめ方を意識したい」「ママが良い表情でいる大切さがわかった」「自慢する気持ちよさ、褒められる喜びを学べた」「子どもの小さな成長を見つける幸せ、わくわくする気持ちを思い出せた」「子どもに伝えたいのは愛なのだと改めて気付けた」といった感想が寄せられました。また別の切り口から、子育てについてご一緒に考える機会をつくって参りたいと思います。それまでの子ども達の成長ぶりを伺うのが、今からとても楽しみです。

玉川高島屋S・C「玉川テラス」にて

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