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【ワジック教室・食育】第4回は和風ハンバーグ御膳

2025年10月19日 / 未分類

秋コース4回目は、旬の色々な種類のきのこをたっぷり使って、和風ハンバーグ御膳を作りました。

献立

◯蓮根ハンバーグ〜色々きのこ餡かけ〜
◯ほうれん草の胡麻和え
◯金時草のお浸し
◯きのこのお吸い物
◯羽釜ご飯
◯旬の果物「柿」

今日の主役は色々な種類のきのこです。
しいたけやえのき、しめじなどのきのこは知っている子が多かった一方、ひらたけや柳松茸、茶色のえのきやとき色のきのこなどはほとんどの子が初めて見たようでした。見たことがないきのこにみんな興味津々で、触ってみたり匂いを嗅いだり、傘を差すように持ってみたりとじっくり観察しました。観察した後は、きのこを手で割く作業をします。
こんな風にやるんだよ、と実際にやって見せながら教えてあげると、小さい子たちは楽しそうにどんどん割いてくれました。どのくらいの大きさにするかを伝えるときに「小人さんのお口に入るくらいの大きさにしてね」と言うと、自分の口を大きく開けてみて比べている子もいました。

一方大きい子チームはその間にほうれん草を茹で、胡麻和えにするために胡麻をすってくれました。茹だったほうれん草を取り出し、うちわで冷ますのは小さい子たちの役目です。白い湯気が見えなくなるまで一生懸命扇ぎ、冷めたら水分を搾ります。搾って出てきた汁を見て、「緑色だね」と教えてくれた子がいたので、その後に茹でた金時草の茹で汁と見比べてみました。金時草は茹でる前は片面が紫色、もう片面が緑色ですが、茹でると葉は緑色になり、茹で汁が紫色になります。同じ葉物でも全く色が違い、みんな興味深そうに見ていました。

次はいよいよハンバーグ作りに入ります。
最初にお兄さんとお姉さんが切ってくれたレンコンを、1人1つずつ袋に入れて上から麺棒で叩いて潰しました。「まずお兄さんとお姉さんが見本をやるから、よく見ていてね」と言うと、小さい子たちもしっかり見てくれて、スムーズに作業が進みました。麺棒は全員分なく交代で使っていたのですが、待っている間に肘で潰すことを思いついた子もいて、工夫をしながら楽しそうにやっていました。レンコンが潰れたら、今度は袋の中にひき肉を入れて揉んでいきます。レンコンの白とお肉の赤色が綺麗に混ざるように揉んでねと伝え、それぞれが自分の分をよく見ながら揉んだら、ハンバーグを焼く準備ができました。

きのこの絵本を読み終わる頃には、ハンバーグが焼ける良い匂いが部屋中に漂っていました。早く食べたい気持ちを我慢しながら、配膳に取り掛かります。料理が盛り付けられた器を順番に運び、正しい位置に並べていきました。全部の準備が整ったら、みんなで手を合わせて「いただきます!」見たこともないきのこがたくさんありましたが、あんかけにしてハンバーグにかけると、みんな美味しそうに食べていました。ハンバーグや胡麻和えが特に大好評で、おかわりをする子も多く、旬の味を存分に楽しむことができました。

2025.10.18の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251018「和風ハンバーグ御膳」

【五感磨き遠足】稲刈りに行ってきました!

2025年10月18日 / 未分類

広尾教室前から、大型バスで神川町新宿へ向かいます。バスの中では、朝ごはんの話やしりとりをしたり、折り紙でミャクミャクやカラスを折って楽しく過ごしました。みんなが6月に植えた苗がどのくらい成長しているかとても楽しみにしていました。みんなより背が大きくなっているのか、何色になっているのか考えてみました。後で実際に見て確認することにします。

田んぼに到着すると、6月に自分たちで植えたよく育った稲が一面に広がります。
6月に植えた苗が、7,8本の稲に成長します。その成長には、水、日光、雨、風など多くの自然の要素が必要で、たくさん栄養を吸収し大きくなりました。農薬や肥料は一切使っていないお米です。そんな話を聞いた時からどんな味のお米だろう?と今からわくわくどきどきです。
また、ハッピーヒルというミャンマーと日本のお米の良いところを合体した珍しい種類のお米を紹介していただきました。

