<五感磨き遠足>冬探し遠足に行ってきました

2022年2月20日

《雨上がりの公園》
お天気の心配はありましたが、てるてる坊主パワーで集合時には雨も止み早速、多摩川台公園・せせらぎ公園へ分かれて探検に出かけました。

多摩川台公園の探検では、春の訪れを感じる変化を探しました。紫陽花はまだ木だけのさみしい姿ですが、近づいてよくよく見てみると蕾を見つけます。子どもたちも、あ!これつぼみだ!これは大きくて開いてるよ!とアンテナを張っています。
ディプロキプティスという恐竜の名前のような植物もありました。
さるすべりや、どんぐりも見つけました。
池のあるところでは、この季節なので覗いてみても生き物は目に止まりませんが、冬眠している生き物がいるだろう、とじーっと池を凝視している子どもたちの姿は研究者のようでした。

 せせらぎ公園でも春の訪れを感じる植物を沢山見つけました。雨上がりの公園ならではの水たまりや、太くて大きな根っこを超えながら散策していくと、椿の蕾や梅の花、紫陽花に小さな芽が出ているのを発見しました。
 さらに進むと池には沢山の鴨が泳いでいて、スイスイ泳ぐ鴨の泳ぎ方をよく観察したり、池に何羽いるのかみんなで数えました。

《チームに分かれて大倉山公園へ》
 次は大倉山公園を目指し多摩川駅をスタートします。
少し歩くと、歩くのが速い子と遅い子ですぐに差ができてしまいます。ペアを組むことにしました。
年上のお兄さんやお姉さんが年下の子とペアを組んで、手を引っ張っていってくれます。
年上の子たちは、ただ自分だけできれば良いのではなく、自分ができる分だけできない子を助け、ついていく側は年上の背中にしっかり追いつこうと、お互いが協力します。
普段歩くスピードよりずっと速くても、周りに合わせて歩こうとするだけでペース良くどんどん進んでいきます。
横断歩道を渡っている間に信号が点滅したら走って急いで渡る、向かいから人が来たら端に寄って相手が通りやすいようにする、といったマナーを学んでいきます。
広い道や狭い道、橋を渡ったり、坂を上ったり下ったり、さまざまなところを歩きながら子どもたちはかなり長い距離を、誰一人として泣くこともなく歩ききりました。
疲れていても、あの看板まで走ろう!あの信号は絶対渡ろう!特急列車で!という声掛けひとつで楽しそうに走り出す姿が見られました。

《電車で向かうチームも》
 キンダーさんたちは一足お先に電車に乗って移動です。徒歩で公園を目指しているお兄さんお姉さんたちにも負けないくらいキンダーさんたちも頑張りました。切符を買い、改札を通り、行き先や急行が止まるか確認する等、キンダーさんにとってははじめてのことが沢山です。注意のマークがついているポスターを見つけると、そこに描かれている絵から何に注意するべきなのかを推測し、話し合っている姿がみられました。電車に乗る時は降りる方を優先することや、優先席に座る方のお話など、電車に乗るときのマナーなど沢山の学びがありました。
 公園に行く途中ではスーパーマーケットにも寄り、この間の食育で使った食材を見たり、お会計、袋詰めなど一人ひとり自分たちの役割を見つけ責任を持って取り組みました。お買い物を終え、急な坂を登り終えると公園が見えてきました。沢山歩いた後のおやつは格別です。
 まだ梅は満開とまではいきませんでしたが、今にも咲きそうな蕾の香りを嗅いだり、咲いている梅を観察した後はいつもより水量の増した小川に行ったり、泥だけになるまで全力で遊びました。
年中さんチームは、日吉駅まで歩き、そこから電車で向かいました。日吉駅までは年中さんが交代で先頭の運転士役を担ってくれました。到着した時にはとても達成感、充実感に満ちた表情をしていたのが印象的でした。

《隅から隅まで堪能》
最後の新1年生、年長チームが公園に到着したら待ちに待ったお弁当タイムです。梅の木に囲まれて、みんなで円になって食べ始めます。8時の公園探検からノンストップで動き続けていた子ども達は「いただきます」と同時に、本当に美味しそうにほお張り始めました。食べ終わるとみんなで公園で遊び始めました。大きな公園で園内を一周できる公園でした。園内を周回する子や鬼ごっこをする子、お姫様ごっこをする子などそれぞれがやりたい遊びを思いっきりしました。一通り遊ぶと冒険に行くことにしました。公園には、一周する道以外にもたくさんの脇道がありました。その道は、山道のような急な階段が続いていて、周りには大きな木がたくさんありました。どこにたどり着けるだろうとワクワク歩いているとお昼ごはんを食べた場所に戻ってきました。戻って来たら今度は、公園内にある池で釣りの時間が始まりました。長い枝を持ってきて釣り竿に見立てては、池の中に浮かんでいる様々なモノを釣り上げました。枝や葉っぱを釣って魚が釣れたと大盛り上がりで喜ぶ様子に、子ども達の遊びを生み出す力は底なしだと再確認しました。釣りタイムが終わるともう一度みんなで冒険をして、お菓子タイムに入りました。持ってきたお菓子を食べ始めました。自分が持ってきたお菓子も他の欲しい子にあげたり、自分からお兄さんお姉さんにあげたり、みんな優しい心を持っていました。お菓子タイムが終わると片付けをして、梅の木の前で写真を撮り、荷物が置いてある田園調布せせらぎ館に戻りました。

戻って来たら、ポンキーとしおりを持って梅の木を描き始めました。例年は梅の木を目の前に描くのですが、雨で地面が濡れていたため公園では目に焼き付けるだけに留め、帰ってきてから梅は何色か、木の形はどうなっているかなどを考えながらそれぞれの梅の木を描きました。その場でしおり2枚分を使いながらダイナミックに描く子もいました。絵を描く時間が終わると一日遊び続けて泥んこになった服から、綺麗な服に着替えました。

《アルバム》
2022.2.20の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R 冬探し遠足 20220220
閲覧期限:2月26日

磯邊季里 @ 2022年02月20日 18:44 コメント: (0)

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