鎌の持ち方の注意や稲の刈り方をみんなで確認してから、1人ひとつ鎌を持ち、早速稲刈りスタートです!
同じ場所に植えてある一束を、鎌とは反対の手でしっかり持ち、鎌でぎこぎこ刈っていきます。しかし力の入れ方や鎌の持つ位置がなかなか難しかったことから苦戦していたようですが、年長さんは1人でも一生懸命刈っていました。

稲刈りと言っても刈るだけではく、お仕事がたくさんありました。刈った稲を運ぶ、稲をまとめて、干す。お仕事がたくさんある分、人それぞれ得意なお仕事がありました。刈った稲をせっせと運んでくれる人や、声を掛けながら干すお手伝いをしてくれるなど、自分ができることを精一杯取り組みました。働き者だね!力持ちだね!と声を掛けるとさらに力が入り、汗だくになりながら頑張りました。

今回私たちは、自分たちの手で刈り、干すところまでを行いましたが、農家さんは機械を使い、刈るところから稲をまとめるところまで、とてもスピード良く、それはまるでスーパーマンのようでみんな興味津々。こまめにお水休憩を挟みながら、機械と一緒にお仕事を1時間以上続けていると、田んぼの3分の1ほどは刈ることができました。
田植えの時に、ロープに合わせて綺麗に植えることができたので、今回の稲刈りでも、私たちも機械も綺麗に刈ることができました。

稲刈りのお仕事を終え、次は、お弁当の時間です。たくさん働いてお腹はぺこぺこになりました。お仕事をした後のご飯は、いつもよりずっと美味しく、みんなパクパク楽しく食べました。ご飯を食べ終わると、お絵描きの時間です。目の前には、刈られる前の稲、刈られてまとめられた稲、干されている稲などいろんな状態の稲を見ながらお絵描きをしました。

最後は田んぼのあぜ道を探検します。狭い一本道をバランスを取りながら進んだり、刈った後の草が伸びたツンツン道を通ったり、小川をとび越えたりと楽しく進みます。一歩踏み出すたびにバッタやカエル、赤とんぼ、クモ、てんとう虫もどきなど生き物たちも動き回るので賑やかな探検になりました。ゴールのバスのまわりは一面コスモス畑です。コスモスは背が高く、子ども達はコスモスの迷路に入ったようでした。

バスに乗り、稲刈りを一緒にして下さった方々に挨拶をしながら出発します。着替えを完了させるとバスの中はからすのパン屋さんになっていました。からすが運んできてくれる美味しい蒸しパンをみんなで食べました。
雨の心配も無くなるくらい晴天の中、6月に自分たちで植えた稲の苗が、大きく育ち、自分たちで稲を刈りに来ることができました。田植えから稲刈りまで自分たちで作業したお米がどんな味なのかとても楽しみです。

2025.10.18の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20251018_稲刈り遠足

【世界一大きな絵】大阪・関西万博でお披露目されました

2025年10月14日 / 未分類

2025年10月13日、半年間に渡り開催された大阪・関西万博が閉幕致しました。
今回、K&R ACADEMYの子ども達は、世界一大きな絵を大阪・関西万博でお披露目するという大変貴重なお役目をいただき、「世界一大きな絵 EXPO2025」が開催された8月18~22日5日間と10月1日都民の日に万博会場へ行ってまいりました。


「世界一大きな絵プロジェクト」は各地域で描かれた絵を繋ぎ合わせ一枚の大きな絵を完成させ、未来を担う世界の子どもたちに国や宗教・人種を越えて共通の喜びを分かち合う体験を通じて、平和と共生の価値を伝える活動です。これまでもパリオリンピックや広島被ばく70周年の式典、沖縄平和祈念式典で披露されてきました。K&Rの子ども達も世代を越えて、この活動に参加し沢山の絵を描いてきました。

夏休み5日間、早朝から万博へ通う日々を過ごしました。世界中の子ども達が一生懸命描いた絵をたくさんの方に見ていただこうと、「世界一大きな絵を飾っています!時間があったら是非見に来てください!」と声をかけました。初日は恥ずかしさやどのように伝えたらよいかの迷いもあった子ども達ですが日を追うごとに「見てほしい!」という気持ちをしっかりと言葉で伝えられるようになっていきました。一度の並べられる数に限りがあるので、時間ごとに数枚ずつ絵をかざります。広げるときにもたたむときにも、みんなで声をかけあい素早く絵の入れ替えをしていきました。自分たちが描いた絵だけでなく、世界中で同じように描いた絵を目の前にして、「こんなに沢山の子ども達が絵を描いたんだ!」「会ったこともない子も同じことをやってたんだね」と生き生きとした笑顔が輝いていました。

最終日は日本文化を伝えるブース展示と大きな絵のまわりをお神輿で練り歩くというイベントも同時に開催され、折り紙でミャクミャクの独楽を教えたり、ワジック教室(食育)の「ワかるた」から好きな札を1つ選んで作ってもらいました。中には海外からの方、耳の聞こえない方、車いすの方もいらっしゃいました。そんなときにもどうにか伝えよう!と身振り手振りでコミュニケーションをとっていて、子ども達のもつ、素直で柔軟な行動力が発揮されていました。
また、御神輿は2024年の能登半島地震で被災した珠洲市からやってきたもので、今回のために丁寧に修復されたそうです。そんな大切な御神輿の練り歩きということで、子ども達も「わっしょいわっしょい」と大きな声をだして応援しました。

この日の東京は雨模様だったようですが、大阪は快晴。大きな絵を広げるには最高のお天気です。早めに万博会場に到着し、綺麗な日の出を万博会場内で迎えました。
アリーナ会場は大きなステージがあり、その前が広い芝生の広場になっています。これから芝生の上に世界中の子ども達が描いた絵 124枚を広げていきます。
今回は エジプトの55の学校から届いた絵と、日本各地の子どもたちが描いた絵、世界中の子ども達が描いた絵 合わせて124枚を展示します。
何もなかった芝生に一塊の布が運ばれてきました。一つ5m×5mの絵を12枚分縫い合わせた布の塊です。随分な重さがあります。みんなで力を合わせ向きを調整し、声をかけながら一折りずつ広げていきます。縫い目が解けないように気をつけながら広げます。広げた一枚には5月に大阪でみんなが描いた絵もありました。自分の描いた絵との再会に「私の絵」「ぼくの絵」と大喜びです。124枚全ての絵が全て広がり、緑の芝生は絵でいっぱいになりました。


完成式前に、式典に参加されるエジプト大使ご夫妻にご挨拶に行きます。ステージ裏で大使夫妻はにこやかに子どもたちを迎えてくださり、準備して持って行ったツタンカーメンのお面やピラミッドなどの絵をプレゼントすることができました。
式典では、1996年にバングラディシュから始まった世界一大きな絵プロジェクトのこれまでがスクリーンで流されました。世界の子どもたちが絵を描いている様子、広島被爆70周年のイベントや昨年のパリオリンピックでの様子も見ることができました。パリオリンピックの会場、気球の広場で広げられた際の映像には2020年にK&R ACADEMYの子ども達が描いた1枚も映し出され「本当にパリオリンピックに行けたんだ」と自分たちの絵が世界を旅しているという実感を得ることができました。

今回のイベントも世界平和を願うもの。次は御神輿で世界平和を願います。ステージで本格的な神事を行い巫女舞も奉納。その神様を神輿に乗せ、6基の御神輿のパレードの始まりです。この御神輿は日本全国各地からきたもので中には8月のフェスティバルステーションでご一緒したもの一基もあります。イベントが始まる前にはお話しすることができ、子どもたちがお教室で作った御神輿の写真を見てもらいました。御神輿パレードでは、我々も法被を着て御神輿と共に会場を歩きました。

大役をしっかりと果たした子ども達、お仕事を終えアリーナから一歩出ると、そこらじゅうに人がいっぱい。人にぶつからずに歩くのも大変なくらいです。朝とは違う満員の万博会場を体感しました。最後に大屋根リングの芝生の上から万博会場を見渡します。たくさんの人との出会い触れ合いがありました。世界を舞台にした平和活動を見るだけでなく、描いたりお仕事をしたり、自分たちもその一部となって参加できたことは、とても良い経験となった事と思います。

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